　こんな本が紹介されていましたねえ。この長期に渡る日本の凋落ぶりに、外国人が幻滅しております。日本政府が日本を潰す側なんだから、こりゃ国民も敵わない。まさか自国の政府が自国を潰す政策を次々にやっているなんて、夢にも思いませんよ。両親が、産んだ子供をわざわざ不幸になる様に頑張ってるみたいな話ですから。
しかし赤ずきんちゃんも、狼がお婆さんに変装しているとは夢にも思わなかった。お婆さんは、既に狼に食われてした物語なので、今で言えば鬼滅の刃くらいの童話です。

　この歴史的な栄枯盛衰劇は、近代に入ってからずっとでしょう。大航海時代から、繁栄と衰退が短いスパンで繰り返される。同じ原理がそこには働いている、と考えて考察しないと、もはや逆に不自然。衰退の原因が分かっていないのは、発展の理由が分かっていないからでしょう。

「俺たちは頑張ったのに、今の若い者は直ぐに逃げ出す。だからダメなんだ！」

おそらく、スペインでもポルトガルでもオランダでもイギリスでも、今のアメリカもそうかも知れない。「再び偉大なアメリカを取り戻す！」なんて言ってますからね。同じ道を辿っているのでしょう。狼が用意した同じ道を。

　東京都知事選の結果が、余り良い予感がしない感じだけど、政党政治全般に言える事は、どの候補にも問題がある事。情報量が多い事が、返って可能性を狭めてしまう。事前に投票行動が方向づけされてしまうからね。こうなると、核融合党に入れたいけど、どうせ無駄だろうな、なんて話になる。(核融合党って言ってみたかっただけですけど)

右を見て左を見て、周りの様子から自分の行動を決める。この国民性も災いしていそうだけど、これは一長一短ある話だから仕方がない。しかし、退路を断たれた国民票が、過半数も氷漬けになっている事が大問題です。

　昨日、近所のスーパーに買い物に行ったらね、びっくりしたのが、入り口から凄いスピードで雀が一羽、奥まで飛んで行ったんですよ。迷子になったのかと思って、大騒ぎになるかと思いきや、また奥から凄いスピードで出て行った。
なんだ、上手く逃げたんだって思ったら、しばらくして、またさっきの雀でしょう。猛スピードで店内の奥へ。そしてまた脱出。

　これはどうやら、子供に食い物を運んでおる。奥に行くのは、パン屋のパン屑を狙っておる・・・。店の人は気づいているのでしょうか。皆んなしれっと仕事をしています。

雀がなんとか生存しているのは嬉しいけど、そこまでしないと餌がないらしい。この、餌が一番多いはずの時期に、雀が冒して良いレベルを超えたリスクを負ってまで、餌を探している。生きようとしている。大変な事が起きていますねえ・・・。

もう、これくらいの覚悟が無いと生存できない。そう私たちに伝えているかの様だ。

日本、幻滅されとるぞ