笹川賞の個人的展望
私の今のホームプール福岡競艇場で行われるボートレース笹川賞(オールスター)。新しい名称使いたくないので、タイトルは笹川賞のままです。エンジン抽選の結果を見て、頭の整理の意味もこめて長々と。
しかし、今回はエース・47号機を筆頭に注目していたエンジンがほとんど女子選手に当たったためにかなり難しい構成になっている気がします。必然的に優勝候補も絞られるんですけどね。穴党の方にはレース場の構造もあり、実に楽しめそうです。本命党の方はインがただでさえ弱い上に銘柄級選手が低調機を引いているために難しいシリーズになりそうです。
- 47号機・宇野弥生選手
- 三角哲男選手がパーフェクト優勝した後、60周年で篠崎仁志選手が優勝したエンジンでこれを引いた選手が優勝と思っていましたが、宇野弥生選手では失礼ですが、正直厳しそう。ヤングダービーの選考順位が現在ギリギリのところですし。男女混合GⅡ優勝実績と書いてもあのときは準優勝戦まで男女別々のレース構成でしたからね。伸び型のエンジンで手は合いそうなんですが、あまりに伸びるために安定感がなく乗り心地が最悪で反応が若干鈍いエンジンのために操れるかどうか。正月魚谷香織選手が初日転覆しているように初日は危険で狙うなら2日目のような気がします。出なかったのは周年直後の能見稔選手で、後はB級の選手が乗っても超抜だったので、出るのは出ると思います。
- 56号機・重成一人選手
- 現段階だと優勝候補筆頭と書いてもいいかもしれません。ダブルエース機のうちの一つで福岡周年優勝実績がある重成選手がSG初戴冠という可能性も期待できます。松尾美和子選手と西澤日花里選手で少し落ちていましたが、前節で佐々木和伸選手が2コースから差しきって優勝。誰が乗っても出るバランス型のエンジン。周年は東本勝利選手が乗って予選突破していたと思います。その後も堂原洋史選手が優出。最近の実績も申し分なく間違いなく出るエンジン。初日から狙えると思います。
- 64号機・毒島誠選手
- 複勝率ほどは出ないという印象。周年は深川真二選手で当時、複勝率1位でしたが、アッサリと予選落ちしていましたし。出ていたのは周年直後の原田富士男選手と12月の久田武選手、それとGWの打越晶選手くらいですが、それでも最終日には周りと変わらない程度。3月の福岡Jアンクラス杯で矢後剛選手が優勝しましたが、あのときは準優勝戦、優勝戦と完全に展開。2回とも内が競り合って、スペースがポッカリと開きましたからね。足は出ていませんでした。過信は禁物。外枠なら切りたいところです。
- 68号機・茅原悠紀選手
- 周年は中嶋誠一郎選手で10年ぶりくらいのG1予選突破を果たしたときのエンジン。その後、誰が乗っても出ていましたが、下條雄太郎選手が優勝した後、3節くらい出ていませんでした。しかし、前節松本真吾選手がある程度戻していたので、予選突破はしてくると思います。積極的に狙いたい組み合わせ。茅原選手の周年成績はエンジンが悪かったので、無視してかまわないと思います。前検タイムも出ているので、初日から。
- 14号機・小野生奈選手
- 周年には出ていないエンジンで、当時複勝率20%前半でした。そこから半年で45%近くまで上がっているので、当然出ています。誰が乗っても仕上がりますが、GWで妹の小野真歩選手が乗ったとき、回れていなかったように乗り心地が来ません。伸び型エンジンなので、積極的に攻める小野選手とは手が合いそうですが、差し位置になるケースや天候が悪いときは狙いにくい。初のA1級で来季A2落ちが決まっている小野選手を積極的に狙おうというのは難しい。ただ、逆に配当妙味が高く九州地区選手権でも最終日に水神祭を行ったので、どこかで水神祭は行うと思います。初日から3連勝みたいなのが多かったエンジンなので、狙うのなら初日か最終日。前検タイム見る限り最終日かなあ。
- 34号機・平山智加選手
- 難しい組合せです。周年は地元の大将・藤丸光一選手。ただ、2日目まで良かったのに、それ以降サッパリ。ソフトバンクホークス杯で中辻博訓選手がインの木村光宏選手(68号機)をまくり差して優勝していますが、前節の吉田一郎選手が予選落ちとサッパリ動かず。出るときと出ないときの差があまりに激しく予測がつかないエンジンです。乗りやすさは悪くなく前検タイムも出ているので、予選突破は期待したいところです。
- 62号機・吉田弘文選手
