土星を、手持ちのコリメート法で写してみたけど | 明日、天気になぁれ

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日常感じたこと、思ったことを綴った雑記です。

こんばんは・・今年の夏の夜空では、火星が大接近したことが話題となりました、今でも火星は明るく輝いて見えます。

 

そして、実は、今の夜空には土星も見えているのです。

 

もともと、けんさんが月を写す方法として使っている、望遠鏡ののぞく所にコンデジのレンズを合わせて写す、手持ちコリメート法・・火星はなんとか写った・・では、土星はどうなるだろうと、無謀にも火星より遠方にある土星を手持ちコリメート法で写すことを試みました。

 

結果を先に・・・トリミングなどしてない写真・・土星が太陽から遠いため、暗いので、倍率はむしろ下げています・・倍率を上げるほど暗くなるからです。真ん中付近に小さく写っています・・小型の望遠鏡で見たときのイメージに似ています。

 

 

望遠鏡の方の倍率を上げると、手持ちコリメート法ゆえの望遠鏡の揺れが拡大されて、まともに写るレベルじゃないので、コンデジのズームで拡大したうえで、トリミングしています・・

 

 

土星には輪がありますが・・楕円形に見えるのは、輪が写っているためです・・・そして、よく見ると、真ん中が明るいです・・土星本体です・・そして、土星本体の回りに暗い部分がありますが、これは輪と土星本体の間のすきまです・・望遠鏡を使って目で見ると、はっきりと分かるのですが・・手持ちコリメート法の限界もあり、ぼやけて写っています。

 

ただ、撮影前は、ここまで写るとは思ってもいませんでした・・小さな望遠鏡で見た土星のイメージ通りに写っているからです。これも、デジカメが高い感度に設定できるため、暗い星でも速いシャッター速度が使える・・それで、手持ちコリメート法の揺れによるぼけをある程度防げたのです。

 

もちろん、本格的な望遠鏡にカメラを固定して写せば、鮮明に写るんだけど・・けんさんの入門用望遠鏡が片手で簡単に持てるほど軽量なのに対し、本格的望遠鏡は、十数Kgから数十Kgもの重さのものが多いです・・しかも組み立てないといけません・・ベランダにさっと置いて撮影・・なんて使い方はできないですね。

 

 

土星を写すにあたって・・私の望遠鏡の特徴でもある、対物レンズ交換をして、いつも使っている6.5cmのレンズから10cmのレンズにしました・・これは、大きなレンズの方が光を多く集められるので、明るくなるからです。

 

 

左の筒の大きな方に星の方に向ける対物レンズがあり、右の細い所に目でのぞくための接眼レンズをセットします。10cmのレンズにした状態の写真ですが・・望遠鏡全体は軽くても、レンズが大きいと重たい・・ゆえに、重心が対物レンズの方に偏るので、重量バランスを考慮して組み立てます。

 

望遠鏡の倍率は、接眼レンズを交換して変更しますが・・けんさんの望遠鏡は変わっており、接眼レンズが2つあります・・そのままでは倍率は2つしか使えないのですが・・倍率を2.2倍にするバローレンズと拡大率をアップするエクステンションチューブを組み合わせる方法で、たくさんの倍率が使えます。バローレンズで倍率を上げる方法を最初から使う望遠鏡はあまり聞いたことがなく、この望遠鏡の特徴の一つでもあります。

 

最後に、夕日の写真・・だいぶ沈む位置が南の方へ動いています・・太陽高度は下がってきているのですね。

 

 

 

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