速報です。
激甚汚染地域である、東京ガス豊洲工場跡地の土地購入を今年度に執行させないための、住民監査請求(毎度の通り、都庁が事務局をしている都監査委員が却下しました)に続いて、請求人として東京都監査事務局から以下の連絡があった方々は、都が住所などをつきあわせて確認し請求人としてカウントされていることになり、住民訴訟の原告になれます。

なお、2月20日がこの監査請求に対する住民訴訟の期限です。

Like a rolling bean (new) 出来事録-110120付東京都監査請求回答書

今のところ、2月上旬に、住民訴訟の原告団代理人(原告側弁護士)への委任状、またこの後の動きを見据えていくつかの書類もご提出いただくお願いをするような動きとなっています。

慌ただしくて大変申し訳ありませんが、上の20日になる前の提訴にするには、たぶん連絡が到着してから3日以内くらいに署名・捺印の上、(別途お知らせする)事務局宛に返送していただくことになると思います。

また、これは原告や監査請求人に限らず、裁判を続けるためのカンパも広く募集しますので、その関連書類も同封させていただく予定です。

詳しく決まりましたら、また告知します。


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また、報道もあり、Twitterでもお知らせしましたが、築地市場の鮮魚仲卸組合「東卸」の理事選が先週金曜(1/28)に行われました。

東卸は、移転反対を機関決定していますが、現状、移転容認対移転反対の理事が
15対15の同数(!)
となっています。

この結果を、どうしても東京都と同じ視線で「ネガティブ」に取り上げたいメディアもあるようですが、色々なことを考えると、この結果は善戦です。

また、就任後一貫して移転推進側に立ってきた伊藤理事長が、当落ラインでの同数のくじ引きで、なんと落選しています。とは言っても、この後、どうなるかは分かりません。

ともかく、この理事30人で、2月1日(明日です)、移転の理事長選が行われます。
前回の理事長戦は、同数が続き、5回の選挙となりました。

築地市場の方々に粘っていただきたいのは申し上げる間でもありません。
ただ、TPPが農家だけの問題でないのと同じように、普天間基地の辺野古移設が地元だけの問題でないように、これはわたしたち全員がどう安全で平和に生きていけるかの問題です。
本来関わることのできる人の多くが、ただ遠巻きにしていることは、何より彼らの好都合です。

関連して、わたしの昨日~今日にかけてのツイートから一部抜粋します。

http://twilog.org/rolling_bean/date-110130

今日も少しある打合せでお話しましたが、24項目からなるTPPなのに農業関係者だけが「開国に反対」というメディア報道。まるで築地市場移転の官製地上げが市場関係者だけの課題であるとする「報道」スタイルそっくり。自滅する米国延命に日本の共通社会資本を差し出す意味でもこの二つは一体もの。

「TPP 反対の大義」を読んで。例えば戦後日本は兼業農家の枠組に置かれ労働時間を工業的分野に、残った力で農業を続けるために工業分野製品である農機器や農薬を購入の徹底した収奪と足元弱化。農業のみでなく社会インフラ含め24項目を米国の思うがまま似非効率化させるTPPはこの仕組みの悪用。

隔月刊「環境アセス」10年12月号。わざわざ築地市場の地上計画に変更した環状2号道路はデベの垂涎の的。虎ノ門では森ビルがその上に高層ビル。露骨。
Like a rolling bean (new) 出来事録-2010年12月号「環境アセス」から


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