コムオンボ

ナイル川沿いにある二重構造の神殿です。

プトレマイオス朝に建立。

漢字の国の遅刻カップルのおかげで到着が遅延。

まあ混んでいたこと、混んできたこと。

波止場のクルーズ船、桟橋に直接止めた船の

その外側、またその外側と停泊させていきます。

私たちの船は5つの船をまたいで上陸。

 

薄暮の中で見学開始。

二重構造というのは、ふつうエジプトの神殿は

1つの神様に対してつくられているのが普通。

こちらはワニの神様、セベクとホルスと

2つの神様にささげられているエジプトでは他に

例をみない構造となっています。

 

保存状態はよい神殿です。

だんだんと暮れていく中ライトアップがはじまり、

ライトなし、ライトあり、2つの光景を楽しめました。

ある意味ラッキー。

船着き場から徒歩5分強といったところ。

ガイドのわっちゃんが例の通りショートカット。

毎度ですが大変助かります。

こちらが売り物の一つ、

人類史上初のカレンダーです。

読み方を教えていただきました、が、

もう忘れています(笑)

石碑にするくらい、エジプトではカレンダーが

重要視されていたとのこと。

種まき、ナイルの増水、行事予定

その他で必須だったようです。

 

もう一つのうりが医療関係のもの。

こちらは出産シーンだそうです。

座産だったようですね。

こちらのほうがもっとわかりやすいです。

お産のシーンがしっかり。

右にあるのは医療器具。

現代の医療器具とほぼ形が一緒です。

ミイラつくりのため、

あるいは外科手術、なんと脳手術まで

古代エジプトでは結構行われていたので

結果として医療器具が必要性から発展したのでしょう。

混んでいるので譲り合いながら写真をとります。

隣の英語圏の方のグループが医療関係者かも、

という会話を繰り返しており耳がダンボ。

これは今でいえば〇〇だよね、そうだよね、

みたいな会話が興味深かったです。

だんだんと日が沈んでいき夕焼けから薄暮へ。

早く到着したクルーズ船の方が次々帰船していき

徐々にですがすいてきた遺跡内。

最後には完全にひがくれてきれいなライトアップ。

クルーズ船に戻ればいいだけなので楽です。

ここから車でどこかへ、は正直きついなと思います。

写真上下、ナイルメーター。

ナイル川の増水がどれくらいなのかをみる井戸?

みたいなものです。

螺旋階段でおりられるようになっており、

増水がどれくらいか、で税金がきまったとか。

あまり増水しない年は不作→税金安い、だった

とガイドのわっちゃんの解説。

最後に写真をとりコムオンボ神殿をあとにしました。

こうしてあらためてみるときれいですね。