1.宗教は説明を与えるものだ
・人間は不可解な自然現象を説明するために宗教(神)を作り出した
・夢や予知といった不思議な体験を説明する
・ものごとの起源を説明する
・なぜ、災いや苦しみがあるのかを説明する
(たとえば、「私は何のために生まれたのか?」のような問いへ説明を与える。)
2.宗教は安らぎを与えるものだ
・宗教的説明は死を耐えれるものにする
・不安を和らげ、世界を心安らぐものにする
(たとえば、「人は死んでも魂は生き続ける」のような安らぎを与える。)
3.宗教は社会に秩序を与えるものだ
・社会をまとめる
(たとえば、部族間の戦闘のために役立った。)
・特定の社会秩序を維持する
・道徳を支える
(たとえば、「悪い事をすれば天罰が下る、あるいは、地獄に落ちる」のようなことをいって道徳を教える。)
4.宗教は認知的錯覚である
・人間は迷信を信じる、なんでも信じてしまう
・宗教的概念は反証できない
・反証することは、信じることより難しい
【最後に】
そして、「進化心理学」は、「『宗教』は、進化の過程において適応的(生存や繁殖に有利)であった」と主張している。
しかし、上記の「4」を除けば、現代では、昔『宗教』が担ってた役割を他のもの(たとえば、科学、医学、法律、政治など)が担っていると、私は思う。