玉造小劇店「お祝い」大阪公演四日目でした。
お忙しい中足を運んでくださったみなさま、本当にありがとうございました。
この二時間余りの時間が、みなさまのひと時の清涼になれていれば幸いです。
“人(にん)”という言葉を頻繁に聞くようになったのは、実は最近のことです。
30代の後半辺りかな。
周りで使っている人が少なかったというよりは、その言葉を使う現場に呼んでいただくようになった、が正しいかもしれない。
人柄とかパーソナリティに近い言葉だと思いますが、イコールではないかな。
「人やなぁ」と、エピソードやキャラクターに対して表現されるのを日常的に耳にするようになって初めて、“人”というものを意識するようになりました。
配役に関して言えば、この“人か人じゃないか”が大いに影響するらしく、そう言われて今作品を見てみれば、この人は絶対これ、この人はこれもできるけどこっちをできるのはこの人しかいない、この人と組み合わせるならこの人、と、簡単に換えのきかないところに配置されていて、なるほど、と思うのです。
その役と本人が似ているかというとそうでもない辺りが“人”のおもしろいところ。
今回のコング桑田さんの前説やカーテンコールも“人”ですよね。
上手い下手のものさしでは計れない、思わずにこにこしちゃう、なんだか愛おしくなっちゃうあの感じ。
“人”、やなぁ。
“私”が、“あなた”が、やるからこその2023年の「お祝い」です。
“人”が集まってできています。
あなたという“人”にこの作品はどう映るのでしょうか?
お聞かせいただけたらうれしいです。
本日SNSに載せ損なった一枚を添えて。
大阪▶︎ https://www.quartet-online.net/ticket/oiwai_osaka
玉造小劇店創立20周年記念公演
「お祝い」
脚本・演出 わかぎゑふ
【東京公演】
終演致しました!ありがとうございました!
【大阪公演】
インディペンデントシアター2nd
〒556-0005 大阪府大阪市浪速区日本橋4丁目9-5
TEL=06-6635-1777
▽日程▽
2023年11月28日(火)~12月3日(日)
【残席状況】
28(火) 終演多謝!!
29(水) 終演多謝!!
30(木) 終演多謝!!
1(金) 終演多謝!!
2(土) 14時 ギャラリーも少/ 18時 僅か
3(日) 13時 ギャラリー席
椅子席
僅か10枚程
ギャラリー席
10席程
▼料 金(全席指定・税込)
一般前売・当日共 4,500円
U‐25チケット 2,500円
※25歳以下の方がご利用いただけます
※U-25は玉小HP予約・当日券のみ取り扱い
※身分証をご提示いただく場合がございます
※未就学児童のご入場不可
▽キャスト▽
コング桑田
野田晋市
うえだひろし
長橋遼也
松井千尋
澤田紗菜
わかぎゑふ
(以上、リリパットアーミーⅡ)
植木歩生子(ゲキゲキ)
江戸川じゅん兵
小池裕之(空晴)
是常祐美(シバイシマイ)
中村なる美(slatstick)
ボブ・マーサム(THE ROB CALTON)
(50音順)
▽おはなし▽
昭和12年大阪北浜にある布団問屋の分家、岡崎商店。
店主は岡崎陽介(20 才)という若者である。性格 は生一本で真面目、経営者としては店主に成り立てという初々しさがある。 ある日、陽介の妹である晴香が学校で初潮を迎えたとの噂を、女中のお絹が聞きつけて来る。 お絹以外、男ばかりの店員たちは晴香の帰りをどう迎えるかで、てんてこ舞い。お絹の指示に従い、お赤飯 や紅白饅頭の準備に走り回っている。
そこへ陽介の従兄、本家の島村優平が、晴香が交通事故に遭って亡く なったと知らせに飛び込んでくる。
初潮になったことを男の子たちにからかわれ、不注意で道に飛び出したせいだった。それを知った陽介は、 生理への偏見を無くすため、布団屋をたたみ、生理用品の開発・販売、そして性教育の普及活動を手がける 会社を興す。知人という知人、全ての女性に生理のことを尋ねまわり、女装して女子便所に忍び込んで生理 用品を収集する陽介たちは「変人倶楽部」と言われながらも研究・開発を進めていくのだった。
▽スタッフ▽
脚本・演出=わかぎゑふ
舞台監督=武吉浩二(campana)
舞台美術=池田ともゆき
音響=宮﨑孝幸(エッグシェルスタジオ)
照明=千原悦子
大道具=アーティスティックポイント
衣裳=和工房ちどり・リリパットアーミーⅡ
小道具=うえだ商会
宣伝美術=中井重文
制作=中嶋沙弥奈(童司カンパニー)
主催・企画・制作=玉造小劇店
▽お問合せ▽
玉造小劇店06-6944-3380