2021年2月22日放送、日本テレビ系「人生が変わる1分間の深イイ話」生理特集感想
こんにちは。
生理用品専門店「ガーネットムーン」のmiyaです。
当店では生理ナプキン補助製品である「シンクロフィット」や、吸水サニタリーショーツの「ガールズリープ」「ムーンパンツ」を取り扱っています。
ぜひともよろしくお願いします。
さて、3月22日(月)、テレビ番組「人生が変わる1分間の深イイ話」で生理特集していました。
番組が始まるのが夜9時から。わたしがそれを知ったのが9時1分。あっぶね〜間に合ってよかった。
https://www.ntv.co.jp/fukaii/articles/3462fe3osvtlyc6ncy2.html
ゴールデンタイム、かつ健康がテーマの番組でないのに、生理を特集するのは珍しいと思います。
かつ、普段チェックしていない番組。
どんな扱われ方をするんでしょうか。
生理特集の前に、番組ゲストの女性が「婦人科にかかるなら女性の医者のほうがいい」という意見があり、個人的には相性が合うなら性別あんまり関係ないよなあと。
まず、女性タレントさんの普段の月経についてのインタビューVTR。月に2回月経が来るとか、生放送真っ最中に月経が来て衣装を汚してしまい、それでも涼しい顔したフリで番組を続けなきゃいけないとか。
そういう悩みは芸能界無関係に「あるある」でしょう
でもその「あるある」を表に出さないと、気づかない人はずっと気づかないままなので、発言することに意味があると思います。
続いて、婦人科の八田真理子医師を特集するような形で進んでいきます。八田先生は朝から夜までたくさんの女性の不調を診ていきます。
男性はもちろん女性でさえあまり知らないPMSやピル、ミレーナなどを詳しく扱っているあたり、近年のゴールデンにしては先進的だと思いました。
ミレーナを初めて見た人も多いんじゃないでしょうか。
スタジオでVTRを見ていた博多華丸大吉の大吉さんが、月経について「知っとくだけで違う」と言ったのが、月経が辛い人にとってかなり光明だったんじゃないでしょうか。
確か以前にNHKの「あさイチ」でも月経特集をしていたので、大吉さんもそこで認識が変わったのでしょうか。
大吉さんより歳上の今田耕司さんや羽鳥慎一さんでさえ、目からウロコが落ちたような表情でした。
大吉さんが
「100人いれば100人とも違う」
「かまって欲しい人とそうでない人がいる」
「して欲しいこともみんな違う」と言っていたのがありがたいです。
本当はそれすらも知らない人が多いのが問題なんでしょうが、月経の個人差を判っていない人(性別問わず)が多いのが、現在の月経に対する問題。
ピルについてもテレビでは今までは「特に若い人は言ってはいけない言葉」みたいな扱いだったのですが、ピルで月経が軽くなること、周期が整うことなど使い方を間違えなければ良い薬だという取り上げ方もよかったです。
それでもVTRで出ていた患者さんでは「薬を飲むのは自然じゃない」ということを言っていた方もいましたが、病院に行かなきゃいけないほど月経がキツイのはすでに「自然じゃない」んです。
PMSについても実体験をVTRで語っていたタレントさんもいて、比較的新しい言葉であるPMSを積極的に語ってくれるのは嬉しいことです。
PMSでも酷い人は死にたいと思うくらいに激しい鬱状態になる人もいるので、PMSであることを自覚するだけで随分違うんでしょう。
わたしはツイッターで「#深イイ話」のハッシュタグをつけてリアルタイムで投稿してたんですが、産婦人科で良い思い出のない人や産婦人科に行くことに抵抗がある人もツイッター上にはたくさん見かけました。
先ほども書きましたが、婦人科の医師も相性があって、ピルを出したがらない医師や、月経痛を軽く見てしまう医師もいるらしいです。
ピルが欲しいとか月経痛の悩みがあるとかいう人は、「産婦人科」でなく、「産」のつかない「婦人科」や、ネット診療してもらえるような「ピル外来」などを選ぶことをオススメします。
女性でも月経がキツくない人は「月経で学校や仕事を休むなんて信じられない」って言う人はいますし、本当に一部の男性だとは思うんですが「産婦人科は妊娠した人だけが行くところ」「生理ナプキンは性交渉後に使うもの」としか思ってない人もいるらしいという話を聞き、今まで月経を「隠すべきもの」としていた弊害がこういうところに出るんだと思いました。
月経は病気じゃないけれど、月経がキツイのは病気です。
月経カップも番組内で取り上げてましたが、わたしの商売的には吸水サニタリーショーツも扱って欲しかったかな〜って思いです。
「深イイ話」はTVerで見逃し配信があるそうですが、2月24日の時点ではまだ見逃し配信の告知がありませんので、見逃し配信が早く始まってくれるのを期待します。