第66回カンヌ映画際審査員特別賞受賞作品の、
『そして父になる』を観終わり
余韻がすごいので、ブログに書くことにしました。
最初から最期まで深く考えさせられました。
リリーさんの演技とっても上手!!
いつも自然な演技でリーリーさんの多才さったらすごい!大好きです。
血がつながっているかいないとか、
誰の子宮から生まれたのかと、
人の心は社会の狭い価値観や常識におさまるようなものではない。
血がつながっていてもそうでなくても、
魂がつながっていれば正真正銘の親子だと思う。
反逆者な私の固定観念かもしれないけれど、
私は、子供の頃から家系が途絶えることに躍起になる人を見て違和感があった。
家系をを途絶えさせないことってそんなに大事なんだろうか?
ご先祖様的に・・とか、宗派的に・・土地を守るとか思いはいろいろと
あるのかもしれないけれど、
命のバトンは続いている。
もしどこかの家系が途絶えても明日地球が滅びるわけではない。
女系家系で、お嫁に出てそこからまた命が続いていればそれはそれで良かったじゃないか。
命は今日も明日も世界中で誕生し、命は未来につながっていく。
○○家が途絶える事に執着するあまり、
だれかが苦しんだり、自由選択ができず何かを諦めたり
そんなことまでして血にこだわるってどうなんだろうと子供の頃から不自然さを感じていた。
神様はそんなこと考えてもないし望んでもないんじゃないのだろうか。
途絶えさせたから、何かに悪影響がでるとかも聞くけれど、
誰かが不自由さを感じながら、誰かの人生をコントロールしてまで守るものではない。
ふとその思いが出て来たので書いてみました。
血がつながっていなくても、深いご縁があって
いろいろな形で出逢う親子もいる。
魂レベルで繋がっている。
血がつながっていても、憎みを抱き合う親子もいる。
心が人を突き動かす。
心が繋がっているかどうかが大切なんだと改めて思った。
一緒にいれなかった親子でも、心が繋がっていればいつでも空白は埋めることもできる。
すべては心なんだな。
胸いっぱいでちょっと支離滅裂ですが。
心を使い、心が動いた分だけ絆は深くなる。
親子の愛に、血縁関係の社会の常識は通用しないほど
強くて深くてあったかい。
いい映画でした。