――ペン汰は15歳になった
 すっかり背も伸びて、イワトビ系種特有の頭部に黄色のラインが目立ち、艶やかに光る羽毛と凛々しい顔つき。
 まさにイケペンギンである。

 訓練場でマユキが話し出す。
「さぁ、今日がペン汰とソータの最後の訓練になる」
「どこまで出来るようになったか見せてみろ!」
「他のみんなは、参考にしっかり見ておくように」

「はい!」
 と返事をすると、ペン汰とソータは構えた。
「よし、蒼律剣術の基本の構えは、良いな!次は蒼気を出してみろ」

「はい」と返事をする。
 2人から、青い霧状の気が溢れる。

「うん、しっかり武器まで気を纏っているな」
 マユキが頷く。

「では、一閃を打ち込め!ペン汰が受けをやれ」

 ソータがグッと腰を落とした。
 ペン汰は、ソータをじっと見て集中している。
ソータは、ニッと笑う
「いくぜ!ペン汰」
ペン汰は、頷き、少し腰を落とす。
「いつでもどうぞ」

 瞬間、ソータが勢いよく飛び込む!
 振り下ろしの縦型一閃!
 子供達は目で追うのがやっとの速さ。

 しかしペン汰は、見えている。
 右足を半歩前に出し身体を斜めに向ける。
 ソータの打ち込み軌道に合わせて剣をやや寝かせる。
「おりゃあ!」
 とソータが叫んだ瞬間

 ガガッと木剣同士がぶつかる。
 ペン汰は、斜め前に踏み込みながらソータの剣をいなす。

「うおっと!!」
 ソータが前のめりに倒れそうになるが、なんとか持ち堪え、反転しようとする。

 だが、すでにペン汰は、ソータの懐に入っていた。
 いなしてすぐに、横型一閃の構えになっていたのである。

 ソータの脇腹にペン汰の剣が迫る。
 ソータも対応しようとするが、体勢が整っていない為、間に合わない。

 ペン汰の木剣がソータの脇腹に直撃する瞬間。
「そこまで!!」

 マユキが大声で終了の合図をする。

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