- 前節の宮武英司選手がサッパリで、出ないときは出ないエンジンですが、出るときは超抜。周年は湯川浩司選手が準優勝。出足重視にするベテラン選手が乗ると超抜に。3000番台前半の選手が乗ると出ます。西田靖選手、西山昇一選手、原田正己選手、日高逸子選手、北川幸典選手のときが超抜でしたからね。だから、吉田弘文選手との相性は疑問。ただ、地元なので、合わせていると思います。仕上がるときは初日から出ますし、前検タイムは出ているので、地元でSG初戴冠と行きたいところです。好きな選手なので、優勝戦までは行ってほしいですね。
- 31号機・山川美由紀選手
- 昨年末までは47号機と一緒にWエース機と呼ばれていましたが、正月シリーズで青木幸太郎選手がおかしくして、その後、F2でやる気のない青木義一選手、同じくF2で走る気の無い加藤政彦選手が事故らないように調整してから本調子に戻らずです。2節前の関裕也選手も悪く、前節の久富政弘選手も中堅少し上くらいまで。周年の深井利寿選手は出ていて、その直後の関忠志選手は超抜でしたが、そのときまでは戻らないと思います。山川選手は昨年10月のときの成績がエンジンの割に悪かったのもあり、積極的にきりたいところです。
- 20号機・服部幸男選手
- 周年は辻栄蔵選手が優出4着。前節田頭実選手が優勝戦1号艇。一瀬明選手が優勝してから田頭選手までA1級選手が乗っていませんでしたが、それなのに第9位まで複勝率を上げているわけですから出ています。服部選手は昨年優出3着。コメントも悪くなく今年も積極的に狙いたい組合せです。
- 69号機・濱野谷憲吾選手
- 周年は岡祐臣選手。記念では力不足の選手なので、評価が難しいところですが、当時の足は良い方でした。ただ、それ以降はA1クラスの選手が乗っていても目立たず。強いてあげれば3月県知事杯争奪戦のときの三好一選手ですが、それでも中堅上位くらい。濱野谷選手は周年のときよりは良いので、初日まとめてくればその後、積極的に狙いたいところです。
- 28号機・守田俊介選手
- 周年は大久保信一郎選手がキャリア初のG1優出。その後も出ていたんですが、新鋭リーグ戦野の上野真之介選手以降全く出なくなりました。前節の寺本武司選手も同格選手相手に苦戦していましたし、とても複勝率ほどは出ていない。コメントはいいですが、前検タイムは悪く、守田選手は整備巧者ではないので、出来れば切りたいところです。
- 57号機・桐生順平選手
- 周年は谷村一哉選手で中堅上位はありました。去年、優勝戦1号艇で破れた置き土産を取りに行きたい桐生選手には十分なエンジンだと思います。前節の石田政吾選手が今ひとつでしたが、きちんと優出3着にまとめていますし、決して出ないエンジンではなく、3節前には津久井拓也選手が優出しているようにむしろ誰が乗っても戦える足になり、うねりにも負けない足なので、ドリーム戦から頭で狙いたいエンジンです。前検タイムも出ていますし。
- 24号機・寺田千恵選手
- 周年は佐々木康幸選手。得点率は6.00でしたが、着順差で予選落ち。ただ、足は出ていました。正月の渡辺浩司選手が予選トップ通過。ただ、準優勝戦敗退のときにぺラが壊れたみたいで、そこから足がワーストクラスに。ある程度は戻りましたが、3節前の芝田浩司選手、前節飯島昌弘選手が今ひとつだったように完調にはならず。寺田選手にとってはかつてのホームプールですが、厳しい戦いになりそうです。
- 40号機・篠崎仁志選手
- ここ3節乗り手が悪く出ていません。ただ、新鋭リーグ戦で本命だったとはいえ、前田将太選手が危なげなく優勝、4節前渡辺和将選手が優出2着と悪くはありません。周年は3連覇を狙った坪井康晴選手が準優敗退でしたが、予選は突破しているので、ワーストでもありません。中堅上位にはなるので、コースと相手で十分頭狙えますし、篠崎仁志選手は福岡走る機会も多く実績もダントツなので、2着、3着には必ず入れたいところです。前回、優勝戦1号艇で大失態をやらかしていますし、取り返したいでしょうから。
- 13号機・菊地孝平選手
- 周年は魚谷智之選手。1月日本財団会長杯で白井英治選手が優勝も予選で新鋭の女子選手に途中まで前を行かれていたことがあるエンジン。実績ある人が乗れば優出はしていますが、コメントどおりに足は普通。超抜にはなりません。ただ、腕とスタート力を考えれば2着、3着にはまとめられるので、完全に切るには怖いという取捨選択が難しい組合せです。インで頭、2から4コースで2着、3着受け、外枠なら切るという基本の買い方をしたいところです。
- 61号機・田中信一郎選手
