相変わらず月に1回添削を受けています。
今月は仮名の半紙をほめられたので記録。
いわゆる上代かな風ではなく現代仮名っぽいものです。
お手本あり。
筆の指定は散髪筆。
どういうものかというと仮名の筆はほそーーーーい線がひけるように
穂先がとんがっていてそのとんがったところから命毛という
最後の最後にするっとひける毛が出ています。
命毛というくらい上代かな(枕草子とか百人一種とかああいうかな)
書くときはこの部分が命。
これを現代仮名風のものを書くときは邪魔。
どうするかというと文字通り散髪します。
命毛とかとんがっている部分をハサミで地味に整え
切りすぎるとどうにもならないので加減しながら。
軽く火であぶることもあります。
硯の上で何度もこすりつけたり人によって散髪筆の作り方
いろいろです。
普段書くときも臨書以外は命毛邪魔、というタイプなので
軽く散髪している筆をつかっています。
これは結構手をかけて作った筆、です。
ちなみに材質は猫の毛の筆(玉毛)愛用です。