金融ユダヤの基本的騙しテクニック


   ⑤「詐欺師の性格(後編)」

 

 前編では、詐欺師の三つの特性をピックアップして書き出してみましたが、

 今回は、後編ということで、前編を深堀りした内容になりますので、
 前編をまだお読みになってない方は先に読まれる事をお勧めします。
 
 詐欺師かどうかはさておき、性格の特長を掴んでいる有名人として、東谷義和氏(ガーシー)わ例に挙げて、前編の内容を深堀りしていきたいと思います。
 
東谷義和氏はご存じの方も多いかと思いますが、暴露系youtuberとして登場して以来爆発的な人気を博し、今や国会議員という肩書きまで持つ
誰もが知る有名人ですが「BTSに会わせる詐欺」の疑惑が取り沙汰されています。

 詐欺の内容を要約しますと、複数の被害者にBTSに会わせるという約束の元、現金を振り込ませたにも関わらず約束を破り、返金もせず、連絡を絶った事で問題となっています。(現在、東谷氏は被害者に対し返金する意思を動画内で見せています。その後の経過はどうなのか?は言及しません。)
 
そんな東谷氏なのですが、初期の動画では「感情的に声を大にして捲し立てる」ようなトークが散見され、話の巧さも相まってとてもインパクトがありました。また、話の内容も情に弱い人は自然に同情してしまってもおかしくないなというような印象を受けました。視聴者の立場から察するに「確かにガーシーは悪い事をしたかもしれないが、そうだとしても(それに比べても)〇〇は許せない」というように、違う矛先に目を向かせて共通の敵を作ったり、芸能人と近しいアピールしたり、実際視聴者にその様子を目の当たりにさせて、自身のブランドを高める事で一目置かれた存在に持っていったりと部分的に見ても、彼の事を気に入ってしまう理由は幾つも挙げられますし、裏返せば、彼の本心がどうであれ詐欺師の性格に合致する箇所がそれだけあるという事です。自分を自ら別のキャラとして振る舞ったり、サイコパスな部分(まるで自身が全く罪を犯してないような振る舞い)時おり見せる親しみやすさや感情に訴える部分だったり、動画内で見せる彼の性格はとても参考になるかと思います。