やっと ”1Q84”のbook1を読み終えました![]()
批評を読まないうちに、
とりあえず感想を・・・![]()
対比がかなり複雑で、
今までの集大成なのかと思うくらい
内容の濃い作品・・・![]()
作家ならば、もちろんイロイロなペルソナを
テーマにするかもしれないケド、
J・ジョイス並に物事が複雑すぎる・・・![]()
ある宗教団体をテーマにしてるのは
話題になったトコロだけれど
学生運動の時の出来事とリンクしていて、
物事がごちゃごちゃになってしまうので、
かなり整理しながら読まないと、
自分の第3者としての立ち位置が
おかしくなっちゃう・・・
通時態と共時態のバランスが
おかしくなっちゃっているので、
(実際に起こっているコトとフィクションの部分が複雑
だから)
自分の感覚が間違っているのかも・・・
と、ちょっと首をかしげちゃう・・・![]()
例えば、日本の警察はあの時代に
グロッグなんて使用してたのかとか、
CDはすでにあったかなとか・・・・
(調べたらCDってあったみたいだけど、
実用化したのが、般ピーには、しばし先
だったのね・・・
)
物語だから、ある程度、事実である程度は
フィクションなのだろうケド、自分の記憶の曖昧さを
痛感されられちゃうなぁ・・・
村上氏の作品を読んだ事がある人ならば
わかるけれど、”やみくろ”や”ネコを虐殺する人”
の存在は必ず何かのヒントになっているし、
今回も”リトル・ピープル”がその、重要な
ストーリー・キーをにぎっていて・・・
- 1Q84 BOOK 1/村上 春樹
- ¥1,890
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すべての矛盾と
すべての必然と
すべての成り行き・・・
私は、この作品に書かれてある内容が
間違いであったら・・・
とココロから願いたい、
そう思います・・・・・![]()
特に、青豆が抱え込む事実に関しては
本当にそう思いたい・・・
児童虐待と当時、団体が行っていた
すべての罪のない子供達に対する行為が
あまりにも目を背けたくなってしまう・・・![]()
そして(団体とは関係なく)多くのDVに対しても・・・・
まだ、book1ですが、あまりにも、
重すぎて、抱えきれない何かが、
つまるトコロありすぎました・・・![]()
もしかして、
”1984”も読んでみた方が良いのかもしれないし・・・
- 1984年 (ハヤカワ文庫 NV 8)/ジョージ・オーウェル
- ¥882
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二面性、生と死、その象徴の月・・・![]()
insaneとlunaは象徴的でした・・・
私の中では、狂気的かつ残虐的イメージだったし、
lunaは突発的イメージだったけれど、
英語を母語とする人々の中では、
確かにlunaは特別視していたのだと
あらためて確認![]()
”ハードボイルド”や”カフカ"
とは違って、また、イギリス文学と
ロシア文学にこだわった事自体が
ちょっと意外というか、どうして
こんなにもこだわったのだろう・・・![]()
ロシアにも団体があったから![]()
先を読んでみないとわからないけれど、
”月は二つある”、エヴァンゲリヲン的要素が
(book1はあくまでも、序、っぽいし)
多分にあるので、借りられたときに
また、深く考えたいと思います・・・・![]()
book2,3借りられるかなぁ・・・
- 1Q84 1-2巻セット/村上 春樹
- ¥3,780
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私の言っているコト、多分、あまりにも
抽象的なので、全然、わからないと思いますが、
そのぐらい、今回は(いつもなのだけど)
難解すぎて、何を言っても、多分、誰に対しても、ちゃんとした
説明が出来ない・・・のが正直なトコロです![]()
”カフカ”や”クロニクル”とはまた違った、
あまりにも重いテーマすぎて、ちょっと手に
負えない・・・・![]()
(私が生きている間は、あの事件は過去とは
言えないし、裁判だって終わってない、まだ逃亡している
人達だっているし・・・)
いつかは過去になってしまうのかな・・・・
村上春樹好きにはおススメするケド、
ベスト・セラーだからと言って読んだら、
ど~んとしばらく、ここから離れられなくなる一冊に
なると思います・・・・![]()