目に見える現実は、

自分の心を反映させたもの。

 

オカルトみたいな話だな~って

最初は普通に疑ってた。

 

「妊活中にそのこと知らなかったら

妊活中だけじゃなくて

妊娠中も、子育てしている今も

しんどかっただろうな」

 

って、今は心底思ってます。

 

わたしね、子どもの頃から

優等生タイプだったんです。

 

長女なもんで

特に母親からは、

結構厳しめに育てられて。

 

小学生の時、

一番よく言われたのは、
「もっと周りを見て、気付きなさい」

ということ。

例えば、雨が降ってきたことに

気付かないで、ワーワー夢中で遊んでいたら。
「なんで洗濯物取り込まないの?」

まぁ、よく怒られてた笑

「なんで気付かないの?」

毎回言われたけど、
「なんでって言われても…」

って感じで。


だって、いちいちそんな

外のこと気にして遊ばないじゃんねw
だから責められる度に、

分かんない~って泣いてました。

「土日は洗濯と掃除機をしなさい」
「女の子なんだから、

一通り家事ができなきゃ恥ずかしい」
「ご飯の前には遊ぶのやめて箸を並べなさい」

「言われる前に、気付いてやりなさい」も、
しょっちゅう言われた小言の一つ。
 

母のことは大好きだったけど、
大きな声でまくしたてられるのがイヤでイヤで、
いつも顔色を見て

言いたいことを、ぐっと

飲み込む性格になりました。

ちゃんとしなきゃ。
頑張らなきゃ。

努力しなきゃ。

そして、はっと気が付けば

母親だけでなく、
周りの様子を窺う子どもに

育っていました。

 

「ちゃんとしてなきゃダメ」の、

ちっちゃな芽。

これが出始めた、

幼稚園の年長さんあたりから、
心が、苦しい苦しいと叫び始めました。

過剰な心配性が、

そーっと顔を出してきたんです。

今でもよく覚えているのが、
「自分が喋る時に、ツバを飛ばす」
ということに対する異常な恐怖感。

口をおさえて喋っていました。
幼稚園生が、不自然ですよね。

母からは当然

「やめなさい」と怒られましたが、
心理的なものだったので、
なかなか止められませんでした。

小学校の高学年の時は、
夜中に寝ぼけて部屋の中を駆け回る
「夢遊病」が続いた時期もあります。

 

お昼のテレビショッピングを見たら
「勝手に注文したら商品がきちゃう。どうしよう…」
「もし知らないうちに、私が注文してたらどうしよう…」と
謎の妄想をして、

とてつもない不安感に

襲われたりしていました。

「ちゃんとしなくちゃいけない」

という強迫観念が、
「ちゃんとできない自分」

を妄想で創り上げて
大きなストレスとなっていたのです。
 

この、「ちゃんと」の呪いは

大人になっても

ずっと引きずってました。

 

全然自覚は無かったけど

世の中の「普通」に

必死に自分を合わせようと

してたんですよね。

 

「ちゃんと」を保つために

自分なりに頑張ってはいたので

学校の先生とか

会社の上司からは

可愛がってもらうことが多かったです。

 

(体育超苦手だったんだけど

「ガーネットが頑張ってるのは分かるよ。

 全然できてないけど…」って

先生に遠い目された青き日の思い出w)

 

だから余計に、

頑張らなきゃ愛してもらえない。

頑張らなきゃ認めてもらえない。

頑張らなきゃ私には価値がない。

こーんな風に思い込んでました。

 

心で信じたものが現実化します。

 

「頑張って努力しなきゃダメな世界」が

私の世界では

見事に展開されてたんです。

 

妊活がうまくいかなかった時も、

「妊活、頑張らなきゃ!」って

めちゃくちゃ意気込んでました。

ここまで、どうにかこうにか

努力と勢いできたから。

 

婦人科体温計は

旅行先まで持って行って、

漢方飲んでサプリ飲んで、

おじいちゃん先生がやってる

町はずれの婦人科まで

一駅歩いて通って。

妊娠しやすい体づくりを目指して

本や雑誌もいっぱい読みました。

 

自分に出来ることは全部やったつもり。

頑張って、どうにかしなきゃ。

今までもそうしてきたし!って。

 

そんな時に流産を経験して

手術で赤ちゃんを取り出しました。

 

妊娠したくて焦りまくるなか

手術が決まったのは

この世の終わりってくらい辛かった。

 

そんな時に

「現実は自分の心の投影」

だって理解して、衝撃を受けました。

(その前にも聞いたことはあったけど

なんか全然ピンとこなくてスルーしてた)

 

真面目ちゃんで優等生で

努力や我慢で人生カバーしてきた私。

 

頑張らなきゃって思いの裏には

「頑張ってない自分はダメ」

っていう本音が隠れていて。

 

結果として

頑張らざるを得ない状況が

現実に出てきてたんだ!って知った時は

目の前に火花が散ったみたいに

チカチカしました。

 

どんぴしゃに当たりすぎてて

痛いところを突かれるというか

「オカルトで怪しい」を理由にして

受け入れたくないとすら思ったw

 

あぁぁああぁぁ

今まで何してたんだ~!って笑

 

でも、頑張り屋さん時代が

あったからこそ

旦那さんと出会えたし

今の自分があるのも分かってます。

 

過去の空回ってた自分に

アイラブユーを叫びたいです。

 

もう無理しなくていいんだよ。

頑張らなくてもうまくいくから大丈夫だよ、とも。

 

 

「妊娠するかしないか」

毎月、白黒はっきり結果が出ます。

 

そこに、自分の

「頑張り」「努力」を

結び付けちゃうと、

ものすっごく苦しくない?

