監督:M・ナイト・シャマラン
3部作の2作目。
前作「アンブレイカブル」の 15年後のお話なんだけど
単独作品みたいな内容。
で、
最後の最後で
「アンブレイカブル」の続編だと分かる。
「スプリット」は「分裂」の意。
いつものように、
監督がちょい役で出演している。
*******************
ストーリー
↓
↓
3人の女子高生が
多重人格の男に誘拐、監禁され、
男の中にいる一番凶悪な人格と
戦うことになるお話。
女子高生の1人と、多重人格の男には
痛ましい共通点があった。
ネタバレ
↓
↓
多重人格の
主人格であるケヴィンは
幼いころに実母から受けた虐待が原因となり
自分自身を守るために
DID(解離性同一性障害)を発症した。
現在、ケヴィンのカラダの中には
自分を含めて
23人の人格が存在している。
彼らは真っ暗な場所で
それぞれが椅子に座って待っていて、
”照明”の中に立った者が
カラダを使い、
自分の特性に沿った行動ができる。
彼らは自分たちのことを”群れ”と呼び
動物園の
敷地内にある管理棟の地下室を
無断で改造し
安全にひっそりと暮らしていた。
主人格ケヴィンを含む
23人の人格(男女、年齢は様々)と
24人目のビーストは
ジェームス・マカヴォイが演じている。
(瞬時に顔つき、声、雰囲気が別人に変わる…)
●ケヴィン・ウェンデル・クラム
〇主人格。
〇本来のカラダの持ち主。
〇三部作の前後を見ると、年齢は20代前半だと思われる。
〇医師のカウンセリングを本人名で開始した。
〇2014年9月18日から2年間眠っていた。
〇実母が、彼をフルネームで呼びながら虐待していた為、フルネームを唱えられると出現する。
〇気が弱く、おどおどしている。
〇地下室の棚の中に銃を、通路の自分用のロッカーに弾丸を隠し持っており、いざとなったら命を絶つ覚悟だった。
●バリー
〇”群れ”のリーダー的な存在。
〇誰が”照明”の中に立てるか決めている。
〇 服飾デザイナー。
〇 職場で模範的な働きぶりを高評価されている。
〇主人格のケヴィンに代わり、”群れ”の代表として医師にカウンセリングを受けに行っている。
〇医師に23人の性格や特徴を詳しく説明している。
〇医師に同障害の患者たちの中で一番頑張っていると評価されている。
〇気さくで明るく、社交的。
〇ちょっとおネエ。
●デニス
〇主人格のケヴィンが3歳の時に、幼児の粗相を病的に許さない母親からの虐待を逃れるために、粗相をせずに完璧に行動できる人格として出現し、以後ケヴィンを守ってきた。
〇強迫性障害 + 潔癖症。
〇素手で物を触れない為、黄色いハンカチ越しに触る。
(でも、そのハンカチはけっこう汚れているんだが…)
〇気難しくて、いつも表情が固い。
〇動物園の管理棟で働いている。
⇅
〇若い女性が裸で踊るのを見たがるため、”照明”をもらえないことが多い。
(”照明”をもらえないことが多いのに
どういう勤務状況なのかは謎だが、たぶん動物園で働いていると思う)
〇ケヴィンを今後も守り続け、”群れ”を存続させるためには、圧倒的なチカラを持つ24番目の人格が必要だと考えており、
その人格を出現させるために、不純な若者を捕らえてきて、聖なる食料として捧げなければならないと主張し始めた。
〇その主張を”群れ”の仲間たちから共感されなかったり、バカにされ、笑われていることが納得できないでいた。
〇職場実習に来た2人の女子高生にからかわれたことを激怒し、その2人を数日間かけて探し回り、誘拐・監禁した。
(職場実習がバリーのデザイン事務所だったのか、デニスの動物園だったのかは分からない)
