徒然なるシニアブログ

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残された人生と生きてきた人生への想い

 

 

5年前、滋賀県草津市の小学校で起きた事故の民事訴訟の判決での話題です。

 

校庭での下校指導中に追いかけごっこをしていた6年の男子二人が、グランドゴルフに参加するために校庭を歩いていた80歳代の女性にぶつかり転倒させ、大腿骨の骨折をさせたことに関しての民事訴訟の判決です。

 

その民事訴訟では、原告が男子二人に約700万円超の賠償金を請求したのですが、判決では原告側の過失と相殺して約88万円の支払いを命じた内容です。

 

このニュースで、ネット上はもちろん、地上波でも話題になっています。その話題のコメントでは80歳代の被害者を責めるほうが多いようです。

 

私も、どちらかというと子供擁護ですね。もちろん、転倒させ骨折したら医療費はかかりますので、その分の賠償は負わねばならないと思います。が、校庭は子供優先であって、そこで許可されていたとはいえ、被害者の落ち度もかなりあったのだろうと思います。だから、700万円もの高額から88万円までなったということですね。

 

私が驚いたのは最初の700万円超の請求金額でした。高齢者が骨折するとなかなか治らないし、その後の生活にも支障があると思われることからの請求金額だと思いますが、それでも高額すぎないかなと思います。

 

男子二人がいくら動き回っていたとしても、そこは学校の敷地で安全な場所ですから、いつもの動きだったのではないでしょうか。そこへ高齢女性が歩いてきて事故につながったのですが、男子二人は気づいていたのでしょうか。

 

私の感覚からすると、いくらふざけあっている男子二人でも、近くに人がいることに気づけばよけると思いますよ。でも、ぶつかったという事実を考えれば気が付いていなかったということですね。

 

安全だとの認識でいつも校庭を歩いたり、走ったりしている子供たちにとって被害者の高齢女性は思いもしなかった存在だったでしょう。そんな子供たちへの賠償責任は大きすぎないでしょうか。もちろん、親が支払うのですが、親にしたら学校も危険な場所だということになります。

 

この事故のようなことは学校内でのことだけでなく、他の公園とかでもありますね。長野県でしたっけ、子供たちの声がうるさいという近くに住む大学教授一人のクレームが話題になったこともあります。

 

昔も今も、子供は騒ぐものです。大声を出しながら遊べる場所が少なくなっている今日、学校の敷地ぐらい、子供たちにとって安心して動ける場所であってほしいですね。

 

今後は大人たちに校庭を使用させないのがベストだろうと思いますね。