日本の経済の停滞理由と成長方向の導き　３

だが、見方を変えれば、日本企業は、労働者に頭が上がらない状況を続けていると言う事にもなる。こんな聞き分けの良い労働者を持つ日本企業は、それだけで＋αの力を持っていると言える。その恩を何時、企業は労働者に返すのか？この言い方の方が、よっぽどの労働者味方で加勢で有ろう。企業の立場労働の立場、人権利としては平等でも、共に大事な事は、分相応の考え方と行動の仕方だ。これまでの日本企業は世界構造で見れば、サプライヤー立場だ。下請け工場が親会社を超えようとすれば、無謀、暴挙の二言だ。バブル経済破綻から、日本企業は学び、日本企業も地位向上を成せる業と実績を積んだ。
これからは、世界唯一無二、欠けたら世界の歩みが止まる、未来へ向けて主導して行く企業力、着々の肉付けを目標にし歩む道も理解して来たと思っている。そう、リアルでは、日本んは世界第二位の経済大国で、眼の先には、ＵＳＡしか居ないのである。二位でサプライヤーでは、何の主張を言う事も成す事も出来ない力関係が続いてしまうと言う事だ。仮にここで給料を上げる、と言う事は、世界一の給料取りに成ると言う事。日本企業は、その大きさと実力で世界をリードできるか？リードする様に成るのが日本の本当の課題なのだ。その資格が出来た令和の４年５年、この以降も。言うなれば、日本の為に、世界の為に、の両輪を回して給料も上がる、なのだ。荒唐無稽ではなく、極めて理屈です。そこから何の懸念も無く、ひたすらの労働環境改善も実現できる。これは日本の立場からの進むべき事であり、手の伸ばした先にある地位だ。

―その前に、投資家と言う階級の思考世界

こうした地位に日本が位置しているから、その立ち位置上地位、当然に学ばなければならない事は多い。その中でも、日本の苦手も乗り越えないといけない。苦手と言う言い方も当たらないかも知れないが、「大金持ちの人達との付き合い」投資家と言う得体の解らない生物との付き合いだ。世界どの国も、この大投資家にはアンタッチャブルで距離を取る。まるで世界のどこに住んでいるか？解らないような宇宙人として、国の予算を切り盛りするより遥か大きくて、触って解らない生物、機嫌を損ねないように気遣う神様扱いして、しかも怖い恐れ抱く人たち、大投資家。この人達を理解して行く必要と、理解してからしか世界リーダーの立場に居座れない。
この条件も大事だが、案外、各国リーダーが距離ばかり取って、実際の人柄、考え方に寄り添ってこなかったと言う面、非常に大きかった気もしている。大金を持っているだけで怖さを持つ人。そんなレッテルで仮想イメージで投資家が存在していたこれまで。実質、分相応を建前に、金？投資の方向をコミットして行かないと、ある意味、これより先は核爆弾よりも怖い存在で、威力を増すばかりに成ってしまう。猫の首に誰が鈴を付けるか？の意味で、投資研究も投資家研究も成さねばならない。
こんな話、隠れた存在でしかなかった投資家。クシャミ一つで景気を変えられる投資家、そんな仮想でも恐い投資家を理解して行く事も、経済大国の役目でも有るし、そこまで気遣わなくても？なのかも知れないが、重要な事を前提に言うと、「景気をコントロールする」大きな事を言う人。経済のスペシャリストを称され卒業し正論を話す人の中で、投資家について話す人は居たか？」を言いたい。景気の上下に、ほぼダイレクトに近い力を発揮する投資家名予想をする人は居たか？景気の要は、投資家の筈だが、その景気話に投資家名を出さないのは？それだけで信憑性は薄い経済話。と言事だ。景気を語る時に、いつもいつも、主役の投資家を外して論じて何の意味が有ったか？無い！一言だ。
と、文句を言おうにも実の処、金も持たない者は、こうした投資家には有った事も、風聞さえにも出会わない。それだけ彼らは天井人なのだろう。人を全くも頼らずに生活出来るこのような方々を接触も無しに評するのも恐れ多いし、不適正の評しか成らないと解るが、これがなければ、経済を評してもただの嘆きにも成らず、真にも近付けぬ。ここは「真理の湧き水」が如く、想像でも仮とでも設定しつつ、幻の姿にしても、想定して置こう。
先ずは、居場所だ。世界の田舎から出でた投資家も行き着く安住地は、アメリカと言う事に成ろう。何処に行っても「僻み」の眼が有るのは確かだが、想像を超えた大富豪が世に居て、ある種の敬意の眼が有るのは、アメリカと言う地しかない。独裁国家も居心地は良くしてもらえそうだが、所詮は、同類しか馴染まないし独裁一代限りと気分やリスクは不気味過ぎる。では日本？はどうか？日本の庶民は平等感意識が強くて居心地も悪かろうし、上級的にも最後は「金で幸せは掴めない」意識も多いから、話も会話も成り立たず、彼らには疎外感しか残らないから日本を選ばない。安全がメリットの日本としても、彼らにして見ても「安全は金で買える」意識だから苦でもない。