悪辣をきわめる暴政で、日本全体の安寧と、古き良き文化・新しいサブカルチャーをも破壊してきたイシハラ都知事が都政を投げ出しました。
このブログに数年間書いていますが、下記サイトに言動は集約されています。
参考:『石原慎太郎の言動録 -この危険な政治家を監視する-』
http://www.geocities.jp/social792/isihara/isihara_kansi.html
しかしこの逃走劇で、日本を東京から破壊する勢力からの真の権力交代が行われたわけではありません。
また、都知事選での魑魅魍魎の跳梁跋扈があったとしてもそこに白けきり、選挙に行く気をなくしている、といった場合でもありません。
この「ポストイシハラ時代」でも、築地市場の移転を決定と見ている方は地元ですらも多数のようですが、現在は市場の構想自体にも大問題があぶり出され、また、甚大な汚染でどのようにまっとうな工事に着手するのかの目処が(筋から言えば)立っていません。
「後は野となれ山となれ」での破れかぶれ移転を止めなくてはなりません。
イシハラ元都知事らに、公金支出の変換を求める裁判公判が、今日(11/51(月))と11/20に開かれます。
原告団からの裁判のお知らせメールを転記します。
~~~
[築地移転問題]
【転送歓迎】
「築地移転問題」汚染地購入裁判のご案内
日毎寒さが加わりますが、皆様ますますご健勝のことと存じ上げます。さて築地移転
問題ですが、11月は5日と20日に裁判があります。下記ご案内申し上げます。
1)豊洲移転公金支出金返還訴訟(2006年購入分・第11回口頭弁論期日)
2012年11月5日(月) 13時45分~ 東京地方裁判所 522号法廷
2)豊洲移転公金支出金返還訴訟(2011年購入分・第2回口頭弁論期日)
2012年11月20日(火) 10時30分~ 東京地方裁判所 703号法廷
先月25日、石原慎太郎都知事は突然辞職を表明、4期目を2年半も残し、13年にわ
たり君臨した都庁を去りました。築地市場移転は石原都知事が強力に推し進めてきた
ものですが、土壌汚染処理や施設計画などに残された問題は山積みです。今こそ13
年前に立ち返り、移転問題を再検証するときだと思います。公金支出金返還訴訟は、
築地市場移転における石原都政の問題点をあぶり出す役割を担うものと考えます。
都は今年度中(来年3月まで)に、6街区水産仲卸施設棟の建設工事に着手する予定
としています。6街区の水産仲卸施設棟付近はベンゼンやシアン化合物汚染の最も集
中した場所にありますが、深部汚染の追加調査もまだ公表されていません。この時点
で汚染の範囲が確定していないのに、汚染対策工事が3月までに終了するのだろうか
と疑問に思います。また施設計画については、基本計画すら業界合意をされていませ
ん。配置や動線、売り場面積の狭さ(水産仲卸)など、根本的な問題が多い施設計画
に不満を持つ関係者も多く、なかなか合意には至らないのですが、都は先月中ごろ
「計画通知」(民間の場合の「建築確認申請」)の手続きに入り、建築の審査を開始
しました。昨年6月に示すとした基本計画も、正式には未だに公表できない状態であ
る事を考えると、合意問題はかなり深刻ですが、都は合意よりも、着工スケジュール
を優先させていることになります。
9月13日に公表された5,7街区の深部追加汚染調査の結果も深刻です。都が汚染
を通し難いとしてきた「不透水層」内部から環境基準を超える多数の汚染が見つかり
ました。1000倍のベンゼン汚染や汚染の深さが13mに及んだ事も報道されてい
ます。コアサンプル裁判では、5街区での汚染が「不透水層」を突き抜け、砂層まで
達する可能性を指摘してきましたが、今回公表のベンゼンやシアン化合物汚染データ
からも、都の示す地質断面図(5街区)に照し、砂層まで「突き抜けた」データが多
数見つかっています。都は今まで「不透水層は十分な厚みがあり、汚染は拡散しな
い」と説明してきたのですが、なぜこのような結果になるのかの説明はまだされてい
