今日(火曜)は父を病院に連れていきました。

在宅介護ではプロの方をお願いしながらも、こうしてタイミングによっては通院に家族が必要になってくることもあり、急遽年休を取ることができました。

老老介護の方も病院で非常に多くお見かけします。

最近より厳しくされた介護認定のことやリハビリ法のことをまた考えたりします。

ほんとうに限界にいらっしゃる方は多いということが、多少なりとも介護する側という立場に立ってみると肌で分かります。


だいぶ声も出るようになった父は(病状そのものは深刻ですが、今日も医師から現在の状態は奇跡的だと言われました)、行きの車の中で、

「アベほどひどい政治家を見たことがない。大嫌いだったけれど、昨日の松岡問題の対応は人間とは思えない」
「なぜ農政を改革することなんかで責任が取れると思っているんだ」

「でもやっぱり商売柄で自民党に入れなくては生活できない、やむをえない、と考えている人は多いのだろうか」

と話していました。


少し元気になり、見ることのできた現実がこの有様であることには、少しばかりの(これまでの罪滅ぼしのような)親孝行ではどうしようもなりません。


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divertimento『天木直人さん 5月26日、都内にて 』のTBをいただきました。

天木さんの出馬翌日の翌日の動画が紹介されています。

[公式] 天木直人のブログ『私はあなただ、あなたは私だ② 』で紹介されていたのに、忘れていたわけではないですが、雑多な事情に追われて、またこの2日の剣呑な雰囲気の中で、リマインドいただいて拝見することができました。


昨日、やたらと松岡氏通夜の場面でコイズミの映像がTVで流されていることに薄ら寒い気持ちになったのですが、アベの最悪政権の布石を敷いたのが、コイズミ、森派であることを忘れてはならないし、天木さんもコイズミの欺瞞性を強く指摘しています。

 『私の怒りの原点は小泉前首相の言動にある


今回、コイズミの負の遺産が、松岡農水相とその近辺の2人の方の「自殺事件」という大芝居となって(その芝居を行わせたものが誰なのかはまだ推理の域を出ないにせよ)噴出したことを、有権者は忘れてはならないと考えます。


参考資料として、八方美人的記事で理解が難しいものですが、多くのブログで紹介されている鈴木宗男氏ムネオ日記での松岡氏の言及についてアベがコメントした内容が書かれていましたので一部だけ引用します。

asahi.com 動転国会 首相、窮地回復急ぐ 2007年05月30日01時07分

【前略】

この日、松岡氏と親しかった鈴木宗男衆院議員が自身のホームページで「自民党国対が松岡氏に黙っているよう指示した」と記したことが波紋を呼んだ。坂本剛二国会対策副委員長は29日の会見で「指示はしていない」と否定。首相も「政府で方針を決めるということはもちろんない。鈴木議員がどういう意図でそういうことをおっしゃっているのか、私は分かりません」と述べた。

逆ギレ。あるいは本当に文章を読んでシンプルに理解できなかったということかもしれません。

だって、

Sankei Web 首相「責任の重さかみしめている」

 松岡農水相自殺  安倍晋三首相は28日夕、松岡利勝農水相が自殺したことについて、記者団に対して、「有能な農水相だった。それだけに内閣、政権への影響は大きいと思う。任命権者としても責任の重さを改めてかみしめている」と述べ、ショックの大きさをうかがわせた。

 ただ、首相は談合事件に関連して、「ご本人の名誉のために申し上げておくが、『緑資源機構』に関して捜査当局が松岡農水相や関係者の取り調べを行っていたという事実もないし、これから取り調べを行う予定もないと(聞いている)」と述べた。捜査状況に関して、首相が言及するのは異例だ。 (2007/05/29 05:27)

政府で多少は出そうな指示の方針を固める湖とは理解できないのに、緑資源機構の捜査方針は知っていると公言できることに、ほとほと呆れ返ります。


アベの支離滅裂な談話が映像として流され続けるなら、TVなど見ているとおかしくなることはますます明らかです。

しかし、しかしTVからしか情報を簡単に取れない方もいます。


先日署名運動を転載した 、NHKの経営委員長選任問題が、毎日の記事になっていたので、リンクします。

Mainichi-MSN 2007/5/29

NHK経営委員長:政治介入と市民グループが選任拒否要請

 NHK経営委員会の新委員長に古森重隆・富士フイルムホールディングス社長(67)の起用を政府が内定したことについて、市民グループ「NHKを監視・激励する視聴者コミュニティ」(共同代表、醍醐聰・東京大大学院教授ら)は29日、委員長は委員の互選と定めた放送法に違反する政治介入だとして、経営委員に対し、選任拒否を求める要請書を585人分の署名とともに提出した。【略】


また、今週の「週刊ダイヤモンド」の特集はTV局崩壊です。

テレビ局崩壊

60年以上続いた地上アナログ放送は、2011年にデジタル放送に切り替わる。それに伴い、各局は多大な設備投資を強いられ、経営構造の転換も迫られる。同時に通信、インターネットなど外圧が増す一方、番組捏造に象徴される制作能力の低下により、内からの崩壊さえ予感させる。テレビが直面するすべての危機の構造を解き明かす。


【Part1】視聴者不在の地デジ計画 2011年完全移行の無謀
Table 地上デジタル放送の歴史/地上デジタル放送10の難題
Question 地上デジタル放送にどんなメリットを期待するか
【Part2】放送免許に守られた歪んだビジネスモデル
Chart テレビ業界市場相関図
田中角栄が礎を築き上げた「民放55年体制」の功罪
Chart 新聞社とテレビ局のネットワーク
Column 「正力タワー」計画もあった幻の日テレ本社候補地
Column 受信料義務化議論で再接近 NHK再生と政治との距離
【Part3】番組を作れないテレビ局 捏造量産のあきれた構図
Column イラク戦争取材も丸投げ フリー頼みの無責任体制
Column ドラマの平均視聴率は3回目を見ればわかる!?
Interview ジャーナリスト●田原総一朗
テレビ局の“迫害”に憤る プロダクションが起こした反乱
Question テレビ局への信頼度は変化したか
Column この国のオトナが見るべき各局の夜の看板ニュース番組
【Part4】既得権益をぶち壊す 「通信と放送の融合」の本質
Question ここ3年でテレビはおもしろくなったか
【Part5】地上波の民放127局の経営力ランキングを初試算
Column なぜかソフトバンク戦を放映するMXテレビの戦略
Column 平均1000万円はザラでも身を削らない高給の実態
Ranking 初試算! 民放127局 経営力ランキング


ここでの田原氏のインタビュー見出しが「私がテレビを悪くした?活字の人が言いそうなことだ」であることには失笑を禁じえませんでした。


「出演者にクロかシロを迫り、視聴者の考える能力を低下させたとして、田原さんにもテレビを悪くした責任があるという指摘がある」という質問に対する応答が、活字の人発言であるためです。

人をカテゴライズして、いかにも○○の人が、と逆ギレする。

ますでイシハラが憑依したものではないかとすら感じられます。


やはり田原氏の世論誘導は、政局が流動的になったからこそ留意しておかなくてはならないようにも思います。

ネットもTVを見ない傾向にあった人が、「政治を知りたい」と、TVの政治番組やニュースを見ようという行動に出ることが予想されるためです。


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