わたしの「キャズム」 | 子宮を取る権利

子宮を取る権利

子宮内膜異型増殖症になり、子宮全摘した人の体験談。

ネットショップ生理用品専門店「ガーネットムーン」
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こんにちは。

生理用品専門店「ガーネットムーン」のmiyaです。

当店では生理ナプキン補助製品である「シンクロフィット」や、吸水サニタリーショーツの「ガールズリープ」「ムーンパンツ」を取り扱っています。

ぜひともよろしくお願いします。

 

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去る12月10日(火)、ステルラさんのネットセミナー、「持続可能なフェムテック 顧客課題を考える」を受けてきました。

 

https://sutelura.jp

 

 

 

そこで出てきた言葉が「キャズム」。

不勉強ながら知らずにいた言葉なので調べたら。

 

キャズム理論

https://www.utokyo-ipc.co.jp/column/chasm-theory/

 

 

 

キャズムは溝の意味で、キャズム理論とは初期市場とメインストリーム(一般)の間に超える必要のある溝のこと。

 

現在の「フェムテック」はその「キャズム」の位置にあるのではないかという話です。

 

わたしの中にもこの「キャズム」が深く感じています。

 

月経と婦人病に苦しんだ過去から、「生理用品の店を作りたい」と思い、ビジネスのことを何も知らない状態から「フェムテック」という言葉を見つけ、「わたしのやりたいことはこれだったんだな」と納得した数年前。

 

それから吸水ショーツを調べ出し、一時期は日本市場全ての吸水ショーツのメーカーや販売元、サイズや価格やバリエーションも把握していたほど。

 

その後、吸水ショーツメーカーも増えたり減ったりで一人で把握するのは今や諦めてますが。

 

他社さんとの交流も広がり、お金や若さや知識では叶わなくても、わたしもフェムテックを支える一人でありたいという情熱だけで突っ走ってきた部分もあります。

 

でも現在その情熱がやや枯れかかっています。

辞めたいとは思わないものの、毎週書くと言ってたブログもなかなか書けない週が増えてたり、体調不良などを言い訳に情報収集を怠っていたり。

 

本当にわたしはフェムテックに関わっていていいんだろうか。

 

フェムテックという言葉の認知度は上がってはいるものの未だ「知る人ぞ知る」だったり「マニアック」だという印象、しいては「胡散臭い」という意見もどこからか出てきます。

 

月経や更年期は女性の体に生まれたなら必ず生じる現象ですし、避妊・妊娠・出産も人生の選択としてかなり多くの人たちが向き合う現実です。

 

しかし、生理用品についても「今まで使ってきたので何とかなったので、新しいものを使わなくてもこれからも何とかなるだろう」と思っている人も多いし、「興味はあるけど上手くいくかどうか判らないから挑戦するのに躊躇いがある」という意見もあります。

 

月経時や更年期の体調不良なども、「他の人は自力で何とかしたから自分も自力で何とかしなきゃ」という無言の圧も感じることがあります。

 

歴史的に話題にしにくい状況が長く続いたのに「じゃあ月経について大いに語りましょう!」とはまだまだなれません。

 

「ガーネットムーンです」と言って名刺を出すと「ああ、生理用品の!」と言ってくれる人はいるけれど、それが商売として、その手前の「影響力」として、とても成立してるとは言えない段階で、本当に「フェムテックやってるガーネットムーンです」と名乗っていいのだろうか。

 

ヒジネスの才覚がないことなんて最初から自覚しています。

それでも最初から「絶対的なニーズがある」と信じて行動していました。

 

それでも感じる、自分の「溝」があります。

 

届くべき人に届けるのもわたしの役目ではあるんでしょうが、手応えがある時とない時の差が、心の中のギャップにもなっています。

 

お金や知識がないなりに出来ることは沢山あるはずなのに、それすらも投げやりになっている自分に嫌気がさしています。

 

そこで「キャズム理論」という言葉を知って納得はいったものの、まだまだ迷い中です。

 

フェムテック業界のキャズムももっと、知っておかなきゃなあ。

 

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