【事務局投稿】過酷な環境。僕だったら数時間でも耐えられないかもしれない、、がんばれ、、!... | 夢を追う男 ~次の夢の実現へ~

【事務局投稿】過酷な環境。僕だったら数時間でも耐えられないかもしれない、、がんばれ、、!...

【事務局投稿】 過酷な環境。僕だったら数時間でも耐えられないかもしれない、、がんばれ、、! ------- 59日目 20km -5℃ ここ何日間か悩んでいた。歩くことには歩いていた。でもそれは強制的に身体を動かしているようなものだった。 テントのポールはまた折れた。もうポールの修理予備が残っていない。折れてない物の亀裂の入っている部分もある。次に壊れたらどうしようもない。強い風の吹かないことを祈りながら眠る頼りなさ。 やけに雪が降る。一晩で50cm積もった日もあった。テントが雪の重さでで潰れないように何度も起きて雪を落とした。 その積雪のせいでソリが全く進まない。ソリがなくても膝まで埋まる雪の中を歩くのはキツい。 どうやら目標としている1200kmは"相当に"難しい。まだ半分近く残っている。海に落ちる前は距離も順調に伸びていて余裕で達成できるつもりだった。今はその余裕はない。 達成できなかったら、応援してくれる皆様にどんな顔をしたらいいかずっと悩んでいて落ち込んだ。 海に落ちて死にかけても僕の精神は折れなかったが、この時がこの遠征で一番辛かった。 ポールの修理もあったので、また狩猟小屋に泊まった。深夜に来客があった。現地の家族が犬ゾリでやってきた。 僕はそんなにイヌイット語が話せる訳ではないから、相手に警戒させたり気苦労させないかと心配だった。そこで、まずは小さい息子さん二人と達と仲良くなった。彼らをイヌイット語の先生にして単語を教えて貰う。僕の発音はまだ上手くない。それを子供達が何度も言いながら教えてくれる。それを見て親御さん達が笑う。こうなれば打ち解けたも同然だ。 子供達はめげずに何度も教えてくれる。グヤナッカ(有難う)というと喜んでもっと教えてくれる。子供達は元気をくれる。子供達はめげない。子供達の目は輝いている。 子供達が笑顔の社会は良い。この笑顔を見るとなんか希望が湧いてくる。 僕も子供達のように希望を持って笑顔で楽しまなきゃ。 僕も皆と同じく弱い人間だから、出来るか分からない事で悩んでいたんだ。 でも、もう大丈夫。毎年、自分にとって限界ギリギリの目標を立てて遠征をしているからキツくなるのは分かっていたんだ。 僕にいま出来る事を出来るだけする。結果は後からついてくる。分からない事を悩んでも仕方ない。楽しもう。 #夢を追う男 #人力チャレンジ応援部 #阿部雅龍

夢を追う男 阿部雅龍さん(@masatatsu_abe)が投稿した写真 -