[イチローの年収はフェアか?]

ハーバード大学教授のマイケル・サンデル氏はこういう。

「以前、東京大学で白熱教室を行っときたときのことです。
私は学生たちに、イチローの年収がオバマ大統領の約42倍であることをフェアだと思うか、という質問をしました。

すると、「野球というビジネスが成り立っているならば、正当な対価である」という意見がある一方で、「年収の差は不当だ」という声も非常に多かった。
彼らは「プロ野球選手よりも、大統領のほうがはるかに影響力と重要性のある仕事だ」と主張していました。

たしかに、メジャーリーガーの年俸は他の職業に比べ、はるかに高い。

これは歴然としている。
ノーベル賞の賞金は140万ドルですが、彼らの15分の1にも満たないですからね。
業績や世界に与える影響を考えれば、イチローの年俸より賞金が高くても、何らおかしくありません。

資本主義の原理に反するので、年俸の上限を決めることに賛同はしません。

しかしプロ野球選手の仕事は、それほど価値があるのか。
他の仕事に従事している人々から、疑問の声が出るのも当然でしょう」


作家の伊集院静氏もこう話す。

「アメリカのスポーツ関係者は、カネの価値を何だと思ってるのか。

アメリカ経済のなかで勝ち組が持っている金銭感覚を、 そのままスポーツの契約金に当てはめているような気がしてなりません。

スポーツとはいえ、プロである限り労働であることに違いはない。
にもかかわらず、100億というカネが、労働に対する対価として高すぎると考えないのは異様です。」

http://www.j-cast.com/tv/2013/12/06191041.html?p=4


【私の意見】

「ノーベル賞の受賞者が、現在、将来、未来において、人類に与える貢献は、イチローの年俸より、評価が低いことは不当だと思う。」

と、私も約10前から思っていたし、家族にもそのことをいっている。