ません。公表データは、裁判で指摘し続けた調査不足による残置汚染の可能性につい
ても、それを裏付ける結果でした。
11月の2つの「公金支出金返還請求裁判」は豊洲新市場用地購入問題で、石原慎太
郎都知事の賠償責任を問う裁判です。専門家会議(2007年~2008年)で大量
の残置汚染が見つかるのですが、その前の2006年に購入した分と、見つかった後
の2011年に購入した分です。前者は「汚染は除去された」ものとして、後者は残
置汚染を知った上で「汚染が除去された」金額で購入したものです。都は汚染の処理
について、東京ガスとは残置汚染を認める約束(2005年確認書)をしておきなが
ら、都議会や財産価格審議会にその事実を隠ぺいし続けたことは許されるものではあ
りません。また、残置汚染が明らかになった後も、汚染の隠ぺいと汚染処理について
の責任が明らかにされないまま、公金が支出されたことも納得し難いことです。これ
らの裁判はこの問題を明らかにし、石原都知事の責任を追及します。
以上は移転を中止に追い込むための裁判ですが、傍聴がなによりの支えです。よろし
くお願いいたします。
〒104-0052 中央区月島3―30-4 イイジマビル1F
築地市場移転問題裁判原告団 事務局 TEL;03-5547-1191
原告団HP::http://tsukiji-wo-mamoru.com/
追加情報:
コアサンプル廃棄差止等請求上告審:
2012年10月5日上告提起及び上告受理申立(最高裁)
→口頭弁論が開かれるかどうかは未定
ご案内:
シンポジウム『どうなる食の安全?』“築地市場移転を考える”~「石原都知事が辞意表明 再検証のとき」司会:ジャーナリスト岩上安身さん
(主催:築地市場移転問題勉強会実行委員会)
日時:12月1日[土]14時~16時半[13時半~開場]
場所:弘済会館4F「萩」の間 (千代田区麹町5-1)
TEL:03-5276-0333
アクセス:JRおよび東京メトロ「四ッ谷駅」徒歩5分、
又は有楽町線「麹町駅」徒歩5分
参加費:500円
このブログに数年間書いていますが、下記サイトに言動は集約されています。
参考:『石原慎太郎の言動録 -この危険な政治家を監視する-』
http://www.geocities.jp/social792/isihara/isihara_kansi.html
しかしこの逃走劇で、日本を東京から破壊する勢力からの真の権力交代が行われたわけではありません。
また、都知事選での魑魅魍魎の跳梁跋扈があったとしてもそこに白けきり、選挙に行く気をなくしている、といった場合でもありません。
この「ポストイシハラ時代」でも、築地市場の移転を決定と見ている方は地元ですらも多数のようですが、現在は市場の構想自体にも大問題があぶり出され、また、甚大な汚染でどのようにまっとうな工事に着手するのかの目処が(筋から言えば)立っていません。
「後は野となれ山となれ」での破れかぶれ移転を止めなくてはなりません。
イシハラ元都知事らに、公金支出の変換を求める裁判公判が、今日(11/51(月))と11/20に開かれます。
原告団からの裁判のお知らせメールを転記します。
~~~
[築地移転問題]
【転送歓迎】
「築地移転問題」汚染地購入裁判のご案内
日毎寒さが加わりますが、皆様ますますご健勝のことと存じ上げます。さて築地移転
問題ですが、11月は5日と20日に裁判があります。下記ご案内申し上げます。
1)豊洲移転公金支出金返還訴訟(2006年購入分・第11回口頭弁論期日)
2012年11月5日(月) 13時45分~ 東京地方裁判所 522号法廷
2)豊洲移転公金支出金返還訴訟(2011年購入分・第2回口頭弁論期日)
2012年11月20日(火) 10時30分~ 東京地方裁判所 703号法廷
先月25日、石原慎太郎都知事は突然辞職を表明、4期目を2年半も残し、13年にわ
たり君臨した都庁を去りました。築地市場移転は石原都知事が強力に推し進めてきた
