3月11日の予定より早く不出馬に関する本人の声が報道されました。

これ、責任を放り出して逃げた(イシハラ都知事に何かを担わせたい側からすれば)ことになり、かなりハードランディングでの帝国の崩壊劇、だったのではないでしょうか。そんな気がします。
イシハラ都知事から、利権丸ごと禅譲された候補がいないのでグダグダになっている(ように思える)自民党の様子と、それを一体どんな意図か分かりませんがあけすけに、というよりは完全にめちゃくちゃな様子で伝える読売の記事にも、ツッコミどころが多すぎて、笑ってしまいます。後半に引用します。

これから先にも厳しい時期は続きますが、とはいっても、これまでの12年間と違い、生まれ育った故郷で、「あの知事のいない空気が吸え、未来に希望が少しだけ持てる絵が描けそうな気がする」のはまったくもって喜ばしいことです。←※個人の感想です。

それに、イシハラ都政の威光をかざして行われてきたこと、たとえば、築地東卸組合の理事長選では、移転賛成すれば将来の廃業時にも東京都がお金を出すよう交渉するのだから、とイシハラ都政がなんとかしてくれるに違いない、などとして、仲間の頬を叩く(としか思えない)ことが行われてきましたが、そうした威光がいかに「非実在」であるかも、明白です。

ただ、もちろんのこと、浮かれている場合ではないのも事実です。
2009年の国民の生活が第一マニフェストを信じ、初めての自主的な政権交代があった後、見事に内閣は乗っ取られました。東京でもイシハラ都知事の後継候補はもってのほか、そうでない場合にも、同じことが繰り返されてしまいます。お任せは、権力がクビ長に集中する地方行政だけに、あまりにも危険です。12兆円の予算を持つ大統領制国家であることは変わらないので。

また、この4月までイシハラ都知事の任期は残っています。
この短期間に、「最後のご奉公」として、官製地上げなど収奪の計画を少しでも前進させるために無謀な暴政乱射が行われることへの警戒は必要です。

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では、下記には、皆さま各自でもツッコミをいれつつお読みください。
読売
父・石原慎太郎を説得できぬ幹事長に責任論
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news/20110303-OYT1T00963.htm

 3月24日告示の東京都知事選に現職の石原慎太郎知事の不出馬が固まったことで、石原知事4選を支援し、余勢を駆って菅政権を衆院解散に追い込もうとした自民党の戦略(管理人注:そういうことだったんですか(笑))は事実上白紙に戻った


 党内では、知事の長男で調整を一手に引き受けてきた石原幹事長への批判が出ている(管理人注:そういう展開になるんですか(笑))

 谷垣総裁は3日の記者会見で、都知事選の候補者擁立作業について「都連会長でもある石原幹事長が調整をしていくということだ」と述べるにとどめた。谷垣氏ら党執行部は、石原知事への働きかけを石原幹事長に一任しており、説得工作は幹事長ら少数の都連幹部(管理人注:内田元都議?)が進めてきた。2月下旬に不出馬の観測が出始めても、事情を把握していない谷垣氏らの間では「長男である石原幹事長を窮地に追い込むことはないだろう」との楽観論すら流れたほどだ。

 石原幹事長起用の背景には知事の4選出馬に向けた環境整備の意味合いがあった上(管理人注:そういうことだったんですか(笑))、幹事長自身が知事出馬の可能性を示唆していた時期もあるだけに、党内からは「党の選挙準備を遅らせる結果となった。責任は重大だ」(幹部)(管理人注:任せた側の責任では?)という声が出ている。

 自民党では、丸山和也参院議員も都知事選出馬を検討しているが(管理人注:都知事の座が簡単で楽しいお仕事だと見なされているのでしょうかね)、党幹部は「党の候補として検討対象に挙がっていない」としており、告示日が間近に迫っても有力な選択肢がない現状に焦りが広がっている(管理人注:ともかく読売の意図が読めない結びですね)

(2011年3月3日21時39分 読売新聞)

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