星野富弘  ほしのとみひろ
(1946年4月24日-)

中学の体育教師(1970-3月)
1970年6月17日公務災害部活の指導中に
墜落事故で頚椎損傷手足の自由を失う

1972年入院中に口に筆をくわえて文や絵を
書き始める1981年結婚  (昌子)

星野昌子さんは、星野富弘さんが
頚椎損傷してから結婚し、その後献身的に
詩画の作成に関わった。






小さな実

私にできることは
小さなこと

でもそれを
感謝して
できたら

きっと
大きなことだ

星野富弘


支えられて

支えられているから

立っていられる
支えられているから
崖に身体を乗り出せる

支えられているから
見えない明日に夢をみられる
綱渡りのような私の人生
あなたに支えられて生きている

星野富弘


花忍

あなたに逢ってから
道の真ん中を
歩かなくなった
真ん中はあなた
私は少し横を歩きます
星野富弘




星野富弘さんは、
小学二年の時、イジメに遭いました
お小遣いから文具の貢ものをし
何とか機嫌を損なわないように
びくびくし学校に行くのが
嫌で仕方ありませんでした
そんな時、クリスチャンの母は、
聖書を持って来て
「あすのための心配は無用です。
あすのことはあすが心配します。
労苦はその日その日に、十分あります」
を読んでくれました。
幼いながらも何か大きなものから
優しく語られているようで
肩の力が抜け安心感に包まれ
学校に行くようになりました。


この花忍の冒頭の
あなたに逢ってから
あなたとは、
「神」の事です。


星野富弘さんの詩集から
限りない優しさと温かさを感じる



皆さんにとって素晴らしい未来で
  ありますように・・・壱やとともに。