祝!子宮摘出5周年! | 子宮を取る権利

子宮を取る権利

子宮内膜異型増殖症になり、子宮全摘した人の体験談。

ネットショップ生理用品専門店「ガーネットムーン」
https://garnetmoon.stores.jp/

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こんにちは。

生理用品専門店「ガーネットムーン」のmiyaです。

当店では生理ナプキン補助製品である「シンクロフィット」や、吸水サニタリーショーツの「ガールズリープ」「ムーンパンツ」を取り扱っています。

ぜひともよろしくお願いします。

 

https://garnetmoon.stores.jp

 

2016年3月17日にわたしが子宮摘出して、丸5年が経ちました!

おめでとうわたし!

 

入院したのが2016年3月15日

手術日が3月17日

退院日が3月30日

 

きっちり覚えてるなあ。

入院中の景色も全部。

 

入院していた時の枕元。金の福智

 

あっという間の5年だったけど、昨年2020年だけは長かった。

 

なぜどういう経緯で摘出したかは過去のブログに書きましたが、実際摘出が転機になりました。

「子宮摘出」がアイデンティティでもあるし。

 

世の中、月経に左右されることが多いと思ってます。

生理休暇は認められるべきだとは思うけれど、月経のために学校や仕事を休むならともかく、楽しいことまで制限されることが多くて辛くなることもありました。

 

さらには子どもを産みたくないと思っているので、摘出すればもう産め産めと言われなくなることも嬉しかったです。

 

もちろん、産みたい人が産む権利も守られるべきです。

だから全ての人に子宮摘出を勧める訳でもありません。

 

ただ、必要以上に子宮に縛られる人生はもったいないと思うんです。

わたしの場合だと、楽しみにしてたコンサート中に過多月経で、ライブハウスのトイレを長時間占領するのも他の人に迷惑かかっちゃう、それだったら何かしらの方法で月経を「軽く」したい。

 

「軽く」するのは医療的な方法だけじゃなく、生理用品の発達や周囲の認識も含めて、月経がハードルにならない方法を考えてます。

 

この5年で生理用品の扱われ方がだいぶ変わったと思います。

月経カップや吸水ショーツの知名度がグッと上がったし、ニュースやバラエティ番組で「真面目に」月経を取り扱うことも増えました。

 

ただ、まだまだ認識が足りないなと思うことも沢山あります。月経経験中の人でもタンポンを見たことがないとか、月経カップ・吸水ショーツの存在を知らないとか。

ましてや「フェムテック」という言葉の知名度も外に広がってない気がします。

初対面の人に「フェムテックやってる」というと、必ず「フェムテックとは何ぞや」から説明しなきゃいけないのが毎回のことです。

 

世界の半分が女性、女性の半分が月経経験中と考えると、世界で20億人弱が生理用品の販売ターゲットなんです。世界規模で20億人ターゲットのマーケットなんてフェムテック以外ないでしょ。

 

わたしの場合は、元気のない時でもフェムテックの話をしてるとテンションが上がるんで、それは自分に向いてることなんだなあと思います。

 

これからもフェムテックに邁進。

近所の桜。今年は春が早い。