- 周年は赤坂俊輔選手。誰が乗っても中堅上位だったんですが、3節前がおかしく、その後、GWの篠崎元志選手は今ひとつ。ただ、低調機シリーズだったとはいえ、前節青木幸太郎選手が4日間シリーズで優勝戦2号艇。出ていました。田中選手が福岡苦手でコメントは普通ですが、前検タイムも悪くない。上の菊地選手のエンジンより素性は上で、SG優勝した選手の中では上位のエンジンなので、人気でも嫌わずに入れたいところです。
- 17号機・鎌倉涼選手
- 大阪支部の選手は大体福岡苦手です。エンジンも複勝率ほど出ない印象。周年は前田将太選手で足は中堅上位でしたが、新鋭リーグ戦で岩瀬裕亮選手が今ひとつで、その後乗り手に恵まれず順調に複勝率が落ちました。前節の関道選手も実力どおりで、今回もそのままでしょう。女子選手同士で内枠ならというレベルです。
- 50号機・平石和男選手
- 周年は岡崎恭裕選手。そのとき、予選1位通過。準優勝戦で振り込みましたが、予選は出ていました。年末から2節ほど出ていませんでしたが、新鋭リーグ戦の江崎一雄選手からどの選手が乗っても実力より上の着順でまとめられる足にはなっていました。前節の榎選手の成績が今ひとつですが、平石選手の腕なら十分まとめられる足はあるエンジンなので、2着、3着には必ず入れておきたいところです。
- 33号機・森高一真選手
- 周年は柳生泰二選手。記念では厳しい選手でしたが、足は中堅上位で悪くありませんでした。3節前に土屋智則選手が優勝。前節の宮嵜隆太郎選手もコメントより足は良かったです。乗り手が今ひとつで複勝率はあまり高くありませんが、バランス取れていて、森高選手の腕なら十分戦える足で、予選突破はしてくると思います。内寄りなら頭、外でも2着、3着で狙いたいエンジンです。
- 42号機・岡崎恭裕選手
- 周年は渡辺浩司選手で足は良く無かったです。ただ、それ以降は横澤剛治選手が順当に優勝。古賀繁輝選手が優勝戦1号艇になったように実力のある選手があれば、シリーズを引っ張っていけるだけの足があるエンジンでした。福岡だと悪くても良いコメントを出す岡崎選手ですが、今回は割り引く必要はあまり無さそうです。予選突破は普通にしてくると思います。問題は昨年みたいに地元SGなのにコースを譲るという信じられないことをすることです。
第8回声優アワード結果
反省の第8回。うーん、難しい。
予想の方は3月段階がこちら
10月段階がこちら
言い訳をすれば、人気作とかゴールデンタイムのアニメを見ませんからね。
ただ、さすがに3月段階の予想でも全部外しているとは思いませんでした。10月段階でもほぼ当たっていませんし。
結果を見ると女性向けアニメの票がかなり強いなあとさらに言い訳を重ねてみます。投票が第7回から入っていますが、そのあたりが関係している感じが。
それと圧倒的に「進撃の巨人」を考慮していなかったのが敗因な気がします。
とりあえず、下記が結果と反省。(敬称略)
- 主演男優賞:梶裕貴
- 10月段階の予想では入れています。というか、「進撃の巨人」があれだけ話題になればほかにいませんよね。2年連続がどうかと思っていましたが、関係なかったですよね。男性向けでは変態キャラが多く、イケメン系のキャラも出来ますし、素直に上手いと思いますので、納得です。
- 主演女優賞:佐藤利奈
- うーん、全く予想していませんでした。「超電磁砲」が2期目で「みなみけ」が4期目だったので、完全に外していました。ただ、「BLOTHER CONFLICT」の主演もしていましたし、順番と考えると予想していなかったのが甘かったと納得しました。
- 助演男優賞:細谷佳正
- 改めて出演作を見ると納得です。それと同時に「進撃の巨人」だけではなく他にも多くの作品で助演を獲れるだけの役柄を演じられていますし。予想で挙げていなかった私が愚かでした。理知的なキャラを演じられることが多く普通に上手いですし、独特の空気がありますしね。うん、予想できない私が無能でした。
- 助演女優賞:石川由依
- うん、この方こそ「進撃の巨人」ですね。「ガンダムビルドファイターズ」もあるので、仕方が無いのかなと。ただ、経歴と出演数からまさか「声優」アワードをとは思いませんでした。一応10月時点で新人でとは書きましたが、「新人」要件を満たしていないんですね。1番の無理ゲーです。
- 新人男優賞:石川界人
- 3月段階で名前を挙げていなかったのは落ち度です。「ガルガンティア」があの段階で決まっていたので、名前を挙げることは出来ました。10月時点では名前を出していて、花江夏樹氏との争いだと考えていましたが、出演作の人気度と知名度で考えれば順当ですね。2014年も好調な出だしですし、近い将来、助演もしくは主演を獲るでしょう。コミカルな役をどう演じられるのか、私、気になります!
