皆さんこんにちは、或いはこんばんは

ただの農民です。以後よろしくね。


さて今回、初めてのブログ記事ということで何を書こうかなと40秒ほど悩んでいた農民ですが、とりあえず好きな映画を紹介してみることにしました。どうぞゆるりとポティチでも食べながらお付き合いください。ということで早速、記念すべきかどうかは置いておいて初ブログで紹介するタイトルはこちら!ジャンッ



 THIS MUST BE THE PLACE 

邦題: きっとここが帰る場所



監督・脚本・原案: パオロ・ソレンティーノ
音楽: デイヴィッド・バーン
撮影: ルカ・ビガッツィ

ー Cast ー
シャイアン (ショーン・ペン)
ジェーン (フランシス・マクドーマンド)
モーデカイ・ミドラー (ジャド・ハーシュ)
メアリー (イヴ・ヒューソン)
レイチェル (ケリー・コンドン)
ロバート・プラス (ハリー・ディーン・スタントン)
ドロシー・ショア (ジョイス・ヴァン・パタン)
         デイヴィッド・バーン (デイヴィッド・バーン) ←!!!
アロイス・ランゲ (ハインツ・リーフェン)
and more..

ー Copy ー
人生は美しさで満ちている
だけど、時々、何かが変だ…

ー Story ー
シャイアンはかつて絶大な人気を誇ったロック界のスーパースターだったが、ある時を境に表舞台から姿を消し、現在はダブリンにある豪邸で妻と二人暮らしている。ある日シャイアンは故郷アメリカから「父危篤」との報せを受け、30年以上会っていなかった父親に会うためニューヨークへと向かうことになるのだが…


ー Official Trailer ー



この映画は、名優ショーン・ペンが演じるシャイアンという元スーパーロックスターが主人公なのですが、彼は栄光の表舞台から姿を消した後も当時と変わらぬ派手なメイク、派手なファッションに身を包み暮らしていました。しかし派手な見た目とは裏腹に、交流があるのは近所のロック好き少女・メアリーなどごく僅か。口調はぼそぼそだし、ショッピングモールでファンに話しかけられても塩対応だったり、見た目と知名度以外に元スーパーロックスターの姿は見る影もなし…。
だけど、そんなシャイアンのどこかチグハグな様がとても人間くさく愛らしくも思えて、どこかしらでシャイアンに共感しながら、序盤から物語に引き込まれていきます

と、そんな風にどこか気の抜けたような日々を過ごすシャイアンでしたが、ある日「父危篤」との報を受けてダブリン(アイルランド)から、故郷のアメリカへと向かうことになります。
無事に?かどうかは観てのお楽しみですが、故郷にたどり着いたシャイアンは、そこで “ホロコーストを生き延びた父が自分を辱めたナチス・ドイツのSS隊員(ヒトラーの親衛隊みたいなの)アロイス・ランゲという男を執拗に探し続けていた” ということを知ります。
シャイアンは父に代わってその男を探すことを決めたのですが、ここから更にダブリンからの旅立ちに続く、あれよあれよのロードムービーが始まっていくのでした。

ちなみに上述した通り、この映画の要素の一つとして “父の復讐” 的なものが絡んでくるのですが、Official Trailer を観てなんとなく察して頂ける通り、この映画はコメディであり、同時に “人の心の内側にあるものと旅の中で変化していくそれ” を描いたロードムービーです。そして繰り返しになりますが、これはコメディ映画です。
それから一つ補足しておきますと、農民はこの映画をDVDでしか観たことがありませんので他の媒体については分かり兼ねますが、DVDですと日本語吹替がなく英語か日本語字幕で観るしかありませんのであしからず。それでも筆者はこの映画が大好きなので、観る価値はあります!と申しておきます。

それからも一つ、この映画の見どころは物語だけでなく現実世界における数々の名曲たちが起用されている点。シャイアンが旅の途中で再会するロッカー時代のかつての盟友、デイヴィッド・バーンことデイヴィッド・バーン(本人がご本人役!)の歌う Talking Heads - This Must Be The Place や、Bonnie “Prince” Billy の名でも知られる Will Oldham の楽曲を劇中カバーした The Pieces Of Shit - Lay & Love など、ハートフルな楽曲が盛り沢山。
いやいや Pieces of shit って!劇中に出てくる架空のバンド名ですが、くそのかたまりなんて名前のバンドに Lay & Love を歌わせるところは流石に、監督の作為的なナニカを感じますよね。ロックですけども。笑



ー Movie Poster ー




最後に、農民はこの映画の劇中歌がどれもこれも好きなのですが、中でも Lay & Love (原曲は Bonnie “Prince” Billy - Lay and Love) なんかは好き過ぎて自分で和訳したことがあるくらいです。
実は、折角だからこの記事に和訳した歌詞も載せようかなと思っていたのですが、翻訳した歌詞をインターネット上に載せるのは著作権(歌詞翻訳の場合は翻訳権)の侵害になると知ってしまったので自重することにしました。

原詞の掲載に関してはアメブロ様がJASRACから許可を得てくれているそうなので、折角なので載せておきます。



  【 Bonnie “Prince” Billy - Lay and Love 】原詞


From what I've seen, you're magnificent

You fight evil with all you do

Your every act is spectacular

It makes me lay here and love you


From what I hear, you are generous

You make sunshine and glory too

When you walk in things go luminous

It makes me lay here and love you


From what I know, you're terrified

You have mistrust running through you

Your smile is hiding something hurtful

It makes me lay here and love you


It makes me lay here and love you

I'm filled with violet and red and blue

I have a feeling from what I do

That you might lay there and love me too



ー The Pieces Of Shit - Lay & Love ー