数カ月前、新聞広告を見たと同時に妃が前売りチケットを予約。
9日の金沢ではなく7日の珠洲にした主な理由は2つ。
一つは我が家の故郷でもある奥能登の風景に包まれた中で
伊勢正三さん(以下、正やん)の歌を聴いてみたかったから。
もう一つは、9日の夜だと富山に帰らなくてはならない姫が
参加しにくいのでは?とも思ったのですが、
数年前のひめ風コンサートの時は「私も観たかった~」と
言っていた姫も、今は会社員として仕事に追われる身となって
せっかくチケットを入手したのに行けそうにないかもと
言っていたくせに~ちゃんと来ましたわ…妃の読みどおり?
てゆ~か、むしろオレの方がここ数週間の業爆続きで
当日の朝まで必死に仕事をこなしまして~昼までの数時間は
仮眠をとったのですが、それでもフラフラなのを見かねた妃が
里山海道の西山Pまで、そこからは姫が運転してくれました。
午後1時過ぎに元祖アジト到着。
数週間前から帰省している爺婆が出迎えてくれました。
今年は栗の収穫もイマイチらしくて、もうしばらく
様子を見てから金沢に帰るタイミングを決めるってさ…
到着時、家の裏手にステップワゴンをとめて、金沢から
積んできた普段オレが買い物に使ってるチャリに乗って
玄関側に周ったら、そこに爺が立っていて~
「あ、おかえり~自転車で来たんか?」
って言われました。どこまでギャグかは分かりません。
ツールドのとのママチャリさんじゃあるまいし…
度重なる奥能登の地震にもめげずに自作のカヤックラックも
カヤックも無事でした。できれば乗りたかったけどね…
現在、納屋もといアジト3号に置いてある自転車が2台で、
これに金沢から持参したチャリとの3台を使って
只今開催中の珠洲芸術祭を周ろうかと画策しての事でしたけど~
結局は翌日にそこまでの元気が残ってなくて~やんぴしました。
元祖アジトでしばしの休憩後にラポルトすずに到着。
以前の海援隊もイルカも見逃したオレは初めて来ましたけど、
海に面した風景に合う予想以上に素晴らしい施設で、
食事コーナーには能登牛の能登丼もあります。
建物裏の駐車場が芸術祭用と被っていると聞いたので
様子が分からず開場前の1時間ほど早めに来たのですが、
建物の横にも真新しいアスファルトの、おそらく最近拡張された
駐車場に余裕で駐車できました。直後すぐに満車でしたけど。
姫は珠洲市内に興味津々みたいで近くのスーパーや
ドラッグストアや海辺をウロウロしてました。
続々と集まる人々…意外と若い人達もいましたが、
それは圧倒的に女性でしたね。
あと自分と同年代のオジサン達を見ていると、
どことなく年甲斐もなくチャラっとしたファッションの人とか、
コイツは間違いなくギターをやってるなと分かります。(笑)
会場内のポスター前で自撮り。
いよいよ正やんに会えるってんで~嬉しすぎて目が変です。
妃が持っている袋の中には会場で買ったグッズが入ってます。
Tシャツは残念ながらオレに合うサイズは無かったものの、
妃が自分のパジャマにするわって?買ってくれました。
開演前の様子。すぐに満席になりましたけど、
ここからの撮影は禁止ですのであしからず。
でも、いざコンサートが始まると背景の壁に描かれる
プロジェクションマッピングや照明は実にムードが溢れる
素晴らしいステージ設備で、YOUTUBEで見られる
正やんのどの映像をも凌ぐものでした。
そしてコンサートの内容こそは言葉にならないほどに
感動しながら数々の名曲を堪能させてもらいましたし、
歌も演奏も時間を忘れるくらいに素晴らしかったです。
アップテンポな曲ではプレスリーばりに腰だめでギターを
振って演奏する正やんのサービス精神も健在でしたし、
腕はともかくギター好きのオレには勉強になりましたし、
幾つかの楽器が分かる姫も同様だったと思います。
そして何曲もやってくれたアンコールの中の「なごり雪」は
それこそ歌も演奏も感情たっぷりの熱演ぶりに
オレは今年の夏に亡くなった友人を思い出して泣きました。
コンサートが始まる前、ロビーで妃や姫に
きっと正やんは「この町は自分が生まれた町とよく似ている」
って言うと思うよと伝えていたんですが、その通りでした。
金沢ではなく珠洲を選んだ一番の理由はそれだったかもです。
次の日の朝、夜明け前に起きたオレは一人クルマで
