独裁の心は、誰もが持っている心　１３

ここで考えなければならないのは、これらに打ち勝ち、個々、個人とと全体、国家地球上を平和にする手段は何か？考えられて来たようで何も考えてこなかった事。子供を教育するレベルなら、親の叱責で済むが、独裁者はそうは行かない。犬には犬を捉える方法が有る、ハイエナにはハイエナを取られる方法が有る。ヘビならヘビ。鯱なら鯱。鳶なら鳶。虎なら虎。鮎なら鮎取り。ネズミはネズミ取り。チンピラはチンピラ取りが有る筈で、この時代まで考えて来なかった。せめて彼らの放つ言葉にリベート出来る返しを、学問化して一般常識化して政治家レベル市民レベルに落下させさないと、チンピラ翻弄は無くならない。この点について「チンピラは口で自衛官には強いが警官には弱い」つまり相手の本性を知る事が抑え込む力に成ると言う事、輩出しない力に成ると言う事だ。現代に於いて、チンピラに勝つ弁論も無ければ、抑え込む弁論も無い。程度が低いと言われ様とも、彼らに勝つ、これが第一番なのだ。これにより、独裁者に群がる者たちも生き難くは出来る。
―いじめの横行が、独裁の心を下支えしている―
人の考えと言うものは、頑固、固定的なものではない、実の処、流動するものだ。男子、三日会わざれば刮目せよ！の言葉に従っても成長する考えも三日。堕けていじけた考えに成るのも三日で済む。人の考えが変わってしまう事も、人間社会の中で起こる生滅ならば、質の悪いチンピラ性根の人間は、出来る限りに於いて輩出の無い社会にしなければならない。これが防止策でもある。だが生まない社会とは？これも解っている事。貧困と差別待遇だ。この状況である個人の苛め性格と出会ってしまうと、苛める方、苛められる方のどちらかが、チンピラ性根になってしまう。だから、独裁者を出さない、独裁国家を作らせない、の命題には、「貧困の無い社会づくり」が答えをくれる筈。いみじくも現代も、あらゆる差別に対して無くす運動下の時代で、しかも独裁への抵抗気運の時代となっている。ここで一気に独裁と社会貧困と、苛めの構図などが、訓となるような倫理解決論でも出来れば、地球上も、穏やかに成るのだけれども、これはこの先の世も「願い」として掲げられる時代が続くだろう。地球社会の経済システムも同時に進化しないと不足であろうし、人の心にも「いじめはダメ、差別もダメ、独裁を作り出すから」が刻まれれるまでは、残念な事に地上社会は、葛藤として付き合って行かねばならない。解決は、一歩、一
歩の歩みとして、鈍足スピードでしか果たせない。身に染みたっ鉄則で人々に染み込まないと回避は出来ない。そうね、村の掟ぐらいに染み込まないと消せない。そんな人間の正体のメス入れだから、人が集まると生まれる軋轢だから、ここは時間が掛かっても根気よく成さねばならない。これまでのように、「こんな、解り切った事に、説教不要、自分で悟るべき事と」とある意味放任して来た、続きを行うならば、チンピラ輩出は無く成らない。世が進化するだけで、自浄が生まれるなどと考えだけはしないで欲しい。
これは、ペットに潜む野生のようなもので、条件が揃うと必然突発で出て来る人の負の本性だから。思う事がある。人の人権に触るとして説教を先送りにする人の遠慮。こういう人間関係も苛め、差別、独裁浮上心の渦巻きの中では仇としか言いようがない。仮に、苛めや差別を社会問題にして、一応の解決を見ても、事は簡単には運ばない。苛めを見て「苛めだ」と大声出して大勢に成れば、これが「苛めに変化する」差別は卑劣と、大きな輪に成れば、それが「新しい差別行為になる」　指摘や攻撃は、意味を成さない負になって、更に居心地を悪くする。そして思った事。その時に起こった苛め、差別は、丁寧にリアルタイムでダメ処遇する事。丁寧に諭して、双方の身を救う事。これが出来た時点で看過して見守る事。友人、家庭、学校、社会、大きな国関係でも、同じ処遇を成す事。先送りは罪と思うべき。様子見看過してもキチンと見守る。この気配りで社会作り、ただただ富を自由に取りに行く考えは、この先の時代では廃止にしなければならなら。利は取っても、社会に返す事。民主社会での狡、贈賄は、契約社会を壊す事。居心地の良い厳しさを一人一人が身に着けて、本当の民主社会に目指す事。富んで楽を貪るようでは、独裁輩出の時代を終わらせる事は出来ない。と思ってる。焦らずに着実にの歩調をだ。
―独裁と民主の区分は明確―
嘘と言う綻びを持つ独裁国家の運命、嘘を許さず建設を命題にした民主国家、これがハッキリした区分で区分けしてしまう理由が不可解な我ら日本人だけど、嘘をこれだけ嫌った日本でも、日常に嘘はチラホラ舞い上がっている。冗談から本嘘の世界にしないように細心を配らねばならない。国家にしても個人にしても嘘がまかり通るのは独裁も民主も無い、どちらの世界にも嘘は有るものだが、ただ民主は嘘で金が動けば罰が下る。一方の独裁は、嘘の上手下手が世渡りの成る。確かに独裁は、金本位に見れば金は嘘の