- 新人男優賞:山下大輝
- 今回始めてお名前を拝見しました。しかも、3月段階では出演作がほぼ無く予想するのは無理ゲーです。正直、もう1人は逢坂良太氏で確定だと思っていましたしね。むしろ、新人要件も満たしていて、主演作も多く「進撃の巨人」にも出ていた彼の名前が無いのがおかしいレベルだと感じています。考えられる可能性は事務所の関係だけ。山下氏の話をすれば主要キャラで出ている出演作を見ていないので、何とも。「弱虫ペダル」のPVの印象だけで書けば確かに獲得できるレベルだなとは感じました。
- 新人女優賞:内田真礼
- 3月段階で事務所がアイムでなければ本命と書いていました。うん、アイムだから無いと思っていました。後は第7回の期間中に放送されていた「中二病でも恋がしたい」のときに受賞が無かったので、外していました。2013年の出演作で強く印象に残る役柄も無かったのが10月時点で外している理由ですね。ただ、中二病が2012年10月開始だったので、その名残があったかなというのとこの1年で大分幅を広げられていましたから納得ではあります。
うーん、新人女優賞が1人というのは意外でした。男性2人なのに?という感じです。東山奈央さんが新人女優だと思ったんですけどね。人気が無いんでしょう。事務所は山下大輝氏と同じくアーツビジョンなので、関係ないですし。内田真礼さんが獲られたのは順当と思っていますが、もう1人選出して欲しかったところ。負け惜しみですが。
男性は逢坂良太氏で確定だと思っていました。何故外れているのかが解りません。人気がないとも思えないんですけどね。男性向けの主演が多いからか?
女性視点で見られないので、予想が難しいですね。今年も一応やりますが、まあ、ほぼ無理だと思います。今年は覇権獲っているアニメが現段階でなく、獲りそうなのも見当たりませんし。正直現段階ではかなり分散しますね。
ぶっちゃっけ、今回の結果を見るとお手上げなんですけどね。特に助演は。
さらに言い訳を重ねれば、予想は毎回していますが、助演女優賞の石川由依さんと新人男優賞の山下大輝氏の現時点での2014年テレビアニメ作品のネームドキャラでの出演数0。これはさすがになあ。
花とゆめ2014年6号の
「ガラスの仮面」の作者である美内すずえ氏のインタビューを読んでいて、印象深かったのが「スケバン刑事」
の和田慎二氏とのエピソードですね。
物心ついたときには母が「スケバン刑事」も「ガラスの仮面」も揃えていたので、子供の頃から読んでいたの
で、本当に印象深い。
両方とも何度も読み込んでいたので、インタビューにもある「ガラスの仮面」の速水真澄と「スケバン刑事」
の神恭一郎の電話のシーンの裏話が載っていたのが凄く嬉しかったというか感慨深いものがありました。
あのシーン凄く印象に残るんですよね。
ただ、残念なのは「ガラスの仮面」24巻にて読めるとだけあって、「スケバン刑事」の方は書いていない点で
すが。たぶん、後者が絶版なんでしょうけど。実家の方にも「スケバン刑事」は無いんですよね。今は。
あの電話シーンは「ガラスの仮面」側からだけだとあまり意味を持たないシーンだけに。「スケバン刑事」側
からだとあのシーンは神恭一郎が死地に赴く前に決断をするようなシーンでの電話なので、双方の視点か
ら見るとものすごく幼心にも格好良く見えるシーンだったんです。当時小学生だった私は「これが大人か」
と。
美内氏が女性で和田氏は男性ですが、ああいう関係だったのかなという感じにも思えてインタビューは興
味深かったです。
また、美内すずえ氏は今も「ガラスの仮面」を生きて書かれていますが、「スケバン刑事」はあの電話シー
ンの後4~5巻くらいで終わっていて、作者の和田慎二氏も既に亡くなられているんですよね。
こういう話は不謹慎だとは思いますが、あの電話シーンの後で神恭一郎は作中で亡くなっていて、速水真
澄は今も健在と考えるとその後の2人の関係を暗示しているようでもあり、神恭一郎が亡くなったと知った
速水真澄の心境というのを美内すずえ氏がどう描かれるのか見てみたいという感じがインタビューを読ん
でいて思いました。
重ねて書きますが、不謹慎なのは承知で。
しかし、漫画界で他にこういう違う作者のキャラ同士が会話しているお遊びシーンって無い気がするのは不
思議ですね。コラボイベントとかはあるのに。