月経ディスクについて考えてみる。 | 子宮を取る権利

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子宮内膜異型増殖症になり、子宮全摘した人の体験談。

ネットショップ生理用品専門店「ガーネットムーン」
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初めての方は https://ameblo.jp/garnetmoonkm/entry-12543981155.html からどうぞ。

こんにちは。

生理用品専門店「ガーネットムーン」のmiyaです。

当店では生理ナプキン補助製品である「シンクロフィット」や、吸水サニタリーショーツの「ガールズリープ」「ムーンパンツ」を取り扱っています。

ぜひともよろしくお願いします。

 

https://garnetmoon.stores.jp

 

 

 

 

新商品入りました!

 

 

今回のテーマは「月経ディスク」です。

 

月経ディスクとは、6〜7センチくらい(メーカーにもよります)のプラスチック状の輪っかに、ラップ状の薄い膜が張られていて、その膜のところに経血を溜める生理用品です。

 

月経カップと違うのは、

●使い捨てなところ

●折りたたんだ状態のまま膣の中で使用するところ

●煮沸不要なところ

などがあります。

海外ではすでに一般的なところもありますが、日本ではまだ認可されていません。

 

というのも、日本の「生理用品」ってのは薬機法って面倒なのがあって、従来のナプキンやタンポンでも「白色で漂白されていなければいけない」「認可された工場でしか作ってはいけない」とかなんだのかんだの規制が面倒くさいんですよ。

 

その面倒くさい勉強をしようかとも思いましたけど、お金も能力もどうやらわたしにはないらしいです。

 

月経カップも日本で認可されるのに時間がかかりましたが、現在は買える店も増えて、認知度も上がりました。

 

さて、昔からある紙ナプキンやタンポンに比べて、吸水ショーツや布ナプキンが日本で普及したのは、大まかに言って二つほど理由があると思います。

●薬機法で布ナプキンや吸水ショーツは「生理用品」ではない

●日本人は体内に入れるアイテムに抵抗がある人が多い

 

なので、特別な知識や許可がなくても参入しやすいんですね。

(※日本の吸水ショーツは品質が良いのがほとんどです!)

 

月経ディスクの話に戻りますが、わたしが今まで月経ディスクの話をあまりしてこなかったのは、実物を見たことも触ったこともないからです。

 

日本で月経ディスクを手に入れようと思うと、個人輸入を使うか、オークションサイトで買うかくらいしかないと思いますが、どちらも安心して購入できるとは言い難いです。

最近はコロナ禍のため、海外に行って直接買ってくるのも難しいでしょう。

 

ところが、とあるところで仕入れた情報によると、日本の企業で月経ディスクを取り扱っているところがあるとのこと!

え、いつ認可されたの?

 

ということで、こちらのサイト。

 

ウウシナ ディスク

 

 

 

 

株式会社ガポというところが販売元で、現在Amazonや楽天で販売されております。

 

(株)ガポ

https://gapou.jp

 

 

 

よくよく見ると、使い捨てでなく「煮沸消毒して使用し、使用後は洗浄して保管」というような表記。

 

ってことは、現時点では「月経ディスクの形をした月経カップ」ってことでしょうか?ややこしいなあ。

価格も税込4,980円てことは、一般的な月経カップの価格に近いですし。

 

写真にも

 

品名    ウウシナディスク

一般的名称    生理用タンポン

原材料    医療用シリコーン

といった表示が読めます。

 

なんでか知らないけど薬機法では月経カップは「タンポン」扱いなんですね。薬機法が制定されたときはナプキンとタンポン以外の生理用品が存在していなかったため、認可させるのに無理矢理月経カップを「タンポン」と称しています。

そのため、ウウシナディスクも

 

月経ディスクって言えない

 ↓

月経カップ扱いでいいんじゃね?

 ↓

今んところ日本ではカップも「タンポン」

 ↓

表示として「タンポン」って書くしかないよなあ

てことだと思います。

 

そして、従来の「使い捨て月経ディスク」は、まだ日本では認可されていないままです。

 

そこで、(従来の)日本向け月経ディスクを普及させようと努力されている方がいらっしゃいます。

 

向井桃子さん

YouTube    https://youtube.com/channel/UCH9xqztFrqK-omZCnNtQlVw

 

 

 

 

「令和の虎」というYouTubeでも話題になりました。

https://youtu.be/i6lvQuYdflY

 

 

 

 

最近までこの方のことを知らなくて申し訳ないんですが、実際に月経ディスクを使って「使っていて快適」だから日本人のための月経ディスクを普及させようとしてるんですね。

 

フェムテックを扱っている方々はわたしを含め、他の生理用品を否定するんじゃなくて、「選択肢を増やしたい」てことだと思うんですよ。

従来の紙ナプキンだって日本で認可されたのが1961年。(引用;一般社団法人 日本衛生材料工業連合会 | ナプキン)まだ60年そこそこなんで、今生きている人がナプキン認可以前に月経を迎えていたことになります。

それまでは脱脂綿だったり古布だったりを使っていたわけで、少なくても生理用品に関しては「昔はよかった」なんて全く思えません。

 

わたしが月経ディスクを知ったときはすでに子宮を摘出した後なので、試しに使ってみようにも使い用がないので、どこまで快適かどんなメリットデメリットがあるのかというのは知識でしか知りようもありません。

なので、もっと勉強しなきゃなあ。

 

 

今年の10月にサンプルが「Femtech Tokyo」というイベントで展示されるとのことです。

 

https://www.femtech-week.jp/ja-jp/blog/article_05.html?co=twitter

 

 

 

 

でもまだ向井さんの月経ディスクの会社サイトは見つかってません。個人のSNSアカウントはあるんですが。

 

このFemtech Tokyoも行きたいなあ。東京ビッグサイトだって。

今ビンボー自営業のわたしは、往復のチケット代が出ない_| ̄|○

(長距離バス代もキツイ)

大阪に住んでいるだけまだマシなのかなあ。大阪市内はすぐだし、京都市・神戸市も往復1000円程度で行けるのは恵まれてるんだろうなあ。

 

Femtech Tokyoのサイトはこちら。

https://www.femtech-week.jp/ja-jp.html

 

 

 

 

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