この前ふらっとカルディに立ち寄った時に、アルチェネロ/ファッロの全粒粉パスタ (alce nero / SPAGHETTI INTEGRALI FARRO) なるものを発見したので、小麦があまり体に合わない家族もこれならいけるかな?と思って買ってみました。


 


“ファッロ” は、スペルト小麦 (古代小麦の一種) の別名で、ヨーロッパでは9000年以上も前から栽培されてきたというトンデモ歴史を持った小麦なんだとか。Web情報によると、小麦の消化が不得手な日本人でも消化しやすい小麦らしく、お近くのカルディでも(多分)買えるのでオススメです。


見た感じは全粒粉らしい色してるけど、決してうどんと蕎麦ほどに味の違いがある訳ではなく、パスタはパスタ。思ってたよりも味に違和感などもなくて割りと食べやすいですし、絡めるソースによってはむしろ全粒粉パスタの方が合うメニューもありそうだなと感じました。




[ 田舎ならではのジェノベーゼパスタ ]

今の時期、我が家 (山の麓にある一軒家です) の横を流れる小川には、クレソンがわさわさと自生しています。つまりこの辺りの住民はこの時期クレソン摘み放題 & 食べ放題な訳ですが、ただでさえ日本の一般的なスーパーなどではあまり見かけない貴重なクレソンを好きな時に好きなだけ、それもタダで食べられるというのは、季節限定とはいえとても贅沢なことだと感じます。


 

クレソンわっさわさ


余談ですが、このクレソンは元を辿ると、5月末頃に現れるホタルをそれはもうめちゃくちゃに愛していらしたとある地元先住民の方 (故人) が、この川をホタルにとって住み良い環境にするんじゃ〜!とかなんとか言ってクレソンの種をバラ蒔いたのが始まりなんだそうです。

見方によっては、いやいやそれってヒトの傲慢さが自然環境を変えてしまうことになるのでは!?と思わなくもないのですが、亡き先住民のホタル愛の前には “んなこと知ったことではないわい” という程度の些事だったようです。いずれにせよそれはもう昔の話。今となってはこの状態がこの川の自然なのでしょう。


で、そのクレソンを使って作ったのがこちら。


 

“摘み草のジェノベーゼ”


今回はチーズを切らしていたのでよりヘルシーなジェノベーゼパスタになりましたが、クレソン、にんにく、胡桃、オリオイ、岩塩をフープロにかけてソースを作り、茹でたファッロパスタを絡めたら出来上がり。イージー!


クレソンのちょっぴり青い香りとほんのりピリッとな辛さが、ファッロ全粒粉パスタといい感じにマッチした当たりの一皿となりました🎯 


お住まいの環境によってはクレソンが入手できないこともあるかもしれませんが、カルディなどで気軽に買えるアルチェネロ/ファッロの全粒粉パスタはジェノベーゼソースとの相性◎でしたので、この記事を読んで興味を持って頂けた方がいらっしゃいましたら、バジルなどの手に入りやすい生葉を使ってジェノベーゼパスタを作られてみるのはいかがでしょうか🌿オイシイヨ



ということで今回はこれにてお仕舞い。

さーて、次は何の記事を書こうかな〜




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