日本の起業率が低い理由を考える　４

日本のクラウドファンディングと世界のクラウドファンディング

２０００年に入ってよく目にする言葉クラウドファンディング。新しいのは、言葉であって内の方式で言えば、大々昔の始業方法であって有名な華僑の助け合いと言うのか協力方法システム、そんなものである。バンクやファンドが充実した２１世紀の現代に、なぜ今、台頭してきているのか？起業資金の選択肢が増えたと、迎え入れると同時に、先ずは、この事を理解しないといけない。既存のバンクやファンドは、国家が起業促進をしても、起業リスクを越えて、呼応もしなければ、起業育成のテクノロジーも持っていない、持とうとしない事の表れと見るのが、正視というもの。言い方を変えれば、現、バンクやファンドは既存の大企業や経歴を作った企業と共に、創業時代を卒業して、彼らにとっては戻れない過去が起業と言う事だろう。こうした閉塞した投資社会でも、起業は起こっている。どういう起業か？と言えば、設備投資が低くて済む販売やＰＣソフト、いわゆるハイテク、ＩＴと呼ばれる分野。だが今、起業、起業と期待されているのは、産業の土台、技能力、技術力の時代呼応の発展なのであって世界競争力のパワーアップなのである。
こう考えた時に、日本のクラウドファンディング、世界のクラウドファンディングには大きな差が有ると思われる。日本のクラウドは、互助会的な金額しか集まらないし、本当に先見の眼を以て、起業をトコトン後押しするか？そのバックボーンを眺めると、バンクも多いから、そのバンキングの判定が投資判断に成るとすれば、期待も薄くなる。バンクが、貸出先が無いからクラウドに進出、と言う事でなければ良いのだが、と願う。対する世界クラウドは、極めて個人的で、バンクが出て来ても融資担当の個人が判定、個人投資家も先を良く良くサーチして、その起業に必要な投資額も把握して考える。場合によっては、優秀な経理を送り込み、経営陣を送り込みもする。片やジャパンクラウドは、１憶円要るところを、５００万、１０００万しか出せぬ、と言う、成功したら、
天下り人材を送り込まれる？日本の場合、このままクラウドファンディングが成長しても、所詮、銀行と変わらぬ窓口相談にしかならない様な気がしてる。投資には高リスク低リスクの２つが有ると思うが、日本では、高リスクを商売扱いに出来ない観念が有って、一攫千金も不当な富と区別してしまう。そこが日本クラウドには残っているから、この先も輝きは無いと、現時点で思っている。世界のクラウドは、実績において、いくらでも投資額が上がり、起業も一気に駆け上がる勢いを持つ。投資家は、金儲けの建前はそのままに、起業内容も良く勉強しているし、後押し気運をも有るから、投資で「掛けられた梯子を外される心配」が無く、比べて安心な企業が出来る。
どう力説しても、日本には、純粋培養の投資家は増える要素は無いので、起業を促進する仕組みとして、海外投資家を組み入れる事が一番の良策と思うし、投資家教育としても必要かと思う。また銀行融資も参加して来るのは良いが、単なる融資窓口を広げるだけの目的では、ベンチャー融資、保証協会、何処とも大差なく、将来的、新方法としては、かえって入り口を狭くしてしまう。

リアル時事に一言、二言

＊＊＊＊＊

マイナンバーの不思議？

マイナンバーカードを作るように、督促か？勧められているのだけれど、どうして最初からカードでは無いのでしょう？個人の自由の事を言って置きながら、次には金が与えるから作れ、と、いったい何なのでしょう？不思議な事です。理由が有るなら、真っすぐに言ってもらえれば、作らないでも無いのだけれど、もう一つの疑問も有る。カードを作るのに、些少の費用が掛かる、これは飲むとしても、写真の必要性が解らない？？？マイナンバーは更新カードでは無いと認識するが、子供の時にカードを作ったら、ズーッと子供時代の写真でカードを持つのか？人は５年、１０年もすれば、顏も事情も変った姿をする、顏にしてもそうだ。「こういう使い方をするから、写真も必要」と言ってくれたらいいのに、カードで本人確認をも必要と言うなら、「指紋や瞳孔」の方が有利だし、将来は生体判定は顔ではなくなると思うし、何なのでしょう。教えてもらいたいものです。将来、運転免許証のように、３年５年更新にすると言う事？私も天邪鬼なのか？偏屈なのか？他の人は、よくよく判ってる事なのか？日本国民の一人を拒否する気も無いし、でも真意を隠したように迫る事は、日本国としてやって欲しくもない。時代としてもデジタル化処理、行政も伴う事も理解しているつもり。だからこそ、真意を伏せたような作成推奨は頂けない。でも、従う、従わないではなくて、やり方の「好き嫌い」ですけどネ。日本人はどの国民よりも理解力は有るんだから、理由が有るならストレートに願いたいものです。