こんばんは三日月

今年に入って映画館じゃない
上映会に月イチくらいで観に行っています照れ

本日は前から観たかった【花のあとさき】
偶然に上映があることを知りましたグッ

埼玉県秩父の江戸時代から続いた小さな集落
養蚕や炭焼きが盛んで100人以上住んでいた
太田部樽尾
NHKのカメラマンが18年にわたり取材
平成13年の取材当初は住人が9人
【秩父山中 花のあとさき】の
ドキュメンタリーシリーズの映画化ですカチンコ

土曜は仕事出勤と決まっていたので
日曜に追加上映があることを知ってチケット
購入してましたお願い


平地がない場所に田畑を切り開き
先人が守ってきた村を最後まで守り続けて
行こうとしていた人々と
自分たちの人生の終わりと共に
土地を山に返す作業をすすめるムツさんと
公一さんの姿に遠くない未来
日本の消えてゆくであろう
小さな村の姿が重なって涙がとまらない……



二人は長い間お世話になった畑が
荒れ果てるのは申し訳ないと
花を咲かせて山に還したいという思い
ムツさんが取材中ほっこりする
話もたくさん残っていて
山の恵みはたくさんだけど
キレイな格好や楽してタケノコは
採れないなぁーと
農業は楽ではない
自然と共存共栄するということは
そういうことお願い

昭和45年に道路が出来てから
会社勤めに出て行く村人が増えてゆく
ムツさんもパートに出たという
【会社勤めは楽、休みがたくさんある】
平成に入ってから畑をやめた土地に
花を植え始めて春の日は花盛り桜
一つ一つ、二人で自分たちがこの土地から
いなくなる日を確実に知りながら
感謝の気持ちを込めてキラキラ植えていく

人間の手入れがないと里山は荒れ果てる
という現実をこちらのドキュメンタリー
でも思い知らされる
かつて、国が推奨してきた杉の植栽も
海外の安価な木材が入り結局、放置され
花粉症の大きな原因になっている
日本には放置された里山がたくさんある

国が認めているから
国が推奨してるから

今まさに、鵜呑みにできないことが
まだまだ山となって目の前にある事実

取材から18年
公一さんが亡くなり、ムツさんも亡くなり
他の山を守ってきた住人が亡くなって無人の村
空き家の家は動物たちの住処になり
人間の暮らしてきた痕跡をゆっくりゆっくり
消し去っていく過程が寂しいけれど
いつか地球に還す日がやってくることを
人間は何処かで気づいているのかも??
山行してから、人間は自然に
勝てるわけがないと思い知らされます

今、日本はすべてにおいて
転機の時を迎えているのだなぁーと
消えてゆく村は樽尾に限ったことでは
ないのだから

映画予告



その後の樽尾




上映会は教育文化会館で
3月にこちらの竹アートを観に来た時に
上映会を知りました


天気の良い快晴晴れ晴れだったので
休憩は迷わずこちらでグッ


週末は山行できなかったので
街の中から山々を眺めます照れ


今回はじっくり滞在したので
次回展望室を紹介ニヤニヤ

ご訪問ありがとうございました桜桜桜