日本の困り事解決法「和をもって貴しと成す」歴史のＤＮＡ　３

蛇足だが、アメリカが、世界に成す事が上手く運んで、日本が世界に成す事が、常に上手く運ばず消化不良になる。アメリカの判断思想が世界各国とこうした神と言う共有が有るからだ。神の慈愛、博愛、発展して公平、平等と言っても、それは信者に対してで、勝ち負けの敗者では神も無くすし、信者で無いものは隷属させる対象、たとえ上下の立場が有っても神の下では平等、勝てば、支配者に成り、負ける事、隷属立場、そう言う歴史を積んで、「強さは正義」をＤＮＡにして来た。最初に言ったように、これが世界の、人々の慣習ルールで有って、２０世紀から改善が始まったばかり。改めてこの世界を眺めると、国家意識は、国王と、貴族と、宗教にしかなく、後の一般民衆には国家意識、実は薄い物なのだろう。それを裏付けたのが、社会主義や共産主義の台頭での、革命闘争、その犠牲の多くは、統治者血族と言って良い。その統治に変ったのが、軍と言う力を背景にした一民衆達だが、結局、王が革命者に代わっただけで一般民衆の生活が、眼から鱗ほどの変わった訳ではない。国家を愛して守る、その人達と言うのは、王の下の貴族達であり、革命者の側近達、だけ。とは言え、そんな社会でも育まれたのは、「強い事が正義」の解決法。世界の９０％だろう。
ここまで深堀してくると、触れなくてはいけない国が一つある。日本が「和貴」で特殊国と言うなら、その隣の国も実に特殊国だ。世界の東の果ての二国、両極端の、特殊見本のようだ。
だから、似つかないから揶揄とか非難ではなく、状態説明で聞いて耳に入れば、の程度で聞き置いて欲しい事だ。　　その国は、ユーチューブで言う「隣国」。その判断の仕方と行動プロセスについてだ。これも世界の特殊と言えば日本同様に唯一の特色を持つ。儒教の国、なんて言われ方もするが、儒教も利用材料にする無信仰がそこに有る。宗教から離れて民心の苦境から出でた。そこは日本と一緒かも知れない。
日本の「和貴」が聖徳太子の戦争体験や、政争体験の質しから生まれたとするなら、隣国のそれも、生活苦から発生し、育ったものと言える。言葉一つでは表現も難しくもあるが、原点から言えば、生き抜く為、は強く感じられる。そして、その特色は、反日言動を集積、分析する事で、浮かび上がらす事が出来る。一番の特徴は、「ア～言えばこう言う」の身の程無視の言動で反抗期の子供のような屁理屈なのだが、そこには限度が存在しないどう言う限度か？と言えば、自分の立場や行動、自分が思う常識をも超えても平然と言い続けれる事。通常、人と言い合いしても、自分が成し得ない事を、人には強いないもの、例えば自分が交通違反しているのに、人の違反に厳しく言う。俗語で「身の程を弁えない論理を通す」なのだが、とにかく、たかが口論でも、負けたなら生死に係るほどの勢いで負けられない口論をする。だから、敢えて口論を自分に当てはめて成否の反省はしない、勝てば良い。自分が言った言葉の検証は、先ずしない。
事実を元にした口論もしないし、事実と正当などは、どうでも良くて勝つだけの手段と与えるダメージを体験習得する。通常の世界人では、人の向上、成長は、正しく有れ、正当の道づくり、なのだが、そんな事はどうでも良くて、ただ目の前に口論相手には負けられない、相手よりも優位を作るのみ。
社会は、皆、未知に正しさを探って、追及事として、皆々の理想郷を描こうとする。世界各国は、２０世紀２１世紀、ここを目指して舵取りをしている。それは、皆、戦争の悲惨を顧みて未来を理想に近づけようと努力している。そのような国からは逸脱して、逆撫でまでするような向かい合いで、結局、世界平和も、国家安定も、安心社会も、隣人社交も無関係な、「口で勝つ」を由とする。驚くべきは、人身、死亡大事故でさえ「口先」で収める自信を持っている事、いみじくも、それは事の改善に繋がらず、全てに置いて進歩を削ぐ事でもある。