自閉症スペクトラム(以下、自閉症)の息子を持つまで、それ自に関する知識も殆ど無く、まさか自分の家族がそう診断されるとは思いもしていなかった。
自閉症に対してさして差別意識を持っていたわけではない、と思う。ただ、自分の周辺にいなかったからどこかどこか別世界の出来事。関心がなかったのだ。
そして今、晴れて(?)自閉症児の親となった。1歳半で自閉症の疑いありと診断が降りた時は、谷底に突き落とされたような気がして号泣したことを思い出す。今考えると、息子に失礼極まりない話である。
そこから受け入れるまでにどれ位時間がかかっただろう。時間的な記憶はもう忘れてしまったが、
「視力の低い子に眼鏡を購入するのと同じ。その子の脳の働きにあった環境を用意する」
それだけだ。
恥ずべき事でもないし、隠す事でもない。
そこから私にとって自閉症を含む発達障害者とその周りのコミュニティーという新しいワールドに足を踏み入れたというか。
4月2日が世界自閉症啓発デーであること知らない方が多いのでは。はい、私も以前はぜんっぜん知りませんでした。
自閉症、、、
この日本語のネーミングが余計にネガティブな印象を与えている気がしないでもない。
(英語ではAutism Spectrum Disorder. 略してASDです。響きもなにもあったもんじゃない。)
凸凹症くらいにしておいてくれると、可愛げもあって皆さんの受け入れるハードルも下がるような気がしませんか。
うちの凸凹長男、長かった囁き声ブームがようやく終了!囁き声だと周囲も彼が何を言っているか聞き取れないので、何回も何回も繰り返し聞き返す。良いかげん彼もそれに疲れたんでしょう。笑
にしても長かった。。