昨晩から森田実さんのコラムの最新2件がアクセス不可能となっていた点に何だか不吉な予感がしていました。


夕方から所用のため16時の民主党小沢代表の会見を見ることができないまま自宅を離れ、都内の大きな地下鉄駅から地上に出たら、異様に外がまぶしく、するとちょうどTV局の街頭インタビューと、毎日号外の配布が始まって間もない様子でした。

今戻ったばかりなので乱筆ですが取り急ぎ、この時点で思うところをアップしたいと思います。


(クリックで拡大)
071104毎日号外


わたしを含む何人かが号外を入手するために手を差し伸べたところ、何台ものカメラのフラッシュと、TVカメラに囲まれました。

とても深刻そうにして押しいただく高齢の男性がいらっしゃったので、その方はメディアに載るかもしれません。


この件では、大連立を小沢代表が持ちかけたという偽装報道がなされたかどうかもひとつの争点(興味)ではあると思いますが、真の呼びかけ人の渡辺恒夫氏の読売新聞に以下の記事があったことを覚えていましたので消えないうちに後半に引用します。


読売新聞(YOMIURI ONLINE)

民主党内、絶対まとめる」大連立は小沢氏が持ちかけ

(2007年11月4日3時0分 読売新聞)


なお、上記ネット記事には、すでにキャッシュが取られていたようですが、

http://s03.megalodon.jp/2007-1104-1243-16/www.yomiuri.co.jp/politics/news/20071104i101.htm

今のところ、「有効なリンクがない」として、直接見ることはできませんでした。


さらに(上のURLを見ると分かるよう、12:43時点でのキャッシュは取れていたのに)、今、新たにキャッシュを取ろうとすると、「robots.txtによってキャッシュが禁止されており取得できません。」というメッセージにより、新たに制限がかかったらしいことが分かります


読売新聞(YOMIURI ONLINE)

民主党内、絶対まとめる」大連立は小沢氏が持ちかけ


 2日の福田首相と小沢民主党代表の会談で、議題になった自民、民主両党による連立政権構想は、実は小沢氏の方が先に持ちかけていたことが3日、複数の関係者の話で明らかになった。

 「大連立」構築に向け、小沢氏がカギと位置づけたのは、自衛隊の海外派遣をめぐる「原理原則」だった。

 関係者によると、小沢氏は当初から、首相側に連立政権の考えを持っていることを内々伝えていたという。

 2日午後3時から行われた会談で、首相は新テロ対策特別措置法案への協力を要請。これに対し、小沢氏は「自衛隊派遣には原理原則が必要だ」と主張した。

 さらに、自衛隊の海外派遣のあり方を定める一般法(恒久法)について、「『派遣は国連決議に基づくものだけに限る』と決めて欲しい」と求めた。内容の検討は、「内閣法制局に頼らない方がいい」などとも注文した。

 首相は「与党が納得するかどうか確認したい」と答え、休憩を取ることにした。

 直前に、小沢氏は「それさえ決めてくれれば、連立したい」と述べ、連立政権への参加を持ち出したという。

 連立参加は、首相の方から要請した形とすることも小沢氏は求めた。民主党内の説得に有利と判断したと見られる。

 会談が6時半から再開したところで、首相は小沢氏の主張に沿った文書を手渡した。

 小沢氏は「これで決める。(連立参加で)私が党内をまとめます」と明言。首相が「大丈夫ですか」と問いかけると、小沢氏は「絶対にまとめます」と重ねて強調した。

 そもそも、10月30日の最初の党首会談を持ちかけたのも小沢氏の側だった。

 打診は10月半ば。30日の会談では、2日の再会談を確認するにあたり、31日の国会の党首討論をどうするかが話題になり、首相は予定通り行うことを主張したが、小沢氏は難色を示し、延期が決まった。

(2007年11月4日3時0分 読売新聞)

わたしは二大政党制に賛同するものではありませんし、小沢代表にあらゆる意味での全幅の信頼を置けるとはいう判断を持てていませんでしたが、やはりこのこと(小沢氏が経緯はともあれ辞任表明に至るようになったこと)は、永田メール以上の毒物が流しこまれたことに相当すると考えます。


この(ある意味では)無残な出来事を、野党の政権担当能力や小沢氏への不信だけと解釈したら、まさにそれは、


わたし達が、7.29にNOを言い渡した相手の思う壺


であると考えます。


民主党を始めとする野党党内での抗争や、あるいは野党間のせめぎ合い、さらには有権者間の批判合戦は、自公に信任を与える一助になります。


旧教育基本法と日本国憲法を護りたいと考えたのはなぜでしょうか?

遠くに視線を移せば殺されないため、そして殺さないためでしょう。


けれど、近くに目を落とせば、当面、奇跡のように受けたこの生命を壊されず誰もが生きていくことができるためであり、地方を守り、医療を守り、教育を守り、がんばらないことも許される社会の寛容さを維持するためであると考えます。


そうしたことから一歩ずつでよいから、後退しないで踏みとどまる道を探さなくてはならないのが、7.29以降であったとわたしは思っています。


以上を強くかみしめて取り急ぎのエントリーとします。


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