 

加えてさ、体質とか運とか、

そういうのも引っ付いてくると

なんかもう…

クッ…って

言葉にならない感情になりませんか?

どうすりゃいいのって。

 

現実は自分の内側の投影。

これを知る前、

私はガムシャラに妊活してました。

 

毎日必死に基礎体温を測って

(疲れてる時は、測りながら二度寝してたw)

 

少しでも運動しなきゃって

仕事帰りは一駅手前で電車降りて

 

妊活にオススメの

一本5000円とかする

ドリンクをネットで取り寄せて飲んで

 

体を冷やさないように

会社では夏でも

長袖のパーカーと

湯たんぽを使って

 

体を温める食べ物

(生姜とか)を

積極的に摂るようにして

冷え取りの五本指ソックス買って

 

病院から処方される漢方を

いつも持ち歩いて

欠かさず毎食前に飲んで。

 

でも、ぜんぜん結果が出なかった。

「初めて妊娠検査薬で陽性が出た!」

と思ったら、そのあとすぐ生理がきたり。

 

現実的に(物理的に)頑張る、

「一般的な常識内での努力・行動」を、

とにかく選択してました。

 

流産の手術をしたのが

大きな転換点でした。

 

「稽留流産でタイムロスした」

その時の私は思いました。

 

「頑張るオバケ」に

憑りつかれていたので

妊娠につながる現実的な行動を

制限されていることが

もうめっちゃくちゃ不安だったんです。

 

次の生理が来るまで妊娠は見送り。

あんなに来て欲しくなかった生理が

待ち遠しくて、しょうがなくってね。

 

その一方で

流産手術した時のことを思い出して

タイミング取るのが

肉体的にも精神的にも怖くて辛くて

泣いたこともありました。

もうメンタルぐちゃぐちゃ。

 

一刻も早く妊娠したくて

頭おかしくなりそうで

藁にも縋る思いでいた時に、

 

「内面(心)が現実化している」

ということを思い出したんです。

 

そして、ノーベル化学賞を受賞した教授たちが

 

「人間の目に見える物質は、
月や地球なども含めてたったの4%」

 

と、発表していることを知って、

目玉がコロリンチョ。


妊娠できないとか
流産したとか
妊活の成果が全然みえないとか
 

そーんな、たった4%のことを

私はこの世の全てだと思って

振り回されていたんだ…

 

目に見えないものが96%なら

心とか思考がもつ力ってやばくない?

 

現実は心の反映って、本当のことなのかも。
 

ここに気付けたのは

かーーーーーなり大きかった。


そして、目が醒めたんです、
私は今まで、目に見える4%の範囲での
「ちゃんと頑張っている自分」に
翻弄されていたんだって。

 

流産手術が終わって

物理的な行動に制限はあるけれど

心のことは今すぐにでも

変化が起こせる!

 

うずうずしちゃって

勉強せずにいられませんでした笑

 

そして、今まで自分に

鞭を打ちまくってたことが

ようやく分かって、またまたガビリンチョ!

(しかも全然自覚なかったー!!!)

 

頑張って働かなきゃ

みんなに好かれなきゃ

結婚したなら家事も頑張らなきゃ

 

妊活だけじゃなくて

もうもう、ほんと全方向に

「わたし、頑張ってます!」を

主張してたおったのだ…

 

楽するなんてズルい。

時間をかけて手間暇かけて

苦しみながら頑張ってこそ。

 

心の反映が目の前の現実。

って知らなかったら、

妊活中も、

妊娠中も

育児中も、

そのあとも死ぬまでずーーっと

「苦しくても頑張るのが普通」

の世界観の中でいただろうなぁ。

 

今、妊娠前にいた会社は退職しています。

以前の私が同じ状況だったら

働いてない負い目で

家事と育児はしっかり!って

死んだ目で、潰れてたと思う。

そもそも、「お金ためなきゃ」って

会社も辞めてなかったかもね。

 

今は、いかに楽するかを考えて

日々生きてますw


自分の内側を変化させたらね、

不思議なもので、

昔は鬼ババみたいに怖かった母も

今は別人みたいに甘えさせてくれるの。


「もっとのびのび育ててあげれば良かったって、反省してる。ごめんね」

 

こんな風に言われた時は、涙が出そうでした。


もし、あの時の私と同じように

「妊活、頑張らなきゃ!」って

思っている人がいたら

頑張らないあなたも、

頑張れないあなたも、

本当は頑張りたくないあなたも、

全部まるっと素敵だよ~~~

と、お伝えしたいです。

 

頑張るのをやめて

一つほっとできたら

その分だけ妊娠に近づけるよ(*^^*)

 

心の反映が現実に投影されるって

すごく優しい世界観です。

 

自分が自分に優しい気持ちでいられたら、

優しい現実が出てくるってことだから♡