アオリイカ釣りのポイントまで偵察に行きまして。
この波では今日はカヤックでは無理だと判断しつつ、
釣り竿を抱えて駐車スペースに戻ってきた県外ナンバーの
男性に声をかけてみたところ、彼はスマホの地図アプリで
イロイロと話を聞かせてくれまして、
なるほど、こうやってポイントを探すのかと自分でも
クルマの中でグーグルマップを開いてみまして、
以前、カヤックで沖から見えた地元の子供たちが
ポンポンとアオリイカを釣っていた堤防はどこだろうと
その場所を航空写真から見つけまして~ナビさせてみたら、
これがまたクルマがようやく通れるようなきつい坂と狭い道で~
でもオレのあとからやってきた県外ナンバーの若者達が
クルマから降りるなり「ほらココがオレの秘密の場所なんだぜっ」
ってな感じで話していて、しばらく彼らのあとについていくように
観察してたら、竿を振るなりアオリイカを釣り始めて~
それぞれにやったやったと楽し気に叫んでるんですわ…
ただ、そこは基本的に駐車禁止や密猟禁止の看板があって、
あとから来た軽トラに乗ったオジサンが何やら言いた気で、
彼らはライフジャケットも着てなかったから尚更だけど…
となると、やはりカヤックの優位性はあるかもと思いつつも
この狭さと近さならクルマやバイクでなくても自転車で
なにげに地元民のフリってのもありかな?
ってんで~いったんクルマを元祖アジトに置いてから
嫌がる妃を無理やり誘って~もっぺんチャリで件の海岸へ…
二人してテトラポッドが上手く登れず往生しましたが、
風も波もかなり強くなっていて~
もうすでに先程まで釣っていた人達は居ませんでした。
妃がテニスシューズだったので無理はしませんでしたけど、
海岸沿いの遊歩道が使えるようなら、元祖アジトからでも
歩いて行けそうな距離ですし、カヤックならすぐそこです。
次回は是非、あの場所付近でアオリイカに挑戦したいかもです。
帰りの激坂を赤いがらも号(何号だっけ?)で登る妃。
オレはとっくにママチャリから降りて押してますが何か?
妃は初めてオレの赤いがらも号に乗ったそうですが、
意外と乗りやすいよ~と言った直後、激坂に降参でした。
この時の二人の筋肉痛のせいで芸術祭はやんぴに決定。
そのかわり、軽い朝食後に珠洲市の二三味珈琲に向かいまして、
でもまた早くに着きすぎまして~道の駅すずなりで時間調整。
朝なのに連休と芸術祭がらみでクルマを置くのも大変でした。
開店の10時になるのと同時に二三味珈琲に到着。
レジ前でお持ち帰りのコーヒー豆を注文してから
席についた頃はそうでもなかったのに、コーヒーが
できた頃には満席の満車でレジ前も凄かったです。
珠洲市で美味しいコーヒーとケーキを頂いてから
すかさず能登町のケーキ屋さんにも直行?
ここも今では人気のスポットで争奪戦の状態です。
あえて書きませんが、ウチでもお気に入りのケーキは
まだ午前中なのに残り数個でしたので買い占めました。
このあと、いつぞやオレがバイクを飛ばして買いに行った
農協に向かったら~豆餅がまだあったので買い占めました。
それから元祖アジトに戻って荷物とママチャリを積み込みまして
そそくさと金沢に帰るつもりで出発したものの、
なんか道順がデタラメですけど~姫がリニューアルされた
グリルSに行ってみたいと昼食に再び珠洲市に向かったら~
建物は新しくなってたけど何故かやってなくて~
それならF食堂に行こうと珠洲道路経由で宇出津に出たけど、
食堂前にバイクが20台近くでオッサンライダー(たぶん)で満席。
しかたなく近くのスーパーで時間をつぶしたんですが、
おかげでキャンプ用品を幾つかゲットしまして~
一時間ほどでF食堂も空いたみたいで、ようやく昼食に。
姫とおかずを分け合いましたが、妃には拒否されました。
エビフライ食べたかったんだね…
正やんで興奮してチャリで筋肉痛のオレは
このあたりで精神的にも体力的にもグロッキーで、
ここからの帰りは全て姫が運転してくれました。
金沢に向かいながら
「今のはなんてバイク?」
「う~ん、わかりませんっ!!」
てな感じで~観光客であふれた奥能登でしたけど、
いやっぱ能登は最高やわっ!!
それと正やんの金沢公演も行きたくなったけど完売でした…
でもマタ行きたいよね~マタっ♪
(^^)/