千里眼の復讐 | 僕の走る道

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人生の迷子、燻り上手な千里眼のぶろぐ

※あくまで個人的な感想です。



千里眼クラシックシリーズの中でも、過去の作品とは完全に違うストーリーとなった「千里眼の復讐」。


今作は正直、これまでのシリーズで一番楽しめなかった。


なんといってもハードすぎるというか、酷いことが起こってしまってる。

この作品にはヒロイン岬美由紀の活躍による爽快感や心理学知識を駆使したとっぴょうしなくとも説得力を持つ展開、そして読み終わった後のすがすがしさを求めてきた。


たしかにヒロインの活躍はあるし心理学要素もあるけど、すがすがしさはあまりになかった。

これまでの作品では酷いことが起こってしまうのを美由紀が阻止したり、起こってしまっても最悪のところに行く前に美由紀が状況を打開するとかだった。

今回は最悪を越えた状況が起こってしまってたように思う。


出版社が変わって、リアリティを増したはずの千里眼シリーズ。

でも「岬美由紀の正体」や今作を見ると、岬美由紀の人生が過酷すぎて、存在がどこか遠くに行き過ぎてる感じがする。

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