階段から落下して頚椎の3番4番の損傷。
救急病院に運ばれて二ヶ月弱の入院。
重度頸髄損傷で自分では動くことができないのに、
救急病院では処置することが無くなると退院を余儀なくされます。
退院した足でリハビリ専門の病院に転院。
リハビリでは最長の180日間の入院となりました。
尾籠な話になりますが、
看護師・介護士の入院患者相手の仕事で一番大変なのはシモの世話でしょうか。
私もそうでしたが、動けないのですから必然的にシモの世話が必要になります。
小便は重症の方から尿カテーテル、導尿、尿瓶といった順番になります。
勿論、紙オムツか紙パンツを使用しています。
身体の動けない状態での入院生活ですとほぼ便秘になります。
大便が数日間出ないと浣腸をします。
座薬を使用しますが、数時間で見事に効いてきます。そして、紙オムツの中に排便。
入院当初はものすごく屈辱的に感じたものです。
特に若くて美人の看護師に座薬を入れられたり、紙オムツを替えてもらうときは。
リハビリ専門の病院に転院してから病状は少しづつ回復してきましたが、
尿カテーテルが導尿になり、やがて尿瓶に変わったくらいで便秘は相変わらず。
睡眠の前に強烈な下剤を飲むのですが一向に効き目はありません。
結局、排便は前の病院と同じように数日置きに浣腸です。
入院生活は長くなっていましたが、紙オムツの中への排便にはいつまでも抵抗が付き纏いました。
便秘の辛さを熟知している看護師・介護士は、
嫌な顔一つしないで紙オムツを替え、お尻をキレイにしてくれるのですが。
あるとき、座薬でも便意を催さず一週間ほど便秘をしたことがありました。
その間も食べているのですから腹は張ってきます。
そして…夥しい量の便が出ました。紙オムツに入りきれないほどです。
背中の方まで回ったみたいで、自分のことなのに臭くて気持ちの悪いこと。
とても一人では処理しきれないようで看護師と介護士の二人での始末でした。
仕方のないこととはいえ、申し訳なく情けない気分でした。
そんなときの看護師の一言。「沢山出て良かったね」。
介護士の一言。「私はウンコのプロだから、始末は任せておいて」。
二人ともにこやかに対応してくれました。
心底から言っているのが伝わってきて、気が楽になりました。
長い長い入院生活で一番印象に残った日です
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