〇バリーのふりをして医師のカウンセリングを受けに行った。
〇”群れ”のリーダーはバリーではなくて、自分と女性人格のパトリシアだと思っている。
●パトリシア
〇自分とデニスが”群れ”のリーダーだと思っている。
〇知的でミステリアスな雰囲気の女性。
〇落ち着き払っているようで、気が短い。
〇優しいようで、あなどれない。
〇(たぶん)”群れ”の中で一番凶悪な思想を持っている人。
〇デニスと結託し、24番目の人格を誕生させようとしていた為、仲間たちから敬遠され、リーダーのバリーから”照明”をもらえないことが多くなっていた。
〇デニスを落ち着かせたり、指示を与えたりする。
〇パトリシアとデニスは同時に出現し、会話することがある。
〇アジアの音楽が好き。
〇お店で売っているお悔やみカードの言葉『日の当たる場所で私たちは情熱を見つけ、日の当たる場所で私たちは目的を見つける』が気に入り、自作のメロディーに乗せて口ずさむ。(この歌、恐怖の企みを感じさせてホラー。w)
〇”群れ”にいる幼いヘドウィグを叱ったり、歌を歌ってやることがある。
●ヘドウィグ
〇9歳の男の子。
〇人懐っこくて、無邪気で、ちょっとませている。
〇”照明”を盗むことが得意で、バリーの許可なく勝手に出てこれるようになった。
〇長時間”照明”を盗むとデニスに叱られるので、”照明”をデニスやパトリシアに渡している。(上手く利用されている?)
〇よく間違った行動をするのでパトリシアに呆れられることが多い。
〇デニスやパトリシアと共有している秘密をうっかり喋ってしまうことがある。
〇デニスが動物園の仕事で使うトランシーバーを盗んで、自分用の部屋にこっそり隠していた。
〇カニエ・ウェストが好きで、イカレたヒップホップダンスが得意。
●ビースト
〇24番目の人格。
〇23人がいる暗い部屋にはおらず、長い間、電車の車両基地の中に居た。
(車両基地に居た理由は三作目で分かる)
〇時期が来たことを悟り、管理棟の地下にやって来て、不純な若者を食べたことで出現する。
〇人間が更に進化した姿。
〇感覚が研ぎ澄まされている。
〇筋骨隆々
〇怪力。
〇垂直な壁を登り、自在に移動できる。
〇サイのように硬い皮膚を持ち、ナイフで突き刺すと刃が折れ、銃弾が命中しても死なない。
*背が皆より高い。
*指の数が人間の2倍ある。
*髪がたてがみの様に長い。
(*はデニスに見えているビーストの外見だと思う)
〇虐待を受けていた者を見抜き、襲撃しない。
●オーウェル
〇歴史ヲタク。
〇”群れ”に対する意見や主張を歴史上の話に例えて長々と喋る。
〇バリーや”群れ”の仲間たちと同じようにデニスとパトリシアの行動を危険視している。
〇隙を見て一瞬”照明”を奪い取り、バリーの名前で医師に緊急メールを送った。
●ジェイド
〇ちょっと口(クチ)が悪い女性。
〇糖尿病を患っており、“照明”を得ると自分でインスリン注射を打たなければならないことが不満。
〇隙を見て一瞬”照明”を奪い取り、バリーの名前で医師に緊急メールを送った。
※デニス、パトリシア、ヘドウィグの3人以外の人格たちはビーストの出現を阻止しようとしており、
それぞれが隙を見て一瞬”照明”を奪い取り、バリーの名前で医師に緊急メールを送ったため、医師のもとに多数のメールが届いた。
※主人格のケヴィンは長い間眠っていた為、3人の企みを知らなかった。
※それぞれの人格たちは”照明”を得て出現すると、それぞれの服を着て、共有のパソコンの中に自分の主張や思いなどを自撮り録画し、保存していた。
カレン・フレッチャー医師
〇精神科医。
〇DID(解離性同一性障害)の患者のカウンセリングや研究をしているのだが、患者を現医学界に奪われてきた。
