今年はなぜか冬休みが長く、春学期が始まるのは1月中旬から。 これまではMartin Luther King, Jr. Dayが学期最初の休日だったけど、今年はその日もまだ冬休み。ただその分、学期が終わるのも遅くなってる。おそらく、月曜の休日が3回(Martin Luther King, Jr. Dayの他に春休みとイースターがある)もあったので、それを避けたかったのかも?

春学期は引き続き、博論&実習をやっていきます。あと、今学期も統計のクラスを一つとります!今度はHierarchical linear modeling (HLM)、またの名をMultilevel modeling (MLM)というクラス。日本語では、階層的線形モデル。教育での研究によく使われるみたい。というのも、階層がたくさんあるから。普通の分析だと、学生のデータだけ集めて一緒くたに分析する。でもHLMだと、学生が属してるクラス、それぞれのクラスがある学校、学校が属してる教育地区、それぞれの教育地区がある州、などなど様々な“階層”を考慮して分析することができる。だからより正確な分析ができる。

普段読んでる論文ではほとんど使われたのをみたことがない。ただそれは単に研究者が使い方を知らない可能性もある。というのも、よくよく考えると階層はどこにでもある。時間を階層として扱うこともできるので、縦断的データ分析にも応用できる。そう考えると、色々な場面で使うことが可能。SEMも昔はそこまで使われてなかったけど、最近では大学院のプログラムでは必ず習うクラスになって、論文にもたくさん出てくる。だから10年後にはHLMもそうなるかもしれない。

ちなみに、博論の先行研究の論文では、秋学期に取ったカテゴリカル・データで学んだ分析を早速取り入れたので、HLMも使っていこうと思ってます!今日、アドバイザーに先行研究の論文(最初のドラフト)を送ったので、春学期中にはジャーナルに送れるかな~。