今回は滝を離れ、月山登山に挑戦です。
今日、10月7日、朝3時に自宅を出発して、4時に月山8合目駐車場に到着しました
月山とは出羽三山の一つで、古くから山の神を信仰する行者達が山頂を目指して登ったとされる山です
幾つかルートがありますが、今回は初級ルートである羽黒山口コースから登り始めました。
時刻は朝4時半。
駐車場は暗闇で、眼下の夜景が唯一の光です。
気温は車の温度計で3℃でしたよ わかっていた事ですが相当寒いです
闇の中、用意したヘッドライトを点灯。
登山計画書も忘れずに
まずは弥陀ヶ原湿原を通ります。この辺りは散策できる周遊コースになっているので、登山目的ではなくても訪れる方が多いです
板の上を歩いて行きますが、霜が降りているので気を付けて歩きます。
湿原を抜けていよいよ岩場が多い登山道へ入っていきます。東側の空はうっすら青くて日の出が近付いているようです。
まだこの時点では東側の下界を望める位置にいないので、なるべく歩を進めて高い場所に移動していきました。
時刻は5時半を過ぎ、いよいよ日の出です。道中ではありますが、朝日と雲海を望めました
気象条件などを事前に調べていたので、今日なら見れると思っていました
雲の上に私は来ています
果てしなく先に太平洋があるのですね。
北の方角には山形と秋田にまたがる鳥海山が見えてます。
右側の雲に隠れているところは最上地域です。
山に遮られ、内陸側の雲は庄内平野に流れてくることはないようです。
さて、山頂を目指します。
登山道は全体的に岩場の道ですので、滑らないように岩を選びながら進みましょう。
9合目の宿泊小屋を過ぎていくと、「行者返し」という急坂が待っています。
しかし、長さはそれほどではないので、一歩一歩大岩を攻略して気付けば「返し」の頂点にいるという感じで、すぐになだらかになります。
すぐ上が見えているので、ゆっくり確実に
気付けば山頂付近にあったガスの中に私は突入していました。
最後に緩い坂を板の上から登っていきます。山頂はもうすぐですが、ガスで何も見えません。
板が終わって再び岩場です。これが本当に最後の岩場ですが、結構脚にきてます
初級とはいえ、土の上を歩くのはほんの僅か。ほとんどが岩の上というのが疲労蓄積の原因です。
岩を選んでいますが、やっぱり滑る時は滑ります。加えて疲労で力が入らなくなります。杖を利用しながら体を支えましょう。
途切れたところからの景色です。
すぐに次のガスが迫ってきています
太陽が直接届かなくなると、気温が更に下がってきました。風も強くて遮るものは何もないです
視界ゼロの中、山頂の月山神社に到着しました。
時刻は7時。およそ2時間の所要時間でした。
奥の一番高い所に社殿があり、参拝してきました
神社から反対方向には山小屋があり、先には他の登山ルートからの合流地点があります。
とにかく寒かったので滞在はほどほどにしてすぐ下山しました。ちなみに誰もいなかったです
ガスを抜けると日差しが出てきて今度は暑くなってきました。
とりあえず一安心。ゆっくり下山していくと、ようやく登山者と出会いました。
今日は私のような登山計画の人はいなかったみたいですね
下山が一番怪我のリスクがあるので注意してください
私も脚の疲労が限界に近付いてました
時刻10時10分前。無事に駐車場に戻りました。
最後に私が住む市内の風景です。
奥に日本海が見えます
早ければ来月にも山頂付近から雪が積もり始めるので、今シーズンは今月でラストですね
登山はまた来年。今度は山頂の景色が見れれば良いですね
ではまた