2017.3.17.fry
この日はマヤグスクの滝ツアーへ
-----------☆マヤグスクの滝☆----------------
少し前まで名前もなく、その存在は
一部のイノシシ漁師にしか知られていなかった幻の滝。
現在でも西表島のほぼ中心に位置するため
簡単に行くことのできない秘境中の秘境です。
一般のガイドブックや地図には載っていないこともよくある
超マニアックな滝ですが、その素晴らしさは
西表島ナンバーワンとも言われています。
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今回ツアーガイドを頼んだ島廻遊(しままりあしび)さんのHPより。
この滝に行くには遊覧船を乗り継いで
片道約3時間、往復約6時間の
体力に自信のある人向けのコースということで
帰りの遊覧船の最終16時までには、
行って戻ってこなければならず
最終の遊覧船に間に合わないと判断された場合には
滝を見ずに引き返すこともあるとのこと。
このマヤグスクノ滝ツアーに向けて
日頃から体力づくり、していたつもりでしたが
途中、体調不良などもあって完璧でないまま
当日を迎えることに。
しかし、この日は朝から雨
大丈夫かな。
もう、なるようにしかならない。頑張るしかない!
腹が減っては戦はできぬ。
ということで、まずは朝ごはん。
9時。
ガイドさんがホテルに迎えに来てくれて
遊覧船乗り場へ。
入山届を記入し、遊覧船乗車チケットを購入。
浦内川を渡り、軍艦岩を目指します。
マングローブに囲まれた浦内川。
軍艦岩に着くとすぐに
マヤグスクの滝を目指して歩き出す
ストレッチしたかった。。
そんな時間もない、か。
マヤグスクの滝までの間には
マリウドゥの滝とカンピレーの滝があります。
カンピレーの滝までは、普通に登山道があると聞いていました。
ただ、ちょっと、私たちスピードが遅かったよなぁ。
ガイドさんが時々見えなくなるほど
差がついていたりしました。
なんとか、カンピレーの滝に到着。
この大きな穴はポットボールと言って
石や岩などが何年もかけてグルグル回り
浸食してできた穴なんだそうです。
穴の大きさは様々で
小さいものから五右衛門風呂のような大きなものもあって
ポットボールを避けて歩かなければならず
落ちないように注意が必要です。
もう少し水量が少なければ
綺麗なハート型に見えますよー、とガイドさん。
今朝、雨振ったからね・・・
さて、ここから先が大変な道のりになります。
ジャングルの中の道なき道を。
木の根や木の枝、うっかりするとドボンな際の崖道
田んぼのような泥沼さえも、道として歩いていきます。
イタジキ川も道として進みます。
私はここがいちばん怖かった。
川の下に平たい岩を並べたような箇所があるんですが
それを渡って進むときに
水圧に負ければ流されそうだし
川底が見えないし
岩に苔があれば滑って転ぶし
しかしイタジキ川までくれば
マヤグスクの滝まであと少しとのこと。
ガイドさんが、途中、「あと10分ほどですよ、頑張って」
と言ってくれてから滝までの道のりが
かなり険しく、でも時間がないからスピードも緩められなくて
後で思っても、ここ、よく頑張ったなと思います。
写真で見るよりも、
高くて大きくて迫力ある滝。圧巻。
マヤ=山猫 グスク=城
マヤグスクは山猫の城という意味だそうです。
右側の方から滝の上に登ることができるらしいです。
今まで経験者のブログを読んで
いくつか拝見してたんですが。
もう、私たちにはそんな体力も時間もなかったです。
登る人、すごいなぁーーー。
だいたいマヤグスクの滝では
1時間くらいゆっくりできるみたいですが。
私たちには15分しか猶予がありませんでした
ガイドさんが近くから木の葉を持ってきて
岩の上に敷いてくれました。
ここに座ってランチです。
ツアー内容に含まれていた、お弁当。
頑張ったあと、滝を見ながらの手作りお弁当は
本当、美味しかったです
ほとんどゆっくりできないまま、
マヤグスクの滝を後に。
来た道を下山します。
お昼休憩してしまったら
疲労度が確実に増したような。
思うほど足があがらず。
3日くらい前から痛みだした左太腿の裏が
行きは大丈夫だったのに下山から痛み出す
行きの登山は
正直なところ少し余裕があって、
登山慣れしていない友人に合わせているところもあったんですが
帰りは時間経てば経つほど必死
行きよりもますますスピードが落ちて
ガイドさんも気が気でなかったのではと思います。
なにせ、帰りの遊覧船最終に間に合わないといけないですから。
最後の方は、ずっと先を行くガイドさんに
「もっとスピードアップしないと間に合わないですよ!」
「最終の遊覧船に間に合って、初めてマヤグスクの滝へ行ったと言えますからね!」
と発破かけられながら。
体はとてもきつかったけど
頑張って頑張って。
頑張った先の景色にガイドさんの笑顔と遊覧船が。
ガイドさん
「1分前です(間に合いましたよ)」
ギリギリ。
体力も時間もギリギリ間に合いました。
ガイドさんには沢山迷惑をかけてしまいました。
体力もギリギリで、時間なんて気にしてられなかった。
ガイドさんがいてくれたから
時間内に、マヤグスクの滝へ行って、帰ってこれた。
ペースが遅いにもかかわらず
最後まで連れて行ってくれて、本当に感謝しかないです。
何よりも、達成感と充実感。
必死に頑張って無事に帰ってこれたこと。
嬉しかった。
それに、帰りの遊覧船に乗ったら
土砂降り雨
登山中に降らなくてよかった。奇跡
帰りはまたホテルまで送迎してもらって
部屋へ帰ると、体が動かない、、、、
友人とふたりで、「イテテテテ」と言いながら
ゆっくりお風呂に浸かり
家から持ってきた湿布を体に貼りまくりました。
こうなることは予想してたので
湿布持ってきてよかった。笑
夕食はホテルで。
こんなに食べたのに、
部屋に戻ってオリオンビール
健康を気遣ったつもりの
フィッシュアーモンド
心地よく疲労度を感じて
今日はよく眠れそう~と思いましたが
やっぱりこの日もあまり眠れませんでした