ある愛の詩

この時代が青春時代と言うだけで、当拙の年齢がバレてしまう、バレてしまうと「良い歳こいて、清き恋を語るか？」批判が来る前にして恥ずかしさで事を告る、手も緩む。そう、今、この曲をnibuyuki tujii氏が奏でたら、どんなロマンを受け取るのだろう？。そんな事を考えていたら、一気に当時を思い出した事がある。ほんの短い「ある愛の詩」だ。
当時は、日本に限らず世界中が映画低迷期で、今までの映画コンテンツが、各家庭のテレビが引き継いで映画は、新しい映画コンテンツを求めて奔走？迷走？していた時代。パニック映画、恐怖映画に、いわゆる大人映画、にと必死に藻掻いていた映画歴史の一時代。そんな時に、テレビコマーシャルに流れた「愛とは、決して後悔しない事！」のキャッチフレーズの「ある愛の詩」映画であった。キャッチフレーズは、老若男女の心に羨望を植え付けた。
名古屋企業の新入社員として詰め込み教育期間だった吾輩は、植え付けられた羨望を身近にする為に、サウンドトラックやアンディ・ｗのレコードを毎日聞いていたものだ。そんな折、丁度、仕事を、終え、寮に着いて、ラジオスイッチを入れて聴こえて来る「ズビ、ズビ、ズン、パ、パ、パー」から始まるＤＪ「ＦＭバライティー」この地に来て、いつの間にか愛リスナーに成っていた。パーソナリティ青木小夜子さん、今もハッキリ忘れずにいる。
まあ、年代、年齢上も恋愛に憧れる歳であり、この大と会での恋愛にも、ほんのりと期待してた心中に刺さす、あのキャッチフレーズと同調して増幅したリスナー投稿が流れ、刺した箇所に着陸した。
ライアン・オニール、アリ・マッグローの二人が演じる物語は、死して後悔しない、愛の貫きだ。まだ、映画は見ていないが、出版本からマスコミ、既にストーリエンドは解って、尚も映画興行も大成功を歩んでいる物語、そのままに、「そんな、偶然が？現実社会に？」ある種、恋愛トラウマになるほどに、心に留めてしまった。自分で言うのも、、純だった～？今、考えると、果たしてノンフィクションだったのか？フィクションだったのか？当時のラジオ投降からして、今のＳＮＳのような捏造話も詐欺国敵のような投稿も未熟で無かったと信じるが、当時のパーソナリティやスタッフの感想は、今にしてどうなのか？知りたい処でもある。
話は、当時、隆盛なモータリーゼーション下で死亡事故も激増の中、ご結婚後、間もない新郎さんが交通事故に遭って亡くなってしまった事、生まれて間もない赤ちゃんがいた事。母となった新婦さんの余りの絶望感で落胆し、憔悴と世と生にピリオドを口にする新婦を見張りながら元気付けを周りがしていた事、だがある日「○○さんの居ない世で生きられない、○○さんの許に行きます」の遺書を残して、赤ちゃんを残して逝ってしまった。もちろん言葉は正確ではない。内容の些少は違うだろう、けれども当時の、「ある愛の詩」との遭遇も相まって衝撃増幅で、絶句の涙を流した。新聞にも掲載されたという事故、そして地名「春日井市」そして、地名が恋愛の憧れを頭に呼び寄せる存在になった。そして住まい探しでも誘導された。愛の物語と土地柄は関係ないのに、そこに住んだからと言って、同じ愛に出会う事も無いのに。そんな事は、解っていても、このストーリーを失いたくない為に「春日井」の名の近くに居たかった。、、子供だね？でも、その頃から、子供に大人の衣を身に付けて大人になりたかった信念は、警戒して純を無くした大人になる事を拒んでいたから、その土地で、そんなストーリーを作れる相手探しをしていたのかも知れない。このラジオのストーリーが唯一無二に近い話とするなら、そんな想いだけで掴めるはずも無いのに、でも自分一人では掴めない世界に、そこに住んで探し求める。結果、探し切れなくても、それを笑い忘
れる心には成り果てなかった。自分の中で「決して後悔しない事」同様に貫き通している、と来た。
今、の汚れた頭脳で思い返すと、「あの投稿は、自分浮上の為の作文」となってしまう処だが、内容を疑いはしない。若者は、皆、希望で生きていた時代で、フォークからニューミュージックの自己独善を作った時代だったから。そこから成長してきた日本と我らは、話を疑いもするし、今、このような判断をする新婦がいるか？ほぼ皆無だろうなあ。結局、世が進み歩むと言う事は、このように、命の価値も判断も変わってしまうと言う事か？自分はシッカリ変わらないつもりの芯太と、貫いてきたつもりも自分にシッカリ裏切られていた感じさえする。そうなんだよなあ。あの頃は、愛と死を見つめて、死で貫く人もいたんだっけ。ある意味「ある愛の詩」よりも衝撃だったこの話その後、自分には、土地名「春日井市」の印象を深くして、５０年住む事の判断になった。
この話の土壌の香り、咲く花の香りが想いに漂ったからだ。心の中に残ったものか？頭の中に残ったものか？自分には判らないが、無い香りを求めた５０年の暮らしだったのか？さえ判らない。ただ、話として、それだけの浅い話でしかないが、自分的に命の美し色、愛情の香りと花園の居心地は５０年も生き、頭に存在し続けた。独個かも知れない美意識として。幸なのか？不幸なのか？