皆さん٩(*´︶`*)۶おはよ〜♬
十二月八日日曜日

振り返ること五月十九日
物語は平安時代中期
主人公は光源氏、作者は紫式部
その紫式部の縁の地を
ドライブする事にした
この言葉から始まった「壱や。源氏物語」

ともに愛まみれよう
淡いじゃ濃いじゃ
葉も緑さす平安の苑
さらば紫の君
さらば光源氏

和歌と音楽と花
これが壱やの源氏物語じゃ
<壱や>
十五日鈴虫の巻
<suzumusi>
二十二日夕霧の巻
                <  yuugiri>
               二十九日御法の巻 
                     <minori>
大晦日《幻》
           <MABOROSHI >

<源氏物語>
第三十七帖
横 笛
<yokobue>

柏木一周忌

筍を前にした若君。すでに柏木ななく
女三の宮も尼になっている
無邪気な薫を見る源氏は複雑な思い

<源氏物語オープニング曲>


柏木の一周忌が行われ
源氏夕霧
心を込めて供養する

相継ぐ娘たちの不幸に
心を痛める朱雀院は、出家後も
六条院に住む女三宮の所へ
筍(たけのこ)や野老(ところ)を
届ける

その手紙の端に添えられた歌


俗世を捨ててお入りになった
仏の道は私より遅くとも、同じころ
極楽浄土を、あなたもお求めなさい

辛いこの世でないところへ
参りたく(極楽浄土)
院(父上)がこの世を背いて
お入りになった山路に
深く心が引かれてなりません
(私も行きとうございます)


何も仰せにならないのは、言葉に
なさる以上の深いお気持ちと
人にご遠慮なさっているご様子と
お見受け申します

あなた様のお弾きになる琵琶の
音をお聞きしまして、秋の夜の
しみじみとした風情だけはよく
分かりますが、私は琴を弾くより
ほかに何を申し上げることが
できましょう。


無心の薫、
横笛の謎

柏木の一周忌。
生前とは一転して
人望のあった名門の貴公子として
人々に追憶される


不義の子として生まれただが

今後の物語では光源氏と同様の
主人公性を身につけていく

血の通わぬ子を
わが子としなければならない
光源氏の苦衷も
そこに、にじんでいる





源氏絵の中でも
源氏の顔が正面を向いて
いるのは珍しい(薫を抱く源氏)


眠っていた
が目を覚まし
這って源氏の袖にまとわりつく
歯が生えはじめ、よちよち歩きの
二、三歩もできるころ

院からの賜わり物を見つけて
齧(かじっ)ては取り散らかす
姿の愛らしさ

源氏はそっと抱き上げて歌を詠む





横笛をめぐる
光源氏と子夕霧
探り合い




宇宙(そら)に思いを馳せると
遥か古(いにしえ)の人々が魂

雲の船に希望をこめてむかう
その平安の世は
どんな姿をしているのだろう

人は生まれそして死を迎える

<転生輪廻>

幾たび生まれ変わるのだろう
源氏物語があなたを誘う

脳裏に映し出される画(え)は
楽とともに心の扉を開いてくれる
・・・・きっと

壱や


友の形見の笛を吹く夕霧

一条邸を去る夕霧
御息所は贈り物に横笛を添えて
答礼した



亡霊として現れる柏木
横笛に関して夕霧に伝える

笛を伝えたい者は他にあることを
告げる
「思ふかた異に侍りき」

赤子に乳を含ませる母(雲居雁)

夕霧が一条宮から自邸に帰ると
妻の雲居雁夕霧の遅い帰宅と
落葉の宮との噂に不機嫌になっていた

夕霧はそれをなだめているうちに
まどろんでしまうと
夢に柏木が現れ、笛は子孫に伝えたい
と告げた

夕霧は驚いて尋ねようとすると
若君が目覚めて泣き出してしまい
雲居雁はせわしなく子供をあやす

 
次回
三十八帖  鈴虫の巻
女三の宮持仏開眼供養
月の宴で、源氏冷泉院
対面する

<源氏物語エンディング曲>