日本の経済の停滞理由と成長方向の導き　４

そして彼らの人格や考えを想像するに、決して悪人ではない。金と色んな人間を潜り抜けて、掴んだ人生哲学も一級品と言えるだろうし、人の心を読み、人々の願いや要求を読み投資して来た訳だから、「心は有る」筈だが、一介のサラリーマンでも業務上、利を通した場合に、心を殺して違う道を選択する事はままある事。彼らの場合も業務は、金と言う帳尻り合わせが日々の業とすれば、良心から外れる事も多く有る筈で、しかし事は先行投資だから「先々で良心方向に変わる事を望んでの投資になるだろうし、投資した時点で「世の為は信じての投資」周りから見れば、金儲けの為に良心を売る人たちと映るだろうが、現れる結果において良心に叶う事を望んでいるに違いない。と言うのも、もう達観して、汚い事で儲ける必要が無い立場なのだから。如いて言えば、持ち込まれる「話の持ち込み人」が儲けに狂って良心を無くしている事は考えられる。想像すると、人の流されないように自律論理をシッカリしないと足元を掬われる、極緊張で生きる人々と言える。それに良心に投資しろ、はボランティア的でビジネスではない。故、と言う訳ではないが、疑心の投資でも儲けた金を、寄付と言う良心手立てで処した方が頭もスッキリするだろう。こうした方々に、景気の話、経済活性の話をして、どう反応するか？
「やはり、景気は生き物」と言うだろうし、「解らない」を言うだろう。でもそれは、経済の混迷期に持ってこられた問いだからで、混迷中では神様でも投資の可否は解るものではない。残念を言えば、彼らの立ち位置で、未来志向の話は、庶民レベルに降りてこないと未来投資が出来ないと言う事。逆に投資家それぞれに、金に窮しないから「未来は無い」のであって「未来を持つ」のは庶民レベルのエリート達の筈だ。そのレベルの話を大投資家に届くか？現状現在は届いていないだろう、と想像できる。
しかし、現代投資家の多くは、世界の混乱時に在を成して来た人と措定すると、現令和時代は、世代交代時であると思える。そして、現世界もコロナ、ウクライナ、で一級の混乱期。世代交代も有ろうし、新々投資家も出でる時代と想像できる。何を期待しているか？投資該当のニュースがインターネットのＷＷＷに乗ると言う事で、投資検索の時代が来ていると思ってる。まだＷＷＷは玉石混同の時代は否めないが、整備の手を経て未来情報も彼らに届き易い時代となろう。これまでの様に戦争内紛が起こると、やたら元気になる投資家の時代は、変わりつつあると信じたい。
投資家が世界で起こる戦争を利用して儲け財を成してきた時代から、変わろうとしている。今分岐点。ウクライナが負けないと言う事よりも大事は、ロシアは勝てないを事実化する事が分岐の成る。独裁と民主の戦いで、投資家が、「時代錯誤の独裁では儲けれない」事を証明できれば、民主に投資するしかなくなり、そこの何に投資するか？　残された投資事象は「未来」が残る。これは期待でもなく、趨勢予想でもなく、本来的な必然事象。波風立てて儲ける手法が無に成る、こんな方法は、もう通じなくなると言う事だ。
注目していた、これまで大投資家に、接する事の無い事から、「死の商人に近い」存在と思っていたイメージ、儲け追求の為に戦い合う両方に武器投資するような無節操さ、そんな「死商」イメージが令和の４，５年で変わる事を。平たく言ってコロナとウクライナ侵攻の結果で変わって欲しい願いも込めて、そう願う。

―親会社子会社の関係性で滞る創の事業

世界に各国はそれぞれの国事情で、経済を起爆させようとしていて、これには、教科書は無い。自分の国の事情を濁りない眼で見て分析し、それぞれの国事情の負を取り除きつつ、活の火入れを行う、に尽きる。では、我が日本はどうなのか？先述の、低賃金問題やら、労働者の条件優遇のご機嫌取りで、景気に火が着くのか？ノーだ。
まして、日本以外からの景気活性術を持って来て他国のように、などとコメントするのは、日本国民を下に見ていると言うか、日本人でありながら日本人庶民を知らな過ぎる、と疑うし、日本庶民の暮らしをしていない上級国民と言わなくてはならない。
先述でも言ったように、日本人はその教養から、感覚も優秀で、行動には感情ではない理由がくっつく。例えば、親会社子会社の関係も、親が困れば子が助ける。親会社の賃金を子会社は越えられない、とか、別に親会社の圧力は無くても無言自粛してしまう。要求された品種以上の物を作って貢献とする。コストダウンの要求にも、反発無く知恵で乗り越える。家族的付き合いは「浪花節」と言われ様が続け