新コロナウイルスの脳力

一説によると、人間の進化には、ウイルスの媒介が絡んでいて、人種を超えて、人間の人間たる基礎的感情が地域や人種、孤島で孤立した民族でも人として近いのもウイルスの媒介が成した事と言う、との事だ。癌ウイルスもＤＮＡまで入り込んで悪さをする病気であるし、風邪ウイルスで風邪を惹く事で、ＤＮＡをほんの少しづつ交換、交流しつつ、人として均等化されている、と言う事だ。太古の昔、交通手段が無くしたがって人種交流も限られた社会でなぜ？アフリカも、ヨーロッパもアジアも、北南のアメリカ大陸人も、人として同一レベルを保てたのか？それは、ウイルスが風に運ばれ、鳥に運ばれ、人間を棲み家にしたからだ、と言う。
今、新コロナは人の命を奪いつつ、共存を拒否しているかのようでは有るが、人間の奥深い基礎進化には、今後も人間にとってウイルスは必要不可欠が見えているのである。だから、ウイルス憎しで事を進め、ウイルス根絶やし策と言うのは、慎重に慎重を期する。でも、そんな事でウイルスは絶滅はしない、それほどの変移力も進化力を持っているから、パンデミックが起これば憎しでも１万年の長い期間で考えれば、共存共栄、これがウイルスと生物の関係と言う事だ。つまり、噛み砕けば、風邪を惹く生物は、進化できると言う事だ。

この菌よりも小さい原始的、原型的生物ウイルスでも、変異と言う知恵を持つ事は、今回の新コロナの感染パンデミックで、よくよく知る事になった訳で、どうも彼らは、集団的と言うか？群れ行動の知恵？と言うのか？そんな脳力を持ち合わせているように思えてならない。これは２１世紀の分析力の成した技だろう。１９１８スペイン風邪感染、１０６８香港風邪感染では知り得なかった事。１か月単位でδデルタ株、、ドンドン変移してワクチン、抗薬から逃れるかのような変異には、知恵も感じるほどだ。先ほど世界爆感染のスペイン、香港の年代だが、なんと５０年と言う期間、そして新コロナが、２０１９となると５１年ぶりと言う事になる。偶然なのだろうか？少なくともウイルスは地球時計で活動している事は見える。当然媒介対象は人間だから、地球時計は当然と言えば当然、その上で、人間の進化した技術、新薬開発力までも読み切った感じの変異力。敵として厄介の極みだ。

新コロナパンデミック第五波の治まり時に言う事ではない？尚早感も有る処だが、ここまでの感染グラフを見ると、あの整然とした乗数波形グラフには、人間様の努力が現れていないような気がしてならないのだ。先ほどのスペイン風邪、香港風邪も、似たようなグラフは系で、人間様の努力としては、感染者数やら、亡くなられた方の数だけで、波形そのものは、ウイルスの生態なのか事情なのか現わしている気がするのだ。つまり感染から治まるまでの終始がピーク対象形に正弧形なるのは、人間たちが成せるものではなくランダムには人間らしさが映る。だが現実に描かれる波形には規則性が頗る高いのだ。仮に放物線、としてもボールの打ち出す力、ピークから減衰する力の描く波形。ボールの質量と力の関係。このコロナの場合、ウイルス密度と感染力の関係が映ってる、いやそれしか映っていないのだ。そしてスペイン風邪の流行も、香港風邪の流行も同じく２年と言う期間で終息、今回の新コロナも五波で２年弱。これで終息かも知れないし、もう一波で終息か？今回の新コロナは、自然発生から外れて、人為の研究所漏れやら、食文化からの漏れの疑いもあるが、それでもウイルスは、定期性の爆発感染を見せるから、コロナウイルスのマグマ的爆発感染。これは何が何でもストレスを吐き出さないと生きて行けないウイルスの生態的なシステムを感じる。ウイルスもウイルスその事情で生き続けているのだろうし、人と言う身体を媒介するウイルスとしては、人を殺してしまう事が目的ではなく、人と共に生きようとバランスを取ろうとしている時に人の命を奪ってしまって居るだけ、感染力と重症度をウイルス自身が知ると人を軽い症状で納めて寄生を成り立たせる。これに要する期間が２年前後。だから、発生時は、感染力を強くして、重傷、死にも至らしめるものの、バランスを知ったところで、感染力も落として、重症から軽症にウイルス自身が生き続ける為に自身を弱に進化させる。そんなウイルス脳を私は感じ取っている所だ。進化は、強力化する事だけが進化ではなく、逆に弱体化して生き延びる事も進化なのである。この事から、新コロナは今後、影を潜めて、普通の風邪化する、何て想像も有り得る。

ここに頭が良いと言う脳力を感じるし、それは、ウイルス一個では単細胞の馬鹿頭脳でも、パンデミックの時は、万個数、億兆個数の集合知恵頭脳となってバランスを考えるスタイルだ。そして何より、人間との共存を考えて来る。これがインフルエンザパンデミック、今回の新コロナパンデミック。はて？この推論、当たるや否や。この時点では、解る由もないが、、、、。