〇DID患者は苦悩を通じて脳の潜在能力を解放する為、いわゆる超能力と呼ばれる能力は、彼らに由来するものではないかと仮説を立てている。
〇患者の人格が変わると、身体的な特徴も変わることを認識している。
〇患者たちを自分の家族だと思い、守ろうとしてきた。
〇主人格のケヴィンが、フルネームを唱えると”照明”無しで出てくることを知っているが、他の人格たちを混乱させないために不用意にケヴィンを呼び出さないようにしている。
〇カウンセリングにはバリーが代表でやってくることが多く、バリーから”群れ”の23人の人格の特徴や性格を教えてもらいファイリングしている。
〇二日続けてバリーからの受診予約のメールが送られてきた後、バリーがカウンセリングに訪れたのだが、バリーのちょっとした言動をもとに推察し、「今私が話しているのはバリーではなくてデニスだと思う。あなたは他の誰かに”照明”を奪われてメールされたことを取り繕いに来たんでしょ?」と見抜いた。
〇それでも「私はバリーですよ?」と明るくにこやかなオネエっぽい表情で答えるデニスに「あなたはずっとケヴィンを守ってきた。あなたはケヴィンに必要だった」と話しかけると、デニスは自分を認められたことで心を開き、バリーのふりをやめ、デニスの特徴でもある厳しい表情に戻った。
〇フレッチャー医師はデニスが主張する24番目の人格(=ビースト)は存在しないとデニスに語った。
〇夜間、更に尋常ではない数の緊急メールが届き、デニスに会いに動物園の管理棟を訪れる。
〇迎え入れたデニスがビーストの存在を再び主張すると、「人間が成れるものには限界がある」と否定する。
〇女子高生が他の部屋に監禁されていることを知り、デニスに「これは犯罪。間違っている」と諭すが、薬品スプレーを吹き付けられ意識を失う。
↓
〇デニスが動物園の管理棟から外に出る。
〇パトリシアが花束を買い、駅のホームに献花する。
↓
〇フレッチャー医師はまだ意識がもうろうとしていたが、チカラを振り絞り『ケヴィン・ウェンデル・クラムと唱えなさい』と紙にメッセージを書きなぐった。
↓
〇ビーストが車両基地から管理棟に戻ってきた。
↓
●フレッチャー医師はビーストに殺害される。
ケイシー・クック
(アニャ・テイラー=ジョイ)
〇誘拐、監禁された女子高生の一人。
〇たまたま、たいして仲の良くないクラスメートの2人と一緒にいた時に事件に巻き込まれた。
〇クラスに馴染もうとせず、いつも一人でいるので変わった子だと思われていた。
〇たびたび学校で問題を起こし、居残りさせられることが多いのだが、実は家に帰りたくなくてワザと問題を起こしていた。
〇幼い頃にシングルファーザーだった父親が亡くなり、以後父親の弟である叔父に育てられた。
〇父親が存命中で、ケイシーがまだ幼い時から叔父による性的虐待を受けており、叔父を銃殺しようとしたができなかった。
〇叔父に引き取られた後も性的虐待、身体的虐待を受けていた。
〇デニスに誘拐・監禁されたが、他の2人のようにやみくもに騒がず、状況を見極めながら冷静に行動しようとしていた。
〇9歳のヘドウィグを手なずけて脱出しようと試みた。
〇”群れ”の人格たちが保存した動画を見て、各部屋の鍵が保管されてある場所を発見した。
〇ビーストが現れた時、フレッチャー医師が残した殴り書きのメモに気付き、主人格のケヴィンを呼び出し難を逃れた。
〇ケヴィンに銃と弾が隠してある場所を教えてもらった。
↓
〇ケヴィンが去り、再びビーストが現れた。
↓
〇ビーストに追い詰められ、銃撃し、2発命中させたがビーストは死なず、襲いかかってきた。
↓
