前回のブログの続きです。

京都御苑で朝のお花見の後、京都府庁旧本館までぶらぶらお散歩。

平日朝9時、旧本館は一部を除いて自由に見学できますが、現在も執務室として使用されているので、お仕事の邪魔にならないようお花見をさせていただきました。

 

 

週末には『観桜祭』と呼ばれる桜祭りが催され、ライブやコンサート、マルシェなどのイベントがあったようです。

この日は新しいスーツに身を包んで研修を受ける新入職員の若者たちの姿が多く、春の気分をより一層盛り上げてくれました。

 

 

正面玄関を入って有名なこの階段を上がると

 

 

昔の揺らぎガラスの窓から中庭を見下ろせます。

 

 

階段下、素敵なドアを通って中庭へ。

 

 

「祇園しだれ桜」や「容保桜」など6種7本の桜の木があります。

 

 

 

 

木の数は少ないけれど、建物の美しさと相まって、豪華で非日常の空間でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

円山公園の初代「祇園しだれ桜」の孫にあたる実生木の枝垂れ桜

 

実生木(みしょうぼく)

接ぎ木や挿し木ではなく、種から自然に発芽し、根を地面にしっかりとはり、育ってきた木のことを「実生の木」と言います。 実生の木には、多くの災害に耐えながら地中にまっすぐ深く伸ばし続けてきた"たくましい根"があります。

 

 

 

最近『日本の一番長い日』(2015)を観ました。

ここ旧本館で多くの撮影が行われました。

 

太平洋戦争末期、戦況が困難を極める1945年7月。連合国は日本にポツダム宣言受諾を要求。降伏か、本土決戦か―――。連日連夜、閣議が開かれるが議論は紛糾、結論は出ない。そうするうちに広島、長崎には原爆が投下され、事態はますます悪化する。“一億玉砕論”が渦巻く中、決断に苦悩する阿南惟幾(あなみ これちか)陸軍大臣(役所広司)、国民を案ずる天皇陛下(本木雅弘)、聖断を拝し閣議を動かしてゆく鈴木貫太郎首相(山﨑努)、首相を献身的に支え続ける迫水久常書記官(堤真一)。一方、終戦に反対する畑中健二少佐(松坂桃李)ら青年将校たちはクーデターを計画、日本の降伏と国民に伝える玉音放送を中止すべく、皇居やラジオ局への占領へと動き始める・・・。

 

こんなに美しい桜咲く日本を有難く思います。