こんにちは、沖縄県那覇市の不動産会社ガーデニアの末吉です。

 実は私、賃貸不動産経営管理士試験を昨年に受けて、無事合格を頂いております。

 

▽賃貸不動産経営管理士とは(ざっくり)

・不動産に関する国家資格

・業務管理者になれる

 →業務管理者になると管理物件を扱う会社で重宝される、かもしれない。

・詳細は下記公式ウェブサイトをご参照ください

 

 

 この賃貸不動産経営管理士は宅地建物取引士(宅建)、管理業務主任者(管業)、マンション管理士(マン管)の不動産系国家資格のくくりに新たに加わった資格です。元々民間資格だったものが国家資格に成ったのですから、今あげた3つの資格と比較すると合格しやすいものの、年々難易度は上がっている印象です。

 

 ただこの資格、正直メリットがわかりにくいんですよね。少なくとも私にはわかりにくかったです。

 巷では「国家資格化されたのが最近(2021年)だから、難化する前に取得した方がお得!」ですとか「取得すると不動産系の就職に有利!」「資格手当が出る!やったね!」あたりのことが言われているように思います。

 実際そのような側面は多分にあると思うのですが、それだけだと資格取得する動機としてちょっと弱い気がするんですよね。

 

 というのも資格の学校TACさんが掲載しているデータによると、合格率がここ数年で10%落ちているんです。ここから更に合格率が下回るか否かはわかりませんが、頭書よりある程度(試験内容はともかく)難化したと言っていいのではないでしょうか。ですので、今のうちに受けたほうが有利!というのは動機としては年々弱くなっていると思います。

 

 取得すると不動産系に就職有利とか云々は正直うちが家族経営なのでよくわかりません。しかし人手不足と言われる業界ですので、「資格は無くてもいけるんじゃない・・・?」みたいな無責任なことも思っちゃいます。あ、宅建に関してはあった方が絶対良いです。そもそも不動産系で人気のあるところでデベロッパーだと思うので、その分野では賃貸管理は要らないと思いますし、それ以外の不動産系は人手不足だし、、で賃貸不動産経営管理士の資格が採用担当者に刺さるかはちょっと疑問に思います。(あ、でもこの人気云々辺りは自分が学生時代に就活していた時の印象だけで話しています。そんなに真に受けないで頂けますと助かります。)

 

 あとは資格手当に関してですが、うちは家族営業ですので出ませんし関係ありません。泣

 

 でもちょっと前にIndeedで調べたら賃貸不動産経営管理士の資格で手当を出してくれる企業さんはありましたね。なので資格手当を動機とすることは上2つよりは根拠が強いかもしれません。

 

 じゃあどうして私が賃貸不動産経営管理士の資格を取得したのかというと、それは以下の理由です。

 

 1.賃貸管理を体系的に勉強(&整理)したかった

 2.年1回もらえる賃貸不動産経営管理士通信がついて5年間で6,600円という安い維持費

 

 1に関して賃貸管理は宅建であまりカバーはされていませんし、普段の管理業務において宅建知識が役に立つことはほとんど無いように思います。その点賃貸不動産経営管理士の資格勉強であればカバーできるかな、と考えていました。

 また、たまーにではありますが入居者の方に「管理業務から外れている仕事」をお願いされることがあります。当然お断りしていますが、頭の片隅には「どこからどこまでが管理業なのだろうか」という疑問がずっと存在していました。ですので、この資格を勉強すればそのような疑問は解決されることを期待していました。

 

 2に関して、年に1回賃貸不動産経営管理士通信という冊子が送られてきます。賃貸管理業法に関する解釈の説明が記載されているので、頭の情報をアップデートすることが出来るので助かります。こういった情報は日々の業務に追われていたら見過ごしがちになってしまうので、これが年1回発行で5年間で6,600円の維持費ということを考えたら安いと私は感じます。(ただ法令解釈のページ割合はそんなにないので、その辺りの評価は人によるかと思います。)

 

 以上の2つが私の賃貸不動産経営管理士試験を合格するモチベーションでした。

 次回は実際に勉強してみてどう感じたかを記載していきたいと思います~。

 

ではでは!