メムノンの巨像をあとに王家の谷へむかいます。

王家の谷、ナイル西岸、ルクソール(旧テーベ)にある王族の墓群をさします。

最初につくられたのはトトメス1世の墓。

ピラミッドが盗掘にあるので隠してしまおうという発想だったのでは

と言われています。

入口からカートで王墓群へ向かいます。

ピラミッドにみえる岩山のてっぺん。

これがあるからピラミッドに葬られているのと同じという発想があったのでは

といわれていますが、実際はどうなのかと真偽は不明です。

基本的に古代エジプトでは東は人が生活する場所、

西は死者の町という大雑把な区分があります。

観光客案内所にある説明版。

日本語。日本の援助でたてられたそうです。

ツタンカーメンをはじめ王家の谷だけ有名な感じがしますが、

そのほかにも王妃の谷、貴族の墓群、労働者の墓群等があります。

正直にいえばルクソール4泊でもまわりきれません。

今回はメインディッシュつまみ食いのみ。

案内所にある立体模型。

エジプトイコール砂漠のイメージが強いですが

実際は岩石砂漠や土漠が多く、

このあたりも岩石で構成された谷です。

主に石灰岩。

谷によりその石灰岩の性質がちがっており

王家の谷の石灰岩はそれなりの品質というか、

だそうで壁画等の作成も比較的安易だったというころもあるので

王墓がほられたのではないかというのが考古学的推察。

王家の谷最初の墓、トトメス1世は有名なハトシェプスト女王の父。

泥棒にみつからないように谷の奥深くにつくられましたが

その後どんどん谷の中央部へ墓がつくられ、

世間的にも王様が死んだら王家の谷、がデフォルト。

そうなると泥棒さんたちのために墓の入り口を隠すのではなく

どうどうとつくるようになり、まとめて警護隊が墓全体の泥棒を防ぐ方式に

変更になったということです。

でも結局、すべての墓が盗掘にあっています。

ちなみにツタンカーメン王墓も無傷ではなく

2度ほど盗掘未遂にあっています。

立体模型なので地下の様子もわかります。

よくつくったな、が正直な感想。

この案内所も混雑時は原宿竹下通りになるようです。

がまだ8時前。がーらがら。

こちら王墓群で紹介された写真家さん。

このあたりの遺跡を写真撮影してカードにして販売もしています。

10ドルなので購入、

質の高い写真をゲットできました。

土産物屋でうっているものとはレベルが違いました。

ガイドのわっちゃんから紹介していただきました。

本当に顔が広いわ、ありがたかったです。