答えの出ない英霊の社　５

これ国民の気遣い。何時も何時も正しさの範を頂き、嘘の無い疑う心無くして生きれる日本人で居られる日本人として、こんな小さな気遣いくらいはしないと日本国民が廃る。そんな気持ちだ。今回これを書いたのは、昭和天皇がこれによって傷ついて居られたか？語り尽くせはしないし、つたない想像力での察しでは有る。
少なくとも天皇としての傷に放ったかのようには思うのだ。機会が与えられたとしても、実際、性格上も決して言わないお方であろう事も、実際、独白ですら吐露すらしていないから、察するしかない。こういう状況を全て、当りとして、どういう行動が、陛下に対して「お慰め」に成るのか？せめて、余計な事とは思うけれど、一億分の一の小粒の口直しにでもなればと、ここに提起した。

若くして天皇即位され、ご意向も誘導され、思った事ははぐらかされて、手に余る人形の扱われた戦前、戦中自分の思いを言う時は、なんと命を差し出す言葉を言わなくてはならない宿命を思う時、本当に嗚咽に詰まる思いだ。黙して語らず、も人として立派かも知れないが、この立派と言う価値観も日本独自かも知れないし、こんな嘘の無い社会だからこその、この価値観が持てる事、天皇家が齎す真摯な上品の結果、で我らに授けられた珠。もし天皇家が無ければ、他国の王朝が作って来た国社会のように、疑念と嘘がまかり通る心の落ち付かない国社会に成っていただろう。嘘は上下の関係から始まり、横の関係で定着する。戦争と言う国難が有っても、そこが失われず、その結果処理で、昭和天皇が我らに教えてくれたと感じてる。嘘の世界は底なしの沼。入ってしまったら足掻いても抜け出せない世界、そんな世界を知らずに来た日本人形成は、天皇権威のお陰様、だからこその感謝と永劫の存続、感謝でその、天皇家にとっての理不尽を消滅させたいのだが、、せめて理不尽の存在を知って貰い、昭和天皇の心に寄り添いになるのでは？との思いで毎年、毎年膨らんでくる。その裏には、靖国も今更変えられない前提においてだ。

やはり私は、昭和天皇ファンでフリークだ。天皇と言う型を外されたとしても、人間として、古くさいロマン、男の中の男。そして、静かで物言わぬ麗人。いつも心の中に居られる。最後に説明上の無礼部分言葉等についてご容赦を願うものであります。歴史上、最もご苦労の多かった昭和天皇に対し、感謝とお慰めを抱く時、いつもいつも頭に浮かぶのは、「昭和神社」の創立の事。明治神宮が存在して、昭和神社も、、、？新憲法下の象徴のお立場では、難しい事かも知れない、がこの件で与えてしまった御傷心に応える意味でも、是非にも建立を願っている。終戦直後では、アメリカの手前、憚ったであろうけれど、現代の冷静考察における昭和天皇は、時代の歴史で有り、現世日本の恩人で有らせられる。評価が低いと言うのではなくて、なさ過ぎ、に思ってるから尚更に熱望する次第。天皇家は、何時も何時もどんな時も我ら庶民の気持ちを察してくれてきた。
陽が射す光臨のように、だけれども上から下への恩恵は下りるものとしても、我らは下から上へ昇華の如くお返しを成さねばならぬ。大層な事ではない。こんな不条理を見つけたなら察する事ぐらいは、成そうではなかろうか？