そいつは帽子だ! 』のgonさんからTBいただいたエントリー『美しいニポンレジーム 』から、

「戦後レジームからの脱却、九箇条」の画像を拝借しています。

(クリックで拡大します!!)

美しいニポンレジーム

gonさんのエントリーもぜひぜひお読みください(もう一度リンクします)。

美しいニポンレジーム


教育基本法改悪後の「学校教育法」の改定案から、何が重視され、何を軽んずるつもりでいるか、シミュレーションをなさっています。
これまで、たしかに怪しくてならない、戦後レジームからの脱却を、きっと民主主義からの脱却だろう、と想像するだけでは、実際に起こることのレベルが何か、なかなかピンと来ない方もいたに違いありません。


何回か同じようなことを書いてしまっているのですが、国が教育を語るとき、それは子どもの周辺の問題にとどまるものではなくなり、国家が国民や住民に望む将来像をどう設定し、そこに向けて将来の成人をどうコントロールしていくかを端的に・先行的に示すものである、と考えるべきでしょう。


>アベシ勢力が脱却したがっている「戦後レジーム」
>アベシ勢力が確立させたがっている「美しいニポンレジーム」

(以上(c)gonさん)

に何が含まれるのか、わたし達はじっくり捉え、想像しなくてはなりません。


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今朝の『報道2001』(フジテレビ系)の調査 ですら、アベ内閣支持率は30%割れをしています。


支持率    33.6%(6/3) → 33.6%(6/10) → 29.2%(6/17)

不支持率  54.8%(6/3) → 57.0%(6/10) → 61.4%(6/17)


支持率は、先々週と先週同一だったり、絶対値としても各社横並びで30%弱と談合を思わせる数値なのは気がかりですが、なにしろもう誤魔化しが効かなくなったことは明らかでしょう。


ただ、アベ内閣の強行採決続きの国会運営や年金問題での対応があまりに稚拙であったことを学習し、次はもっと人々を怒らせないようにしようと戦略を練る能力は、「ポストアベをつくる人たち」には多少は備わっているでしょう。


東京都知事選で、イシハラが反省した様子だから再選してもよい→だからイシハラに入れておこう・だから選挙に行かなくてもいいや、と考えた人が見事に裏切られたことと同じように(本当に全員が裏切られたことに気づくにはまだ時間がかかるでしょうけれど)、アベをおろすという反省さえすれば自公連立政権が改善するわけでないことは重々踏まえるべきで、真に問題なのは、彼らが何を目的としているからだ、という点を、隣人にお伝えいただきたいと思います。


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イシハラ都政について付記します。


東京新聞 2007/6/16朝刊 都副知事 猪瀬氏が就任受諾

この記事には、いきなり面食らう発言が掲載されています。


 一方で、猪瀬氏は東京の中心部を国直轄とし、税収を地方に回す「東京DC特区」構想を提唱。石原知事は「衝突もあるかもしれないが、説得というか洗脳する自信はある」と述べた。

洗脳ですか。たしかに自信を持っていらっしゃるのだろうけど、不適切な言説にはびっくりです。


知事との、地方対東京の財政力格差是正に関する方針の違いを懸念する声もあるようですが(「知事が猪瀬氏に具体的に何をやらせたいのかわからない」:都幹部発言/東京新聞より)、伸晃氏からの進言だし、洗脳ツールを持ち合わせているなら、イシハラ側としては、小異を捨てて大同を取るという思いなのではないでしょうか。


それにしても、友人と話していて、気づいたこと。

東京都知事・副知事は、作家ができなくなった方の天下り先なのかもしれない、と。


2007/06/15-20:51 都議会、「説明ない」と困惑=職員には期待と不安-猪瀬氏起用

 猪瀬直樹氏の副知事登用を表明した石原慎太郎東京都知事は記者会見で「都議会も悩みながら熟慮する案件ではないと思う」と述べた。しかし、会見直後に副知事が急きょ各会派への釈明に回る一幕も。6月定例議会の最中に突如発表された人事だけに、多くの都議は「(知事からの)正式な説明がない」と困惑した様子。一方、都庁職員からは「発信力がある」「役人嫌いのようだ」と期待と不安が入り交じった声が上がった。

役人嫌いというよりは、身内の利益にならないことが嫌いなのだから、さらにどうしようもありません。


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