ものですが、土壌汚染処理や施設計画などに残された問題は山積みです。今こそ13
年前に立ち返り、移転問題を再検証するときだと思います。公金支出金返還訴訟は、
築地市場移転における石原都政の問題点をあぶり出す役割を担うものと考えます。
都は今年度中(来年3月まで)に、6街区水産仲卸施設棟の建設工事に着手する予定
としています。6街区の水産仲卸施設棟付近はベンゼンやシアン化合物汚染の最も集
中した場所にありますが、深部汚染の追加調査もまだ公表されていません。この時点
で汚染の範囲が確定していないのに、汚染対策工事が3月までに終了するのだろうか
と疑問に思います。また施設計画については、基本計画すら業界合意をされていませ
ん。配置や動線、売り場面積の狭さ(水産仲卸)など、根本的な問題が多い施設計画
に不満を持つ関係者も多く、なかなか合意には至らないのですが、都は先月中ごろ
「計画通知」(民間の場合の「建築確認申請」)の手続きに入り、建築の審査を開始
しました。昨年6月に示すとした基本計画も、正式には未だに公表できない状態であ
る事を考えると、合意問題はかなり深刻ですが、都は合意よりも、着工スケジュール
を優先させていることになります。
9月13日に公表された5,7街区の深部追加汚染調査の結果も深刻です。都が汚染
を通し難いとしてきた「不透水層」内部から環境基準を超える多数の汚染が見つかり
ました。1000倍のベンゼン汚染や汚染の深さが13mに及んだ事も報道されてい
ます。コアサンプル裁判では、5街区での汚染が「不透水層」を突き抜け、砂層まで
達する可能性を指摘してきましたが、今回公表のベンゼンやシアン化合物汚染データ
からも、都の示す地質断面図(5街区)に照し、砂層まで「突き抜けた」データが多
数見つかっています。都は今まで「不透水層は十分な厚みがあり、汚染は拡散しな
い」と説明してきたのですが、なぜこのような結果になるのかの説明はまだされてい
ません。公表データは、裁判で指摘し続けた調査不足による残置汚染の可能性につい
ても、それを裏付ける結果でした。
11月の2つの「公金支出金返還請求裁判」は豊洲新市場用地購入問題で、石原慎太
郎都知事の賠償責任を問う裁判です。専門家会議(2007年~2008年)で大量
の残置汚染が見つかるのですが、その前の2006年に購入した分と、見つかった後
の2011年に購入した分です。前者は「汚染は除去された」ものとして、後者は残
置汚染を知った上で「汚染が除去された」金額で購入したものです。都は汚染の処理
について、東京ガスとは残置汚染を認める約束(2005年確認書)をしておきなが
ら、都議会や財産価格審議会にその事実を隠ぺいし続けたことは許されるものではあ
りません。また、残置汚染が明らかになった後も、汚染の隠ぺいと汚染処理について
の責任が明らかにされないまま、公金が支出されたことも納得し難いことです。これ
らの裁判はこの問題を明らかにし、石原都知事の責任を追及します。
以上は移転を中止に追い込むための裁判ですが、傍聴がなによりの支えです。よろし
くお願いいたします。
〒104-0052 中央区月島3―30-4 イイジマビル1F
築地市場移転問題裁判原告団 事務局 TEL;03-5547-1191
原告団HP::http://tsukiji-wo-mamoru.com/
追加情報:
コアサンプル廃棄差止等請求上告審:
2012年10月5日上告提起及び上告受理申立(最高裁)
→口頭弁論が開かれるかどうかは未定
ご案内:
シンポジウム『どうなる食の安全?』“築地市場移転を考える”~「石原都知事が辞意表明 再検証のとき」司会:ジャーナリスト岩上安身さん
(主催:築地市場移転問題勉強会実行委員会)
日時:12月1日[土]14時~16時半[13時半~開場]
場所:弘済会館4F「萩」の間 (千代田区麹町5-1)
TEL:03-5276-0333
アクセス:JRおよび東京メトロ「四ッ谷駅」徒歩5分、
又は有楽町線「麹町駅」徒歩5分
参加費:500円