人類初のお酒
蜂蜜酒 ミード
Mead
ミードって?
皆さん 「ミード」というお酒を知ってますか?「ハリー・ポッター」「スカイリム」などで興味を持たれた方もいるかもしれません。「蜂蜜酒」“蜂蜜が自然発酵したお酒“ それが「ミード」です。
ミードの起源は、旧石器時代末まで遡ります、約1万4000年前 破損した蜂の巣に溜まった雨水が自然発酵して産まれた 人類最古のお酒とされています。古代のヨーロッパで新婚夫婦は、子作りの滋養強壮に蜂蜜酒を飲みました。いまでも欧米では、結婚式にミードを飲む習慣があります。当時は、1ヶ月ミードを飲むと男の子を授かると言われていました、「ハネムーン Honeymoon」の由来です。
また蜂蜜酒にスパイスを合わせたものを「メセグリン」と呼ばれ 北欧では、薬用酒を意味します。フルーツを加えたら「メロメル」、葡萄なら「ピメント」、林檎なら「サイザー」、ピメントにスパイスを加えたら「ヒポクラス」など。かなり懐が深い飲みものです。
中世になると 貴族階級がその製造許可を独占し、庶民には高価で手に入らないものになりました。庶民は、穀物から醸造するビールへとシフトし、逆にミードは、表舞台から退きました。
私が初めて飲んだのは、スペインの田舎に住んでいた頃 隣の家のお爺さんが作った自家醸造のミードでした。その伝統的なミードは、スッキリとした甘さと花蜜のエッセンスを凝縮した 香りをもつ ワインを思わせる素晴らしい飲みものでした。
ただ 残念な事に その後 市販されているものを少し試しましたが、甘味が強すぎたり 香りがいまいちだったりと 本当に美味しいミードはなかなか見つかりません。
日本では、禁止されていますが、海外では 自家醸造は、とてもポピュラーな趣味です。そこで 海外では どのように作られているか 調べてみました。
醸造方法
蜂蜜を2倍~3倍の水で薄めて保存。自然発酵。・・・・・・だけ?はい 研究終了。
蜂蜜の糖が水で薄まると 天然酵母が繁殖して 糖を分解してお酒になっちゃうんです。と
それでは、あまりにも 寂しいので調べてみました。すると 次のようなレシピが 見つかりました。
但し
日本では、酒税法上、アルコール分1度以上の飲料(薄めてアルコール分1度以上の飲料とすることのできるもの又は溶解してアルコール分1度以上の飲料とすることができる粉末状のものを含みます。)をいい、当該製品により製造されたものがアルコール分1度以上の飲料となる場合は、酒類製造免許が必要になります。
「無免許製造」は、酒税法違反になりますので 注意してください。
材料
蜂蜜・・・450g
水・・・1L
ワインイースト・・・0٠5g
レーズン(酵母栄養剤)・・・20粒程
***水については、水道水でもミネラ ルウォーターでも大丈夫です。ミネラルウォーターは、ミネラル はイーストや風味に影響をえるので ミネラルが少ない軟水の方が良いです。
***レーズンの代わりにイーストエキス(酵母栄養剤)0٠5g
蜂蜜について
蜂蜜の種類によるフレーバーの違いは、そのままミードのフレーバー。アカシアやれんげ、クローバーなどの蜂蜜を使用すると スッキリ味。林檎やみかんの蜂蜜ならフルーティーに、ラベンダーならフローラルなど
鍋、レードル、温度計、保存用 蓋付き容器、保存用瓶
消毒のやり方
お酒作りに雑菌は、大敵です。全ての道具、容器をよく「消毒」。
ミードの作り方
■1.レーズンを刻みます。
■2.鍋に分量の水、蜂蜜、レーズンを入れ 火にかけます。レードル で撹拌しながら 70℃まで加熱 します。
■3.水を張ったシンクなどに鍋ごと浸し冷まします。早く冷やす程 透明なミードになります。
■4.35度以下まで下がったら発酵用蓋容器に移しイーストを加えます。少し振って イーストと空気がミ ード全体に混ざるようにします。
■5.冷暗所に置いて発酵させます。 数時間で液面に泡が発生し発酵が始まります。
発酵が進み 2週間~1ヶ月で泡が出なくなり発酵が終了します。
発酵には、21~25℃位が適温ですが、少々 低くても 高くても あまり問題ありません。低くければ発酵期間が多少長く、高ければ 短くなりす。
澱やレーズンが入らないように 静かに 瓶に移し替え冷暗所に保管します。
海外では、少なくとも1ヶ月から半年位は、寝かせるようです。飲み頃は、2~3年熟成から らしいです。
ミードのアルコールは12~14度位である程度のアルコール度数になるとイーストが発酵を止めます。
使用するイーストによって アルコール度数を抑える事もできます。
又 瓶づめの際 カーボネイション(炭酸を溶け込ませる)したシャンパンのようなミードもあります。
発酵が進んでドライ(辛口)過ぎるときは、蜂蜜を加えるなどして 甘さの調整をしたり、醸造の際に 濃い目に煮出した ハーブやスパイスを加えたり、低温殺菌したフルーツを加えるなど様々な楽しみ方があるようです。
海外では、自家醸造は、とてもポピュラーで人気のある趣味ですが、日本では、出来ませんので 市販のものから 自分の好みに合うミードを見つけて楽しみましょう。
飲み方 、楽しみ方
市販のミードは、メーカーによってかなりアルコール度数に違いがあるので一概に、言えませが
ストレート や ロック、ソーダ割りが
ポピュラーです。
甘みの強いタイプならデザートワインのように食後に楽しんだり 夏なら
スムージー状にして フローズンミードも良いと思います。
ミードは、柑橘類やスパイス、ハーブと相性が良いです。
オススメは、グレープフルーツ。適度な酸味と苦味が加わり 甘さが引き立ちます。
ミントやシナモン、クローブ。ハーブならローズヒップなども合います。
あと ミードは、なかなかお店に置いてないんですよね。あっても お店の棚の隅の方で埃をかぶって 寂しげ。
日本国内で手に入るミードの中からチョイスしてみました。
■やや甘口 アルコール度数は、抑えめの10度
★2009年DLG(ドイツ農産物コンクール): 金賞受賞
■アルコール度数はしっかりの15度。自然な甘さ。ロックやソーダ割なども合います。瓶も可愛いですね。
■ちょっと お高め。
3種類のミードの詰め合わせ。10年熟成の濃厚なものからさっぱり飲み易いタイプまで。
ギフトにも楽しいですね。
■こちら 国産のミード。私の好みは この甘さの優しい百花タイプですが 他にもオレンジ花、ライチ花、林檎花、と蜂蜜の個性を生かしたミードあり とても丁寧に作られていて オススメです。 記念日などにいいですね。