〇ビーストはケイシーのカラダに刻まれた虐待の傷跡を見て、「お前は汚れていない純粋な人間のようだ」と言い、襲撃するのをやめてその場からいなくなった。
↓
〇ケイシーは翌朝、管理棟にやって来た動物園の職員に保護された。
●女性警官に保護責任者の叔父さんが迎えに来ていると告げられたケイシーは、意を決した顔つきで女性警官を見つめた。
(たぶんケイシーは、叔父から虐待されていたことは絶対に隠さなければならないことで、自分は汚れた人間だと思って生きてきたけど、ビーストの言葉を聞いて、自分を見つめ直し、今まで叔父にされてきたことを警察に話そうと決心したんだと思えた。)
右(白い服)→クレア
(ヘイリー・ルー・リチャードソン)
左(青い服)→マルシア
(ジェシカ・スーラ)
〇2人ともケイシーのクラスメート。
〇クレアは変わり者のケイシーを自分の誕生パーティーに招待したくなかったが、ケイシーだけ招待しなかったら後々SNSでイジメだと非難されては困るので、ケイシーもお情けで招待した。
〇マルシアとクレアは気が合う親友だが、どちらかと言うとクレアが主導権を握っているような関係かも。
〇2人は職場実習の際、肝試し的ないたずらを思いつき、いきなり男性職員の手を取り、その手を自分の胸に押し当て、相手が驚く表情を見せると、笑いながら逃げ去った。
(動物園でデニスにしたのか、デザイン事務でバリーにしたのかは分からない)
↓
〇"群れ"の仲間たちは、単なる女子高生のおふざけだと思ったが、デニスは激怒し、4日間この2人を探していた。
(女の子の裸踊りが好きなデニスが何をそんなに怒る必要があったのか?)
↓
〇クレアの誕生パーティーの後、ケイシーを含め3人でいるところにデニスが現れ、3人を誘拐した。
↓
〇3人は、地下の部屋から何とか逃げ出そうと頑張ったが、別々の部屋に監禁されてしまった。
↓
●ケイシー以外の2人は24番目の人格(=ビースト)に不純な若者として捧げられ、食い殺された…。
※デニスは3人を監禁した直後、青い服のマルシアを裸で踊らせようとしたが、ケイシーがマルシアにこっそり「おしっこ漏らしちゃえ」と助言し、マルシアが実行した為、潔癖症のデニスは裸踊りをやめさせた。(たぶんデニスの手や服におしっこがかかった)
※デニスはパトリシアから「聖なる捧げものに手を出してはいけない」と、とがめられたので、以後彼女たちに対するエロい感情を抑えた。
※9歳のヘドウィグもマルシアが気に入っており、マルシアとキスをしたかったが、ケイシーで我慢して下手くそなキスの練習をした。
●ケイシーに銃撃され、ビーストは去った。
デニス、パトリシア、ヘドウィグの3人は廃墟で傷の手当をしながら、代わる代わる現れて、ビーストの強大なパワーを喜び合い、ビーストを世界に知らしめようと誓い合った。
前作「アンブレイカブル」の主人公
デヴィッド・ダン
女子高生や精神科医が動物園の敷地内で殺害され、
逃亡中の多重人格の男が深く関わっていることが大きく報道された。
とある食堂でも、
客たちは店内にあるテレビのニュース番組にくぎ付けになっており、警察が犯人と思われる多重人格の男を”群れ”というあだ名で呼んでいると伝えた。
女性客が
「15年前の車椅子の悪党に似ている。
あの男にもあだ名がついていたはずだけど
何だったかしら、、、」と独り言を呟いた。
するとその女性客の隣に座っていたデヴィッドが
「ミスター・ガラスだ」と答えた。
女性客は「ああ、それだわ!」と言い、
席を立った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
↓↓↓
次回作「ミスター・ガラス」へ続く











